2010年4月

アメリカ政策研究会4月23日

桜井です!投稿が遅くなり申し訳ありません。前回行われました研究会の簡単な議事録を書かせていただきます。

 前回はソフトパワーについて話し合いました。(ちなみに次回もソフトパワーについて少し時間をとります。)ここではまず簡単にソフトパワーとは?というのを簡単に紹介しましょう。今回はナイ、ジョセフ(2009)『国際紛争―原初第7版』有斐閣。を参考にさせていただきました。

 国際政治の中では様々なアクター(主に国家)が互いにパワーを用いるなどすることでものごとが動いています。まずは、軍事力、経済力などのある種脅迫的に他国に変化を押し付けようとする力であるハードパワー。パワーということばは主にこれを指すことが多かったです。次に最近議論されているのが文化、政治的価値観、政策の魅力など他者に自らが欲することを欲するように仕向ける力であるソフトパワーです。文化とは文学、美術や娯楽などを指します。こういうと何となくわかりやすくなりますね。

 ジョセフ・ナイ氏はソフトパワーが影響を与えた例として冷戦期の社会主義国に対して流された西側諸国のラジオを挙げています。ラジオを通じてアメリカの音楽やニュースを放送したことで社会主義国に住む人々が民主主義への憧れをもったということです。ナイ氏はまた、今日のテロリズムに対する紛争においては、筋金入りのテロリストにはハードパワーが必要だが、まっとうな人々の心を掌握するためには、その人心をテロリストに奪われないようにするためにソフトパワーが重要であると先に挙げた本で説明されています。

また、現在のインターネットの普及などの情報化において、ソフトパワーの重要性は高まるとされています。今後、国家は魅力と正当性、信頼性をめぐる競争を繰り広げる、まさにソフトパワーが重要となる世界になるともナイ氏は述べています。

このソフトパワーの重要性を現在のオバマ政権の閣僚も認識しています。ゲーツ国防長官は、2007年11月27日のニューヨークタイムズの記事によると「軍隊だけでは世界中のアメリカの権益を擁護することはできないので、外交や経済援助、通信などを含むソフトパワーにアメリカ政府がより予算と努力を向けるべきだ。」と発言されています。また、ヒラリー・クリントン国務長官は政策方針をソフトパワーとハードパワーをうまく組み合わせて賢く(スマートに)使うスマートパワーにしています。今後このソフトパワーに目を向けて世界の情勢を見ることも面白いかもしれません。

ここでみんなで話し合ったのは各自が感じたソフトパワーです。各自が思うソフトパワーや体験した中で感じたソフトパワーについて話してもらいました。

・言語も一つのソフトパワーか?→英語の力は大きい。経済的に有利な国の言語が力を持つ?フランス人は自国の言葉に誇りを持っている。言語の中に美を見出している。

・アメリカ文学に影響を受けている日本の作家の作品を読んで、彼を通じてアメリカに惹かれていった。

・ブロードウェイミュージカル。高級なイメージがあるが、大衆用にも席があり、大衆をひきつけるような力。終わったあとに寄付を募るのもいい。

・人材育成、教育の面でアメリカの環境はすばらしい。出るのが難しい大学の制度など。

・音楽、ダンス、CM、映画などからアメリカに憧れる→無形のものから惹かれる。まさにソフトパワー。

・メディアが与える影響は大きい。その影響力、ソフトパワーを認識しているからこそそれを検閲したりする国も?

・食文化はある種のソフトパワーではないか→どこにでもあるマクドナルドなど。

・イスラームの服装などの文化に触れたときに目にしたことのない力を感じた。

・アメリカのNFLのスーパーボウル。もちろんスポーツという文化もそうなのだが、国歌斉唱、そこからの戦闘機の登場などハードパワーも上手く組み込ませたあたりにアメリカのしたたかさを感じた。→南アフリカで行われたラグビーのワールドカップもそんな感じ。

・シンガポール→人が財産。バイリンガルの彼らによって経済の発展が成し遂げられた。リークワンユー元首相のルックイーストポリシーによる。

・フランス→最近ではイラク戦争時に米英に反対。ドビルパン氏の外交力。外交力を支えるパワーはソフトパワー。言葉も要因か。

・ソフトパワーは意図的にやるものもある。一つにアメリカの教育。現在中国は幹部候補生をアメリカに留学させている。これによって中国はアメリカを敵対しなくなるのでは。

・日本の良さは?→衛生、安全性、時間の正確性など。日本は軍事面でのハードパワーはない。経済力をしっかりとつけて対外的に魅力を感じてもらう。観光立国を目指すならもっといいやり方があるのでは?

