[チャペル]2020年4月15日 チャペルオリエンテーション(村瀬義史 宗教主事)

4.15

関西学院は1889年(明治22年)に、アメリカ人のウォールター・ラッセル・ランバス宣教師によって立てられた、キリスト教精神を土台とする学校です。「キリスト教主義に基づく全人教育」を「建学の精神」とする本学では、単に高度な知識を身につけるだけではなく、「何のために学ぶのか」という生き方の根幹を問いながら「人」として育つ中で、各自の学問を深めることを大切にしています。このことを意識した、学院のはじめから続けられてきたプログラムがチャペルアワーです。

関西学院大学では、第一限と第二限の間にチャペルアワーをしています。短い時間ですが、オルガンの前奏があって、讃美歌を歌って、聖書読んで、お祈りして、講話を聴く、という流れで進められます。このプログラムはキリスト教の礼拝のスタイルを参考にしてはいますが、信仰を前提とする宗教行事ではなく、建学の精神を学ぶ教育行事であり、どんな立場の人にも開かれたものです。決して、特定の信仰や考え方を押し付けようとするものではありません。

チャペルでは、教員や学生そしてゲスト講師による講話、また、音楽や聖書や祈りの言葉などを聞くことを通して、様々な生き方や世界観や人間観にふれます。講話では、キリスト教や宗教に関わる内容もありますし、直接は関わらないものもありますが、必ず何らかの形で、建学の精神や学部の理念、そして、関学生のみなさんの生活と関係のある事柄が、テーマになります。
この時間は、授業とはまた異なる環境の中で、仲間と出会い、いろいろな人の言葉を聞きながら、自分のあり方をふりかえり、総政の学生としての気持ちを、リフレッシュする時間です。

また、世界に目を開き、他者の存在に気づき、物事を深く思索する力を養う時でもあります。2000年の歴史とグローバルな広がりを持つキリスト教の価値観に接することは、みなさんが、グローバルな人間になっていくうえでたいへん有意義な経験となります。そして、授業に出席するだけでは経験できないような形で、先生や学生仲間と出会うことができる新たな出会いの場でもあります。学部ホームページ内のチャペルブログを見ていただくと、これまでのチャペルの様子の一部を見ることができますので、ぜひご覧ください。

今学期に関しては、新型コロナウィルスへの対応として、やむをえず、週に1回、5分ほどの短い講話と聖書朗読の部分だけを映像と文章でお届けする形をとります。チャペルは授業ではなく、これで単位が出るというわけではありませんが、関学伝統の、関学生として成長していくために欠かすことのできない時間の一つです。あわただしい日々だからこそ、ぜひ、時々立ち止まって、チャペル・メッセージに耳を傾けていただきたいと思います。

今学期の皆さんの学びが充実したものになりますように。関学総合政策学部につらなる学生・教職員わたしたちみんなが、また、その家族が今もこれからも、心身ともに健康でいることができますように、心から祈ります。また、学生のみなさんが、総政スピリットを今こそ燃え立たせ、自分と周りの人を守るための行動を続けながら、今の、この窮屈さの中でもなお、広い視野をもってクリエイティブな過ごし方ができますように、心から祈っています。

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  • 投稿日時:2020/5/15 23:52

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