【チャペル】2020年7月13日「”小さな” 存在に目を向ける」村瀬義史 宗教主事

7.13 村瀬_R

「五羽の雀が二アサリオンで売られているではないか。だが、その一羽さえ、神がお忘れになるようなことはない。それどころか、あなたがたの髪の毛までも一本残らず数えられている。恐れるな。あなたがたは、たくさんの雀よりもはるかにまさっている。」(ルカによる福音書12章6節と7節)

この言葉には、5羽で2アサリオンで売っているスズメが出てきます。アサリオンというのは通貨の単位ですが、食用のスズメは当時結構安い食べ物の代表格だったみたいで、ようするにスズメは、まとめ売りされる安さだ、ということです。今で言うと、シシャモ5本入り198円という感じですね。安くてうまい!いいですね。焼きたて子持ちシシャモとホカホカごはんがあれば、もう、ご馳走です。その後に続く言葉も印象的です。あなたがたの髪の毛一本も神様は数えておられるよ。だから恐れるな。

今日の聖書には次のようなメッセージが込められていると思います。つまり、
1.どんなに小さく、取るに足らないと思える存在や事柄は、僕らの目には小さく見えているだけで、一つ一つを神さまがしっかりと心に留めて、温かい目で見ておられる、ということ。
2.私たちは一生懸命生きていれば、必ず時々、自分がちっぽけな存在だと感じたり、自分の愚かさや弱さに嫌気がさしたり、打ちのめされそうになったりするものです。でも、そういう自分も、神はとっても温かく見ていて、次、あなたがどう動けるかを見守っている、ということです。
3.神のまなざしは、私たちが持つ地位や肩書などの所有物よりも、私たちがどんな人間なのか、という点に注がれており、神と自分だけは欺くことができない、ということです。

どこかに自分のことをありのままに見ていてくれて、歓迎してくれている存在がいる。ちゃんと見てるから、ジタバタするな。オドオドするな。安心して本当に大事なことが何であるかを見失わずに、おおらかに、自由に行こうや、という聖書の言葉です。みなさんの心の最も深い所に、神と周りの人の愛による「安らかさ」がありますように。夏休みの間も、みなさんが、関学生としてのアイデンティティを失わず、どこに行っても、何をするにしても、人として誇り高い生き方ができるように願っています。

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  • 投稿日時:2020/7/18 11:05

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