・ソフトパワー論は軍事に手を広げすぎた結果衰退していった大国を描いたポールケネディの『大国の興亡』へのナイ氏の反論

この後2つのグループに分かれて日本がソフトパワーをどう用いていけばよいかを話しました。ここで出たそれぞれの意見を書きます。これは次回に続きをします!

前のグループ→日本の良さはエコ、サービスの質、ファッション、マンガなどの文化。マンガ喫茶を海外で作って日本のサービスの質の高さも感じてもらえれば。ファッションの根本は世界中にあるのでそれを吸収し、日本が発信すればよい。それにより経済力が高まる。ソフトパワーからハードパワーに。日本のもったいない精神もよい。

後のグループ→アニメ、ネットカフェ、ファッション、憲法第9条。また、子ども手当は途上国から見て魅力的。日本人の親切さ、ホスピタリティなど→買うつもりのないものまで買わされるくらいある意味親切。

 これらが話されました。次回は4月30日(今日ですね)5限(16時50分から)です。テーマはソフトパワー議論の途中から、そして今最もホットな話題である日米関係についてです。ちなみに次回から5月いっぱいは日米関係強化月間と勝手に題して日米関係についてガンガン話し合いたいと思います!ニュースなどチェックして下さいね!場所はこれまでの一号館102教室から三号館232教室になります。参加お待ちしております!

4月23日議事録(3回生)

こんにちは。藤田です!

アメリカ留学中の中川さんの生活が充実しているようで嬉しいですね。では、前回の研究演習の報告をさせて頂きます。

司会:戸山 書記:桜井(М1)

話し合いのテーマは昨年11月に行われたオバマ大統領の東京演説でした。就任以来一貫して国際協調を呼びかけてきたオバマ大統領ですが、この東京演説も例外ではないようです。アメリカも「太平洋国家」だとして、アジア諸国との関係を強化していく姿勢を示し、環境問題や核不拡散対策などを進めるため、中国との協力関係が重要との考え方を宣言しました。そこでは日米同盟が「安全保障と繁栄の基盤」であるということも明言されています。研究演習では演説の内容についてそれぞれの意見を出し合いました。以下に箇条書きにします。

・日本国民に配慮し、不快感を与えない。

・結局自国(米)の利益を重要視しているのではないか。

・アメリカと組んでおけば良いんだよ、と促している。

・さまざまな国にうまく配慮している。

・強引なことを言いつつも、相手に不快感を与えない話し方である。

・日本をアジアとアメリカの橋渡しとして利用したいのでは。

・協調性を重視している。

・アメリカからのプレッシャーを感じる。

・アメリカがリーダー(ヒーロー)気取りではないか。

・日本に恩をうっているように感じる。→アメリカを超えてほしくない。

・日本がいつまでも米国に頼るのではなく、自立してほしいのでは。

・中国を重視していくなかで、日本は軽視されるようになるのではないか。

・中国(他の国)側もアメリカを利用して自国の利益を追求しようとする。→どこの国でも同じ。

賛否両論でしたが、さまざまな意見がでました。しかし、演説があったときと、現在の今とでは日米関係は少なからず変わっているのではないか、との意見もありました。演説でオバマ大統領の日本での幼少期のエピソードが含まれていたり、北朝鮮の拉致問題について触られていたり、と日本に大変配慮された文章とも伺える演説でした。ただ、大統領スピーチとは精巧につくられたものであるため、その文章は何を意図して発せられているのかをよく考えることが必要だという先生からの指摘がありました。

