こんにちは(*^_^*)
研究演習Ⅱの塚本真己です。
今回はいつもと少し違い、“夏合宿”について語りたいと思います!!
大学の、しかもゼミの合宿ってなかなかイメージがしにくいですよね。特に“哲学である”鎌田ゼミの合宿って??と疑問を持たれる方もたくさんいると思います。
そんな疑問にお答えするために楽しく書かせていただきます★
今回の合宿開催地は、玉泉寺ユースホステルです。

8月6日~8日の夏真っ盛り。
壮大な山と、さわさわと流れる小川と、一面が緑のじゅうたんとなっている田んぼに囲まれた自然豊かな場所で、2泊3日の哲学への旅が始まります。
ゼミ生全員で急な坂道をトコトコと進んで行きました。

到着して、ちょっと休憩。

ゼミ生全員がいそいそと準備を行います。
会議の資料に、文献、メモ帳etc…
鎌田先生も監督席に座り、知的世界へといざ出陣です(^O^)/

知的世界といっても、意外と私達のすぐそばに隠れているのですよ。今年の新企画から、それをお伝えしたいと思います。
まず、鎌田ゼミOGによるジュエリー作りの講義です。
現在、山梨県でジュエリー製作を学ばれている先輩に、「もの作り」の現場とはどのようなものなのかを実演を交えて講義していただきました。

お客様の話を聞き、それにあったデザインを構想し、製作する。
一連の作業を全てできることが、OGの方の目指すジュエラー(ジュエリーの製作者)であるという話は、私達の学び場である総合政策学部にも通じるものがありますよね。
自分が思い描いているものだけでなく、様々な人の意見を聞き、それをまとめあげる。多くの人がいるからこそ、一方的になってはいけない。
「ものを作る」とは、私達が頑張ることで得られる“人とのつながり”を教えてくれるものだと思います。それは、形ある物だけでなく、企画であったり、資料であったり…と、私達の生活の中に溢れているのです。
ゼミの文献で扱っているハンナ・アレント著「人間の条件」 にも、こっそりとそんな内容が書かれていますので、一度見つけてみてください。より発表内容がわかりやすくなると思います。
次に、他己分析・自己分析ワークショップです。
他人からどのように見られているのか…、なかなか私達は意識できていませんよね。「そんなふうに私のこと見ていたの?!」なんて話は、長い付き合いの友人とでもよくあることです。
今回は、ゼミ生同士で真剣に相手を観察し、発見したことを発表しました。
内容としては、お互いの第一印象、性格、不得意そうなこと、など。1チーム3~4人の少数での、グループワークです。

普段はあえて伝えない事を、相手のために“愛をもって”(笑)赤裸々に表現しました。
自分が思っていたとおりだ!ということもあれば、そんな解釈もできるのか!といったこともありました。
ですが、私が一番に感じたのは、ゼミ生全員が“お互いによく見ている”ということでした。口癖や仕草は、長期間見ていないとわからないことが多々あります。それこそ、隠そうと意識すれば、隠すことは可能です。でも、大抵のことはずばり!そのとおりでした。
常に自分を見てくれている仲間がいるというのは大切ですね。そんな、暖かい気持ちになるワークショップでした。
この他にも、プログラムはたくさんありました。花火大会や卒業論文のセミナーや秋学期に読む文献の紹介、リサーチフェアの会議(秋学期になればおいおい紹介すると思います)などです。
ここまで読んで、いかがでしたか?
私達の日常生活は、様々な発見が隠された状態なのです。それを、大学とは違う場で、一つ一つほぐしていくのが私達の企画する夏合宿なのです。
他にもお伝えしたいことはたくさんありますが、ひとまず手を止めます。興味がある方は、ぜひ鎌田ゼミへコンタクトを!! 鎌田ゼミ合宿の秘密をさらにお教えします(笑)
今回の夏合宿は1カ月前から、少しずつ準備を行ってきました。たくさんのハプニングがありましたが、合宿当日のゼミ生の元気な様子と先生のお茶目さに救われて、なんとか最後までやりきることができました。
特に、花火を持って走り回る研究演習生達には、びっくりしました。夏合宿はゼミ生のいろんな表情を教えてくれるのですね。

