[チャペル]2020年4月7日 2020年度のはじめに/イースターを前に(宗教主事 村瀬)

2020年4月7日(火)総合政策学部生のみなさんへ

新入生の皆さん、入学おめでとうございます。在学生の皆さん、進級おめでとうございます。

総合政策学部、宗教主事の村瀬義史です。
1年生のみなさんとは、キリスト教学やチャペルなどでご一緒します。よろしくお願いします。
(チャペルと私が担当する科目に関しては、別途、連絡します)

今日から2020年度の授業がはじまる予定でしたが、本学は、新型コロナウィルスの感染拡大に対する対応としてやむを得ず、2週間は講義科目を休講することにしました。

それでも、授業が休講であろうと、キャンパスに今は来れないとしても、課外活動が自粛でも、みなさんの2020年度の関学生ライフは始まっています。
そこで、宗教主事としてぜひ皆さんにメッセージを送らせていただきたいと思ってこれを記しています。

次の日曜日(4月12日)、西方キリスト教の暦ではイースター(キリスト復活祭)がやってきます。イースターは今でこそ日本でポピュラーになりましたが、十字架刑で死んだイエスがその死から三日目によみがえった、ということを祝う、キリスト教にとっての最古かつ最重要の祭日です。いのちを、そして生かされていることを大切に考え、祝う時です。いまこそ、イースターの本当の意味を思い出したいと思います。

DSC00336(チャペルにて。4/7撮影)

しばらく忍耐しなければなりませんが、やがて時が来て、キャンパスでわいわい楽しくみんなで勉学できる時が来ます。その日を楽しみに。今は身体的に離れていなければなりませんが、人と人を分断する力に抗い、総政の仲間としてオンラインなどの方法で行われる授業を中心に最大限しっかりとつながりあって充実した日々にしていきましょう。

聖書には、こんな言葉があります。「そればかりでなく、苦難をも誇りとします。わたしたちは知っているのです、苦難は忍耐を、 忍耐は練達を、練達は希望を生むということを。 希望はわたしたちを欺くことがありません。」(ローマの信徒への手紙5章3~5節)

ここでは、「希望」というものが、どこかにあるもの、というよりは、忍耐そして練達を通して「生まれてくる」ものだと表現されています。
忍耐は、練達そして希望へと必ずつながっているのだ、と。

わたしたちは、今の事態の中で、新型コロナウィルスの影響によっていろんなことができなくなっている単なる被害者としてのみ、生きていくのではありません。
「すべきこと」とともに、「今できること」を大事に考えたいと思います。そして願わくは、こんな時だけど(こんな時だから)新たにできるようになった、あらためて気づけた、前より好転させられた、と言えるようなことが1つでも2つでも増える過ごし方ができたらなあと思います。学生のみなさんの中には、オンラインの連携の中で、そのような動きがすでに出てきているかもしれません。

今、警鐘が鳴らされているように、新型コロナウィルスの感染防止には十分な注意が必要で、身体的には、いろんな制約が今は必要です。けれども、心においてはいつも自由の翼を広げ、Mastery for Serviceの心を失わず、目の前の現実を俯瞰しながら、関学人として悔いのない日々を過ごしてゆきたいものです。しばらくすると始まる授業の形式は、誰にとっても未経験のことになるかもしれませんし、手探りになるでしょう。でも、その中で、従来の授業にまさる何か大きな収穫が得られるような、忘れられない時間に一緒にしてゆければと願っています。

DSC05186

わたしたち一人ひとりと家族が健康でいられるように心から祈ります。
今、体調がよくない人がいやされるように。
新入生の仲間が、新しい生活環境で、心身健やかに日々を過ごせるように。
4年生のみんなの中には、就活などで自分が試される機会が続いて疲れている人が多いかもしれません。
みなさんが元気を取り戻せるように祈ります。

世界のいろいろな状況の人のことにも思いを馳せます。
特にいま、貧困や病など様々な理由で苦しんでいる人たち、
故郷を離れて暮らす人、ホームレスの人、身寄りがない人、難民の人々、
新型コロナウィルスに罹患している人とその家族、
出来事の最先端で、治療と感染拡大の阻止のために身を捧げてくださっている人々、
これらの人たちが支えられるように祈ります。
国や自治体や様々な組織で権限を持つ人たちが、今こそ責任あるリーダーシップを発揮できるように。

様々な行動制限によってストレスが増大しがちになっている家庭と子どもたち、
外出制限の中、自分の家が必ずしも安全な居場所ではない人たちが、守られるように。

わたしたちが引き続き力を合わせてこの状況の打開に向かってゆけるように。
そして、神が、わたしたちと関西学院の今学期のすべての活動を、今もこれからも祝福し支えてくださるように。

近い将来、元気にこのキャンパスで会える時を楽しみにしています。どうぞお元気で!

最後におまけを。
村瀬が昨日撮影した画像をつかったミニ・バーチャルキャンパスツアーを見る人はここをクリック!(youtubeに移動します)

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2020/4/7 23:17

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