以上で議事録を終わります。

アメリカ滞在報告#1

こんにちは!小池ゼミ3回の中川です。

定期的に報告すると言っていたにも関わらず、こんなにも遅くなってしまって申し訳ありません。

 

私はこちらでの生活にも慣れ始め、慌ただしい毎日を送っています。

 

実は今学期、アメリカ政策に関わる授業をひとつも取ることが出来ませんでした。(私が来た時には既に現地の大学生の履修登録が始まっていた為です。)現在は、アートの授業とビジネス英語とマーケティングの授業を取っています。どれもハードで授業についていくので精いっぱいですが、新しいスタイルの学びに感動の日々です!前回、桜井さんがソフトパワーに関する投稿をされていましたが、私がアメリカに来て最もそれを痛感したのが、教育制度についてでした。日本の教育がいかに閉鎖的で、学生が受動的であるかを思い知らされます。

 

さて、先日、授業で会社法を学んだ際にフィールドワークとして、カリフォルニア州リバーサイド市の高等裁判所で裁判を傍聴しました。映画「チェンジリング」のロケ地として、アンジェリーナ・ジョリーも訪れたという巷ではちょっと有名な裁判所です。被疑者の護送中の逃走を避ける為に刑務所と併設になっていると聞き驚きました。また、アメリカの陪審員制度を肌で感じることが出来、とても良い経験になりました。

 

 

もっともっと書きたいことがあるのですが、どうにも上手くまとめることが出来ないので、これからは溜めずにいっぱい更新していきたいと思います!ごめんなさい;

 

 

最後に、小池ゼミの皆さんにすこし考えて頂きたいことがあります。

いま私はカリフォルニア大学に併設の、留学生寮に住んでいます。ここには、韓国・中国・ベトナム・サウジアラビア・ロシア・ドイツ・フランスなどなど、世界中からの留学生が滞在しています。私は、この環境を上手く活用して、なにか地球規模の問題に皆で取り組むことが出来ないだろうかと考えました。海外留学をしているぐらいなのだから、少しはグローバルな問題に興味があるはずだ、むしろ国際人としてそうあるべきだと思ったからです。

 

そして、とても些細なことではありますが、寮全体で“ペットボトルのキャップを収集し、発展途上国の教育支援”をするというプロジェクトを進めることに漕ぎ着きました。まだ始まったばかりの試みで、ごみを分別するという感覚になれていない学生たちには受け入れられがたい面もありますが、着々と輪を広めています。これをきっかけに、何か他のことにも取り組めないかと日々考えています。留学生に自国にアイディアを持ち帰って広めてもらい、引き続き実践をしてもらえれば、きっと大きな成果を出せる日がくるとおもうのです。

なにか、学生規模で動ける良いアイディアはないでしょうか。

他にも色々アドバイスいただけたら嬉しいです

ゼミ NY DC 研修旅行

 

先日、小池ゼミ研修Ⅱのメンバーで集まって、zemi tripの内容を少し詰めてみました。これはまだ仮のもので、メンバーが一旦確定したところで、再度日程の確認を行う予定です。

 

 

 

日にち:2010年9月5日―9月12日

日程 :9月5日   日本→NY

                                     KIX 13:15 → TPE 15:05

               TPE 16:15 → JFK 22:15

    9月6日     国連本部訪問(ミッドタウンイースト)、ミュージカル

    9月7日    NY観光

(自由の女神(ロウアーマンハッタン)$12、セントラルパーク散歩、ショッピングetc…)

    9月8日   日経アメリカ社訪問(アッパーイースト)

    9月9 日        NY→DC(列車$49)

             ホワイトハウス、国会議事堂訪問

    9月10日   DC→NY(列車$49)

                    ナイアガラ観光($75)

           9月11日    トレードセンター慰霊碑訪問

                                 NY→日本

            JFK 23:55 → TPE 6:15

         9月12日   TPE   8:35 → KIX 12:05

 

 

To do list:     UN tourのprice,contents (vivi)

                          11日のスポーツCK (papa)

                移動手段のCK (mayu,tomoka)

                UN(vivi)