きっと“ゼミの合宿”とはそういった大変さと楽しさを同時に味わうことが、醍醐味なのだと思います。
以上、研究演習Ⅱ、塚本がおおくりしました。
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こんにちは、研究演習Ⅰの山城です☆
今回は7月13日のリサーチフェア・プレ発表会と7月15日の超ミクロゼミとリサフェの話し合いの報告です。
まず7月13日のゼミでは6月15日に行ったリサーチフェアテーマ発表会をふまえて、それぞれが前回よりもさらに発展させた形で10分間ずつ(合同班のみ20分間)発表しました。
各自の問題意識と春学期にゼミで学習した内容を活かして、前回よりもわかりやすくさらに興味深い内容が出揃いました。そのせいか、たびたび議論が白熱し、おおいに盛り上がりました。さまざまな内容が出てきましたが、やはりその問題意識の根本には共通するものがあることが感じられました。
さらにこの日の発表をふまえて、7月15日のゼミで、実際にどのテーマを取り上げるかを話し合いました。13日に出揃ったテーマがそれぞれ興味深いものだったので、どのテーマを取り扱うか、どのような形で発表を行うかなどを話し合いを進めていく上で白熱したものになりました。
最終的に2つのテーマを取り扱うことになりましたが、その内容はまだまだ検討中☆これからリサーチフェアの発表まで各グループがそれぞれのテーマを十分に深めるために、長い時間をかけて話し合いしていくことでしょう。そこでさらにゼミ内の仲が深まるのが楽しみです^^
さらに15日には鎌田先生による超ミクロゼミも行われました。
*超ミクロゼミとは、一冊の本の一章分あるいは、一文に秘められている意味を
細かく読み解くという形で進めていくゼミです。
ちなみにミクロゼミは、一冊の本の何章か分をじっくりと精微に読み解いていくゼミで、
そして、マクロゼミは一冊の本の構造理解を進めていくゼミです。
今回の超ミクロではアレント『人間の条件』の「第5章 活動」を取り扱い、鎌田先生がこの章を読んでいく際にどのような点に気をかけつつ読んでいくかという解説付きで進められました。普段はさらっと飛ばしてしまいそうになる個所も、先生による解説を通して考えていくことで普段は考えることが難しい部分まで深めていくことができました。
哲学者が、普段どのように本を読みながら考えを馳せているのかを知ることができ、とても新鮮でした。
本の内容だけにとどまらず、そこから現在起きている事柄まで考えを伸ばしていきながらその事象の根本まで考えていくことができるのは鎌田ゼミの特徴といえるのではないでしょうか。
さて、今回で春学期のゼミブログは終了です。
次のブログは、鎌田ゼミ恒例、夏合宿の報告になる予定です!
それでは、みなさまよい夏休みをお過ごしください♪
以上、研究演習Ⅰの山城がお送りしました^^
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こんにちは、研究演習Ⅰの塙です(^^)
今日は番外編と称して、前回のAVATARワークショップ後に開催された、
懇親会でのひとときを紹介します。
*本番の記事はこちら↓
http://kg-sps.jp/blogs/kamata/2010/07/09/231/
今回はたまたま同じ席に居合わせたメンバーでやっていた
記憶スケッチの様子です。
何体も描かれたうちの、厳選されたものを載せていこうと思います。
なお挑戦者は、山本画伯、高橋画伯、岩崎画伯、塙画伯です。
では、いきましょう。一枚目は、、、鎌田先生もお気に入り(!?)の一枚☆

岩崎画伯 作。
不思議なポッケでみんなの夢をかなえてくれるで有名な彼ですが・・・
彼が机から出てきた時点で机ごと廃棄決定です。
さあ、◎☆えもんが出てきたということは、、お次はメガネの彼ですよね。
いじめられっこですが、実は射撃が得意な彼は、いざというときにがんばってくれる印象が強いです。

作:高橋画伯
いや~うまいですね~!
でもなぜでしょう。なんだか中学校英語の教科書に出てくる
ワンシーンのような・・・そんな趣のある一枚ですね。
なお、ここに黒いリボンをつけたら遺影になるなということが
全会一致しましたw
お次は、こどものときにしか見ることができないあの妖精?妖怪?神様?です。

