2011年11月

鎌田ゼミ☆2011年度RF発表・車座紹介

いよいよ今週の金・土にリサーチフェアが迫ってきました^^
今年の鎌田ゼミの発表、そして鎌田ゼミOBGによる車座企画を、研究演習2の塙が簡単にご紹介いたします。
鎌田ゼミに興味がある方は、要チェックです!^^

■基礎演習Ⅰ

「気づけ!学生諸君!」・口頭発表
発表者:青山・石井・大森・岡崎・坂口・高田・財田・田村・藤原・矢田
11月25日(金) 12:30-13:00
Ⅱ-201 (D会場)
☆「気づけ!学生諸君!」では、自由とはなにか、大学生の視点から見る自由について研究しています。

「脱モテ社会」・口頭発表
発表者:市川・川添・小石原・坂野・大上・長谷川・森本・楊
11月25日(金) 15:00-15:30
Ⅱ-111 (C会場)
☆「脱モテ社会」では、人と人との関係性構築の観点から、モテをテーマとしてとりあげています。

■研究演習Ⅰ・Ⅱ

「ボランティアってなんだろう」・口頭発表
発表者:神谷・小路・渡辺・北山・高橋・塙・山本
11月25日(金) 13:30-14:00
Ⅱ-101 (A会場)
☆「ボランティアってなんだろう」では、東日本大震災をきっかけに、ボランティアのあり方について

「あなたと紡ぐ良縁」・口頭発表
発表者:木村・水野・山口・竹崎・徳山・山城
11月25日(金) 15:30-16:00
Ⅱ-111 (C会場)
☆無縁社会における人と人とのつながりを縁という切り口から見直しております。

「平等概念と自由に関する考察」・ポスター発表 No. P31
発表者:小林大貴
11月25日(金) 14:00-15:00

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総合政策学部同窓会OBG車座企画
「リサフェでOGB訪問!~総政人のその後を聞く!~」
11月26日(土) 13:00-15:15

■石橋真理恵先輩(第5期生鎌田ゼミ)
テーマ「10年後をわくわく考えよう」
Ⅱ-204

■竹田幸平先輩(第13期生鎌田ゼミ)
テーマ「インターネット速報の現場」
Ⅱ-214(1)

☆鎌田ゼミをご卒業され、社会でご活躍している先輩方と、直接顔を合わせてお話できる貴重な機会です。社会に出てからみた学生生活、そして鎌田ゼミはいったいどう見えるのでしょう。気になりますね^^

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これまでに鎌田ゼミでは、発表内容の準備に加えてプレゼンテーションスキルを磨いたり、他ゼミとの合同発表会をリサーチフェアに向けて行ってきました(詳細は後日ご紹介いたします)。
発表まで残された時間はあと少しですが、それぞれのチームが発表に熱い想いをもって最後まで準備に臨んでいますので、ぜひご自分の目でその姿を確認しにきていただけると幸いです^^

以上、研究演習2の塙がお伝えしました^^

10月7日 ミクロゼミ『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』②

こんにちは!研究演習Ⅰの山口です^^ 今回は、第2回ミクロゼミ テンニエス著『ゲマインシャフトとゲゼルシャフト』についてお送りします。 まず、著者について少し説明を^^ この本の著者テンニエスは、ドイツの社会学者です。 彼は、本著においてゲマインシャフトとゲゼルシャフトという2つの共同体の様式を定義しました。ゲマインシャフトとは、家族などの親しい人々の中で結ばれる縁であり、一方でゲゼルシャフトとは会社や学校などといった公的な場での関係を指します。 今回のゼミでは、ゲマインシャフトにおける意志である本質意志と、ゲゼルシャフトにおける意志である選択意志について主に議論しました。一人の人間が行う活動には、この本質意志と選択意志がかかわっています。本質意志は、味覚や嗅覚のような感覚器官からの感覚で人に何かを行為させる適意、その適意をもとにして行った活動を自分自身のいる環境や条件により繰り返していくことが習慣です。この習慣化したものを人は記憶します。このように本質意志は、過去と密接に関係している。一方で選択意志とは、自己のある目的を達成するときの意志です。自己の目的を達成するためのよりよい選択を行う際の基準となるものとして、概念があります。人はこの概念によって「よい」や「悪い」といったことを判断できるます。そして、自己の目的を達成するために任意において、人は確固たる決意を行い、考量という形式において快や不快に基づく選択を行います。 このように、選択意志とは未来に関するものです。 上記で記したように、本質意志と選択意志はそれぞれに異なった特徴をもっているのですが、人間はこの双方の意志を有しています。 普段、なかなか意識することのない「意志」ですが、今回のゼミでそれぞれに異なった役割があり、それぞれがきちんと意味をもっているということがわかりました。 それでは、これで第2回ミクロゼミの報告を終了させていただきます^^

マクロゼミ エーリッヒ・フロム『自由からの逃走』②

こんにちは、研究演習Ⅰの小林です。

ようやく涼しくなり、秋らしくなってきましたね☆

さて、9月27日(火)は、第2回マクロゼミが行われました。扱った文献は、エーリッヒ・フロム著『自由からの逃走』です。5章から7章までを扱いました。

フロムは、同じくユダヤ人であるハンナ・アレントと比較すると、完全なる近代的思考をもった人物です。ハンナ・アレントが古代ギリシアを理想とするのに対し、大きく異なります。

このことを踏まえて、内容に移ります。フロムによりますと、フロムがドイツにいた1910~1930年代のドイツ社会は、3つの社会的性格を有していました。1つは権威主義的性格、もう1つは破壊性、最後に機械的画一性です。この3つの性格は、ナチスが台頭する温床となりました。

権威主義的性格とは、外部の絶大な力に対して、盲目的に服従し、自我を捨て去り、自らを権威の一部になろうとする性格(マゾヒズム)と、他者の絶対的支配者となり、他者の自由を奪おうとする性格(サディズム)というものです。この二つは、他者に依存しているという点において共通しています。これを共棲といいます。

破壊性は、権威主義的性格が他者との依存という性格なのに対し、他者との関係を破棄する性格です。ある学生によれば、他者との関係をシャットダウンし、ひきこもるイメージです。内向的なのです。

そして、機械的画一性は、自らを強大な力に服従し、自我を捨て去ることは、自我をもたない機械になることです。無個性で無自我な人間は、機械となるのです。自我を持たない機械が、自分に多数いる状態です。これが機械的画一性です。

このような3つの社会的性格に対抗するために、フロムは「汝自らを知れ」と言います。鎌田教授によりますと、知るというのは、時刻表の時間を知るというようなことではなく、自分らしさを知ることなのです。自分らしさは他者によってあたえられるものではなく、自分から作り出さなければならないというのです。自分らしさを自己形成することを、フロムは説いたのです。

以上が『自由からの逃走』の概要です。次回のマクロゼミは、ジャン・ボードリヤール著『消費社会の神話と構造』を扱います。

以上、小林からの報告でした。

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参考文献 エーリッヒ・フロム著『自由からの逃走』 日高六郎訳、紀伊国屋書店、1941年。

プロフィール


鎌田 康男
現在、関西学院大学名誉教授(2016年3月定年退職) 《共生と公共性の philosophy》 ★プロフィール詳細

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