                          日経(prof.koike+new menber)

                          ホワイトハウス(takuya)

                          国会議事堂(papa)

                          トレードセンター(noppe)

                          Entertainment (Chizu)    

*7月15日までに各自でそれぞれのパートをリサーチ、内容をつめて研究演習Ⅱ後の5限にプレゼン(情報シェア)を行います。

基本的に参加者全員が何らかの形で研修旅行前の情報リサーチに関わってもらう予定です。

 

MTG  :7月15日 5限 infoのシェア

 

Members: Mayuko Fukui

                         Tomoka Yoshida

                         Emi Takeuchi

                         Chizu Iwai

                         Hiroki Takano

                         Takuya Yusa

                         Yuki Sakurai

                         Hirotsugu Koike

                        Mariko Koike

 

参加者まだまだ募集中!! 早めに言ってくれたら、より安く航空券がとれます☆

就職活動等で忙しい方も「行く考え」がある人は、とりあえずmayuまで連絡ください。

キャンセルできるギリギリまで、粘りましょう!!

とりあえず、みんな資金集め頑張って:) !!

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/4/24 0:39

小池ゼミ研究演習Ⅱ 2010/04/22

 

Andreas van Agt氏の講演会議事録

Agt氏 略歴

オランダ元首相

1973年オランダ元副首相

1977年-1982年オランダ元首相

 

 

核問題について

1945年 広島、長崎に原爆が落とされた日本

今、世界で「核」に対してどのような動きがあるのか?

→未だにいくつかの国々が核を所持している

→非常に危険な状態

 

 

オバマ大統領の核政策

80年代にレーガン大統領は、「あらゆる核兵器」の廃絶を提唱。レーガンからジョージ・W・ブッシュまでの4人の大統領は、冷戦時代に米ロ両国が備蓄した核弾頭の削減に取り組んだ。

 しかし、核兵器の保有がもたらす安全保障を維持するということは、言うまでもなく、一撃で相手を壊滅できる能力を持つということで、欲望をかきたてられるものと言える。

 現在、米ロのほかに核兵器を保有する国は、英国、フランス、中国、インド、イスラエル、パキスタン、北朝鮮で、イランも核保有国の仲間入りを狙っているとみられる。また、敵を攻撃するために核兵器を手に入れたいと考える武装グループもいる。

 オバマ大統領は、5日のプラハでの演説で「米国が核兵器のない世界の平和と安全を実現するために取り組んでいくと、はっきりと信念を持って宣言する」とし、「すぐにたどり着けるゴールではない。私が生きている間には、おそらく無理だろう。忍耐と粘り強さが必要だ。しかし、わたしたちは、世界は何も変わらないという声を無視しなければならない」などと訴えた。

 核問題の専門家たちは、オバマ大統領の政策が過去の大統領の上を行くものとみる。戦略国際問題研究所の核専門家、クラーク・マードック氏は、核兵器のない世界という目標を外交政策の中心に置いている点で、オバマ大統領が前任の大統領らをしのぐとしている。

(ロイター通信 http://jp.reuters.com/article/vcJPobama/idJPJAPAN-37445820090412)

なぜ広島や長崎での出来事を伝えることが大事なのか?

→若者はあまり興味を持たない、power less people

→しかし放置してはいけない

→よりパワーを増した核に対して、政府や周囲の人に「核」の恐ろしさについて訴え続けなければいけない

   

千羽鶴…2008年までに30milionが贈られた(20%が海外から贈られたもの)

 

世界の核95%をアメリカとロシアで所持している

 

気候変化

今の世界で最も深刻な問題

各政府は気候変化に対する政策をとるべきである(ex環境問題改善など)

●Energy

Solar energy, Geographic energy, Electric energy, Wind energy

近い将来、石油が高騰するのは明白

→新しい電力発電が必要

 

ベトナムなどが新しい原子力発電所を持とうとしている、このような原子力発電所の拡散についてどう思うか?