作:山本画伯
なんかずるそう!
似ているんだけど、なんか惜しい一枚。
うっすらと描き直した後がありますが、この表情はどうにもならなかった様子です。
お次は、ポケモンの中で絶大なる人気を持ち、電気攻撃を得意とするあのねずみ・・・

作:岩崎画伯
岩崎画伯曰く、これは彼が幼少期におじいちゃんに書いてもらった
電気ねずみだそうですw
続いては同じく電気ねずみですが、

作:高橋画伯
なんだか、ト◎ロにも見えますね。
あ、実はトト◎でした。
本当に間違えてしまいました(^^;)
最後は、私のお気に入りの一枚です。

作:山本画伯
「あん◎んまんの夏休み」
私が勝手に命名いたしました。
洋服が思い出せず、ランニングになってしまったそうです。
見えにくいと思いますが、実はランニングに”あん”と書かれています。
アンパン◎ンに見せようと必死ですね(^^)
以上、番外編鎌田ゼミでした。楽しんでいただけたら幸いです(^^)
たまにはこういうのも良いかもしれないですね。
春学期のゼミは、7月15日(木)でいったん終わりますが、
夏休み中にも夏合宿等についてゼミ生がブログをUPする
予定ですので、お楽しみに(^^)v
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こんにちは!研究演習Ⅰの北山恵理です*
今回は7月6日(火)に行われたマクロゼミについて報告したいと思います^^
扱った文献は、ジャン・ボードリヤール著の『シミュラークルとシミュレーション』です。シミュラークル?シミュレーション?なんだか不思議なタイトルですね( ..)φ
ボードリヤールは1929年にフランスで生まれ、社会学者や写真家、写真評論家としても活躍しました。当初はマルクス主義的立場に立っていた彼は、徐々にマルクス主義を生産中心的であると批判するようになります。『シミュラークルとシミュレーション』(原書:1981年)においても、そんな彼の思想がちらほら顔をのぞかせています。
さて、『シミュラークルとシミュレーション』って一体どのような本なのでしょうか?
その話に入る前に★みなさんは映画『マトリックス』(1999)をご覧になったことはありますか?
主人公のトーマス・アンダーソン(もうひとつの名をネオ)は、ある日ピルを飲むことによって今まで信じていた世界が仮想現実であることを知ります。時は2197年、人間は人工知能との戦いに敗れ、チューブにつながれたまま機械のエネルギーとなっていたのです。マトリックスの世界では見るもの、聞くもの、すべての感覚が機械に支配され、あたかも現実にいるように錯覚させられます。ネオはそんな世界に立ち向かおうとする…と、簡単にいうとこのようなストーリーです*
なんですが!実はこの映画の監督は、『シミュラークルとシミュレーション』からストーリーのヒントを得たそうです。 (映画の中にも本の表紙がチラッと登場しますb)
ボードリヤールは、今やすべてのものがシミュレーション化され、モデルのない実在、つまりシミュラークルで構成されているといいます。たとえば、みなさんの大好きなディズニーランド。このような世界はどこかに実在するのでしょうか($・・)?いえいえ、空想に思い描いたものを現実化しているからこそ、「夢の国」と呼ばれ多くの人を魅了しているワケです*ボードリヤールによれば、ディズニーランドは完全なるシミュレーション化された仮想現実の世界…なのです。
マルクス主義への批判に戻ると…
マルクスは「生産活動こそが人間の基となるものである」と述べました。本来、生産されたものには使用価値や平等価値などの、ものの価値を照らし合わせる基準があったのです。ボードリヤールはこれを照合系と呼んでいます。しかし近代以降、経済システムの発達に伴って、実在するものの価値ではなく、効用(数値)によってものの価値が計られる傾向が強くなりました。仮想現実が現実に先行しちゃったわけですね…( ..)φ
少し難解な文献ですが、読んでいくうちにボードリヤールの不思議な世界にはまっていく…鎌田先生もお気に入りの一冊です★どうぞお試しあれ(・・)/
ではでは、今回はこれくらいで…研究演習Ⅰの北山がお送りしましたー*
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参考文献
・ジャン・ボードリヤール『シミュラークルとシミュレーション』竹原あき子訳、法政大学出版局、1984年。
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初めまして、研究演習Ⅰの徳山まどかです(^^)/
今日は7月1日(木)に行われた鎌田ゼミワークショップの報告です。今回は、2009年に公開され3D映像による劇場公開が話題を呼んだ作品、「AVATAR」を使ったワークショップをしました。
その名も・・・『パンドラへようこそ!~映画「AVATAR」より人と自然、人と人との共生を考える~』です☆
なかなかそそられる題名だと思いませんか^^?
今回のワークショップは、鎌田ゼミ以外から4名の学生が参加してくれました!
ワークショップの告知をしていた私としては嬉しい限りです☆
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました!
当日はまず映画を上映して内容を共有しました。
今回は3D映像で見ることはできませんでしたが、数年後には映画館ではなくても3D映像を当たり前に見ることができる!・・・なんて時代がくるかもしれませんね・u・
映画の大まかな内容は・・・
主人公であるジェイクは、パンドラ星にある希少な鉱石を発掘するというプロジェクトを進めるために、原住民ナヴィを偵察するという密命を受ける。アバターと呼ばれる肉体と同期しナヴィ族の女性であるネイティリと共に生活するにつれ、ジェイクは彼らの文化やパンドラ星の神秘的な自然に魅了されていく。次第に人間のパンドラ星での行動に疑問を抱き始めたジェイクは、ナヴィと人間の共生を模索するも、結果的に武力衝突へ発展してしまう・・・というストーリーです。
上映後、グループに分かれて「人間とナヴィが共生するにはどのような考えが必要だったのか」などの質問に対してグループワークをしました。
議論をするうちに、
「そもそも共生とはどのようなものなのか」
「人間とナヴィがお互いを理解したうえで、傷つけ合わないように離れることは共生といえるのか」
など、とても深いテーマにたどり着き、議論が白熱しました!!

