2013年12月27日(金)ドイツ研修9日目

この日は、中世文化遺産視察のためにネルトリンゲンを訪れました。

ネルトリンゲンは隕石が落ちてできたクレーターの上にできた都市です。

ネルトリンゲン①
都市は城壁に囲まれており、昔はお堀に水がはってありました。
都市が小さいため、城壁が都市を囲んで円上になっているのが特徴です。
建物の特徴は、木と木の間に石をつめられており、強い造りになっています。
都市の真ん中には聖ゲオルグ教会があり、90メートルの塔から見える都市の様子は絶景です。塔の上から手を振る私たちが見えますか?

ネルトリンゲン②ネルトリンゲン③ネルトリンゲン④
この教会はゴシック様式で、宗教改革が起こるとすぐにカトリックからプロテスタントへ移行した教会です。
ネルトリンゲンはロマンチック街道の南北を繋ぐ重要な位置付けとなっています。
そのため、商業が盛んになり、町のメンタリティにプロテスタントの方がマッチしたためと思われます。

ネルトリンゲン⑤
写真にある木でできた椅子は、カトリックの時代には聖職者や貴族しか座ることができませんでした。
椅子にある顔の飾りは一つずつ異なっており当時の人のユーモアさが伺えます。


私たちがここで印象に残ったのは、壁に掘られていたピエロ(下写真)です。

ネルトリンゲン⑥

ピエロの下には文字が掘られており、NÜN SIND ÜNDER ZWEY(やっと二人きりになったね)と書かれていました。

鎌田先生のお話によれば、はじめてそこへきて文字を読んだ時、今までピエロに見えていた壁画が死神に見えたそうです。

当時の人のユーモアが感じられる壁画ですが、今の私たちにとってはちょっと不気味で、書かれた文字の意味を知った瞬間に体感温度が二度ほど下がったように感じられました。当時の人との面白さの考え方が異なっているのだなと感じた印象深い発見ができました。

夕食では、鎌田先生がドイツ時代に通いつめたというバルカン料理に行き、アウグスブルクの実業家ボルヘルト夫妻と食事を共にし、ドイツの経済人の日常について様々なお話を聞かせて頂きました。また、就職活動についての心得や、仕事におけるドイツと日本の違いなど、様々なお話を聴くことができ、大変な貴重な時間を過ごすことができました。

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プロフィール


鎌田 康男
現在、関西学院大学名誉教授(2016年3月定年退職) 《共生と公共性の philosophy》 ★プロフィール詳細

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