グループワーク中!真剣に語り合っています^^v

1・2回生の学生も積極的に発表してくれました◎
「共生と公共性のphilosophy」は鎌田ゼミのメインテーマであり、今回議論した内容はゼミで普段取り扱っているものも含まれています。
鎌田ゼミでも人気の、テンニエス著『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト―純粋社会学の基本概念―』からもこのテーマについて考察することができます。すべての信頼に満ちた親密性の高い共同生活を形成するゲマインシャフトと、何らかの目的を追求・達成するためのゲゼルシャフトという概念を使えば、また新しい目線でこの映画をみることができます☆
またフレチェットの『環境の倫理』を参考にすると、映画で描かれていた人間の行動や現代の環境破壊の背景についてもよりはっきりと捉えることができますよ♪

テンニエスの視点からアバターをみると・・・?
今回のワークショップで議論したたくさんのテーマは、これからの大学での学びはもちろん、生涯を通して考えていくことができるテーマだと思います。
日頃から身近なものにも関心をもって問題意識を高めていくことは大切だなぁ、と改めて思いました(・v・)
そしてそして、ワークショップ終了後は三田市内の某レストランへ行き、ささやかな懇親会を開きました!
グループワークで語りきれなかったことや、ゼミ生だけでなく普段あまり話す機会がない学生とも交流を深めることができて、本当にたのしかったです☆
次のワークショップにも乞うご期待☆
以上、第3回ワークショップについて徳山がお伝えしました\(・v・)
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映画情報
・ ジェームズ・キャメロン監督 『AVATAR』 2009年
公式ホームページ(日本語) http://movies.foxjapan.com/avatar/
参考文献表
・ テンニエス『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト―純粋社会学の基本概念―』杉之原寿一訳、岩波書店、1957年。
・ K・S・シュレーダー=フレチェット『環境の倫理(上・下)』伊藤徹訳、晃洋書房、1974年。
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こんにちは。研究演習Ⅰの竹崎加奈です。
6月29日に行った「学術的表現企画」についてお送りします^^
今回の学術的表現企画では、4回生は卒業論文の内容を改善したものを発表しました。
6月17日に行った卒業論文セミナーの時よりも、最もアピールしたい部分が明確になり、構成に一貫性をもってきたように感じました!
4回生は、8月6日~8日にかけて行われる夏合宿での卒論セミナーに向けて着々と準備を進めているようです。
4年間の集大成ともいえる卒業論文、それぞれの想いや、学びの成果として形に表してくれるでしょう!
私たち3回生も「来年の今頃は同じことをするんだ!」という緊張感を持ちつつ、今後自分たちが研究したいテーマについて、考える良い機会になりました。
これは、3・4回生が合同でゼミを行っている鎌田ゼミの特権の一つでもありますね^^
そして、今回の学術的表現企画で3回生は、「春学期末論文」を意識したテーマでそれぞれ発表しました。
気になるそのタイトルは、「在日外国人の教育格差」、「グローバリズムとフェアトレード」、「消費社会の変換」、「科学哲学史」、「life after people~人類zeroの未来~」です。
タイトルだけ見ていても、ゼミ生の個性が表れていますね^^
これらの発表は1人20分でプレゼンテーションするのですが、その発表している姿を見ていても、4月の頃より少しばかりですが、成長がうかがえます^^
ゼミ生が今何に興味をもっていて、どんなことをゼミ全体として共有しているのか、このブログを通じてお見せできればいいな、と考えています。
これから秋に向けて4回生は卒業論文の内容をさらにブラッシュアップし、3回生も研究演習になってから初めてのリサーチフェアにむけて準備を始めていきます。
もちろん、ゼミ生どうし一致団結して、これからも様々なテーマに取り組んでいきます!
今後の鎌田ゼミの活動に目が離せないですね^^
以上、学術的表現企画について研究演習Ⅰの竹崎がお伝えしました!
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こんにちは、研究演習Ⅰの山本沙羅です(^o^)
今回は私が、6月22日のマクロゼミについての様子を報告します☆
今回用いた文献はヴェルナー・ゾンバルト著の『恋愛と贅沢と資本主義』(初版:1912年、邦訳:講談社学術文庫)です。題名もなんだかおもしろいですね。
ゾンバルトはドイツ出身の社会学者・経済学者です。彼は歴史と経済理論の両方を使って、近代資本主義がどういうものなのかを解明しようとしました。そしてこの本の中で、彼はひとつの理論を打ちたてます。
それは「資本主義を生みだしたのは、女性との自由恋愛と贅沢である」というものです。
それによると、資本主義がここまで世界に浸透した原因は、社会の上層部が中世頃から劇的に変化したことと、それに伴う宮廷の中での女性との自由恋愛(不倫なども)だといいます。
中世から近代にかけて、社会の上層部が貴族から新興成金に変わっていきます。
その際、彼らは大都市にこぞって住み着き、そこで自分の地位を表現するため、競うようにたくさんの消費をするのです。ゾンバルトは、その贅沢が莫大な資本を生みだす要因になったといいます。
さらに、上層部が変化したことで、当時のヨーロッパの宮廷内も雰囲気が大きく変わっていきます。一言でいえば、女性との恋愛がおおっぴらに行われるようになったのです!!
そして女性の気を引くため、男性は洗練された贅沢品をこれでもかと送ります。(時には借金までして!) それもまた、大きなお金の流れを作ります。つまり、贅沢品をつくる都市にお金が集中し、資本主義に発展するのです。
中世頃まで、お金や人手がかかり、贅沢なものは大聖堂や共同施設など皆がアクセスできるものでした。しかし、先のような過程を経て、贅沢も自分を満足させるだけのものに変わっていったのです。
ちなみに★マックス・ウェーバーは、ゾンバルトと正反対のことを言っていて、「資本主義は、プロテスタンティズムの禁欲的倫理から生まれた」と考えました。つまり、利益を神の贈りものと考えて贅沢にではなく投資に回すことで、資本が蓄積されたと主張しました。
もちろんどちらかが正しくてどちらかが間違っているわけではないのですが、ウェーバーも同じドイツ生まれの社会学者・経済学者で同時代を生きたのに、考えがまるっきり違うのはすごくおもしろいと思いました(^o^)
また、ゾンバルトでは経済概念を取り上げましたが、先輩や鎌田先生はそれをさらに他の文献や人と結びつけて議論していました。なんだか知の世界地図が広がった気がします^_^
では、このあたりで今回のマクロゼミの報告を終わりたいと思います★この文献についてちょっと興味が湧いてきた!という方はお気軽に直接でもコメントでもゼミ生にお尋ねください(^^)
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こんにちは!!
今回は、研究演習Ⅱ・4年生の竹田幸平が、6/17(木)に行われた、卒業論文セミナーについてお送りします★
鎌田ゼミでは、「卒業論文セミナー」と題し、年間で何回かに分けて、卒業論文を段階的に作成し、発表する機会を設けています。
今回は、第2回目の卒業論文セミナーとなりました。ゼミでは、少し略して「卒論セミナー」と呼ぶことが多いので、以下その呼び方を使って書いていきますv
24日の第2回 卒論セミナーでは、4人の研究演習Ⅱの人たちが発表を行いました。
第1回目の卒論セミナーでは、本格的に作成する前段階として、なぜその論文の題を選ぼうと思ったかと、論文の概要を、簡単に発表していました。
今回の第2回 卒論セミナーでは、①題名と目次、②各章と節の簡単な説明、③最もアピールしたい節を本番と同じ分量で書いてみる、という3つの内容について、4年生は事前に準備してきたものを、発表しあいました。本格的に、卒論づくりが始動したと言えます!
3年生は、来年の論文作成に向けて、先輩の姿を参考にしながら、4年生の発表内容に対して質問やコメントを入れます。4月下旬の記事にもありましたように、本ゼミでは、研究演習Ⅰ・Ⅱ、3年生と4年生が、合同でゼミを行っています。なんとか質問やコメントを考え出すことで、聞き手である3年生も、4年生の論文づくりに重要な役割を担っているのです。
さて、肝心の内容ですが、タイトルを列挙すると、「Webとリアルコミュニケーション」、「近代社会における物語の効用」、「地方自治の可能性とその背景」、「アールブリュット芸術論」と、それぞれ異なる興味関心に基づいて、各自が発表を行いました。
まだ暫定の内容も多く、詳細をお伝えすることは難しいのですが、大方、各ゼミ生の興味が、タイトルに表れているように見えます。
これから4年生は、今月末の「学術的表現企画」で、4年生は第2回 卒論セミナーの内容を改善したものを発表し、8月6日からの夏合宿内で開催される卒論セミナーへ向けて、ブラッシュアップを行っていきます。
それぞれが納得のいく卒業論文を書けるように、今後も充実した卒業論文セミナーを行っていければと思います!
次回は、通常のマクロゼミ(1冊分の文献を読んで問いに答える)、ゾンバルト『恋愛と贅沢と資本主義』の記事を、3年生の山本さんに書いてもらいます。「恋愛」という単語が入っていますが、三題噺のような、面白いタイトルですね。マクロ・ミクロゼミについては、こちらの記事(上にも書いたリンク同様「新しい風」です)をご参照ください。
以上、卒業論文セミナーについて竹田がお伝えしました★
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こんにちは、研究演習Ⅰの塙です(^^)春学期の間、ブログ管理を担当することになりました。よろしくお願いいたします。
これからは毎回のゼミごとに、ゼミの内容について簡単な紹介記事をゼミ生が交代で書いていくことになりました。鎌田ゼミにはどんなゼミ生がいるのでしょうか。乞うご期待です!
さて、さっそくですが、6月15日のゼミについて書かせていただきます。
今回のゼミでは、毎年秋に開催されるリサーチフェアに向けて、ゼミ生がそれぞれ考えてきたテーマについて、質疑応答を含め1人10分間の発表をしてもらいました。
出てきたテーマをざっと並べると、、、
メディア再考、公衆道徳啓発ポスター、環境倫理、アニミズム、語りと公共性、私語と公共性、首相のスピード交替、日本の孤独化、リアリティーとは、、、、とさまざまなものが出てきました。
こうやってみると、ずいぶん幅が広いんだな、と思う方もいらっしゃると思います(^^)
一見すると違うテーマにみえる(ところどころ似ているようにも)のですが、実はこれらのテーマにおいてゼミ生が問題としているところは大体似ているところにあります。
こんなふうに、様々な視点から問題を見ることが出来るのが鎌田ゼミのポイントなのではないでしょうか。
今回のゼミのように、各自が問題だと考えていることを発表してもらうと、ゼミ生の問題意識がどこにあって、それについてどのように考えているのかがわかって、楽しいですね(^^♪
また、鎌田先生とゼミ生で話し合いを進めていくなかで議論が深まり、新たなテーマが出てくるということもありました。一つのテーマに対して、いろんな人が広がりを与えることによってテーマが生まれかわったように感じました。
今回のゼミでは、簡単にテーマ発表をしてもらったのですが、ちゃんとしたプレゼンテーションの形にしてみないとわからないことがあるので、最終的にはより本番に近い形で発表をもう一度行って、リサーチフェアで鎌田ゼミが扱うテーマを決定することになりました。
リサーチフェアの準備は大変だと思いますが、ゼミ生が一致団結してひとつのテーマに取り組むことは、とっても素敵なことではないでしょうか。新しい発見があったり、ゼミ生同士の仲が深まったり、、、と今からわくわくしてきますね(^^)
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こんにちは!WEB担当の岩崎です。
今まで特別な行事(合宿やワークショップ)の時の報告だけを
記事にしてきましたが、これからは普段のゼミの簡易報告も
ブログでアップロードしていこうと思います(^^)
鎌田ゼミに興味がある、あるいは公共性、哲学、社会学、政治学
教育、経済学などのキーワードに少しでも関心がある方は本ブログを
読んでいただけたらなと思っております◎
前の記事でも紹介しましたように、鎌田ゼミは、
火曜日5限のマクロゼミ(一冊の本を要所要所を押さえながら読む回)と
木曜日4限のミクロゼミ(一冊の本を何回かに分けてじっくりと読む回)を
開催しています。
*これから読む本はこちらを参考にしてください。
現在ミクロゼミでは、ハンナ・アレント『人間の条件』という政治学の本を読んでいます。
6月11日はその本の「第三章 労働」を読解しました。
アレントは本著で述べている人間には三つの活動力があると述べています。
それが労働・仕事・活動です。
(これについてはまた後ほどダイジェスト的に紹介しようと思います。)
中でも「労働」は人間が生きるうえで、最も物質的で生物学的なエネルギーや
行動を指しています。
例えば、お腹がすくこと、食べること、食べるために働くこと・・・などなど
それをしなければ生物学的な意味での生命が終わってしまうようなものです。
そこから労働を、「生存するための欲求から生まれるもの」とでも言い換えることが
できるでしょう。
また労働によってできた産物はすぐに消費されて、なくなってしまうという
特徴があります。
労働による産物というのは人間が生き残るために必要なものを指しているので、
必要がある限りそれは生み出され続けなければなりません。
つまりアレントが労働にのみ従事している人間という言葉を使う場合、
「自分」が「生き残る」ためだけに行動・欲求する人、またそれを
無制限に繰り返す人のことを指しています。
古代ギリシア人たちはこのように労働にのみ従属する人々を蔑みました。
というのも彼らは欲求に縛られ、突き動かされる人々を不自由なものあるいは、
動物と本質的に変わらないと考えていたからです。
さてここで問いかけですが、みなさんにとって自由とはどういうことでしょうか?
少し考えてみてください。
自由時間、自由研究、言論の自由、自由主義、自由党、自由奔放などなどなど・・・
色々な言葉が出てくると思います。
今日述べられている自由の多くは「自由に選べる!」という趣旨で、
自分の欲求に最も合致するものを選べる自由が叫ばれていると思います。
古代ギリシア人たちにすればこれは「自由」どころか超一級の「不自由」だったのでしょう。
日常のちょっとしたことも少し立ち止まって、別の角度から考えてみると
色々な世界が広がりますね。
労働の章では生命についてや労働社会など現代社会問題につながる
多くのことが示唆されています。
もしも興味のある方はまた鎌田ゼミまでお越しくださいませ(^^)
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