→global energy challengeには国際協力が必須

 

人口増加

●over exploitation

中国・インドの世界進出について

→以前は日本が中国よりもパワーを持っていた

→この2ヶ国を国際関係において上手に扱わなければならない

ロシア

→石油や天然ガス、原子力発電などの莫大な資源でパワーを持つ

 

●今後考えていかなければならない課題は多くあるが「貧困」は深刻な問題である。我々は途上国に目を向けがちだが、先進国にも100milionもの貧困層に属する人々が生活している。

若者は夢を見ないといけないし、いつかは夢を与える存在でいなければならない

 

●Untied Nation

Wonderful organization

食糧問題…多くの移民が問題を抱えている

環境問題…個々の国々の政策を支援するプログラム、森林保護

 

全ての国が全てをカバーすることはできない。

EX.環境問題に熱心な日本は、動物保護は軽率な扱い方をしているのでは?

→個々の国々で1つ1つの課題に対する啓発活動が必要である

 

Security Council

UNで重要な機関

                                              

 

オバマ大統領UN

オバマ米大統領は10日、ホワイトハウスで国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と初めて会談した。「国連は非常に建設的な協力相手になりうる」(オバマ氏)「あなたの指導力に期待しており、共に働くことを確約する」(潘氏)として、協力を強化することで一致した。

 ブッシュ前政権は、国際的な枠組みで規制されることを嫌う単独行動主義的な外交姿勢で、国連との協力姿勢も場当たり的なものになりがちだった。オバマ政権は国連大使を閣僚級人事に再格上げするなど、国連重視の姿勢をみせており、この日はトップ同士でその流れを確認した。

 両氏は会談後、記者団に対して、(1)世界経済危機が先進国だけでなく、開発途上国にも影響していることに留意し、食糧供給を阻害することのないよう国際的協調が必要(2)アフガニスタンの民生支援で協力を強化(3)大統領の逮捕状が国際刑事裁判所(ICC)から発行されたスーダン政府が、対抗措置としてとった人道支援NGOの追放撤回が必要(4)国際経済への悪影響を避けるためにも気候変動問題が優先課題となる、といった点で意見が一致した、と語った。

 オバマ氏は「国連は世界中の人々に平和と安定、安全保障をもたらしてくれる重要なパートナーであり、事務総長は優れた指導力を発揮している」。潘氏は「このように政権発足から間もない段階で我々が会談できるということは、あなたの政権の国連に対する非常に前向きな兆候だ」などと語り、蜜月ムードを演出した。

(smart.fm  http://smart.fm/goals/61068-np-02)

 

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/4/24 0:20

皆さん、元気ですか。小池です。さて、いくつかのお知らせです。

1.日本経済新聞社と日本経済研究センターが昨春、グローバル・ソーシャル・リスポンシビリティー(GSR)研究会(主査は竹中平蔵慶大教授、小生は副主査の一人)を立ち上げ、約1年間、研究を進めてきました。GSRとは、企業が国際機関や各国政府、さらにNPOなどと連携してグローバルな問題解決に当たるという、新しい概念で、グローバルなレベルでの企業の社会的責任(CSR)とも言えるでしょう。 

その研究成果が『GDR白書2009』(非売品)にまとまりました。学者グループによる「理論編」と、会員企業15社による「実践編」――の2部構成です。具体例が満載され、なかなか勉強になりますよ。関学の図書館に1冊ずつ(KSCは2冊)寄贈しましたので、関心のある人は読んでみてください。

2.新刊書『戦禍のアフガニスタンを犬と歩く』(ローリー・スチュアート著、高月園子訳、白水社)を翻訳者の高月さんから2冊いただきました。そのうちの1冊をKSC図書館に寄贈しました。素晴らしい本です。国際紛争に関心がある人や、海外を歩いてみたい人にはお勧めです。こんな人もいるのかと驚かされるでしょう。

3.当方が座長を務めた日EU関係有識者委員会が最終報告をまとめ、外務省に提出しました。今後の日EU関係についての提言を盛り込んでいます。

4.日本記者クラブのサイトhttp://www.jnpc.or.jp/はお勧めです。いろいろな記者会見を動画でみることができます。

小池

 

4月16日議事録(3回生)

2010年 4月16日 研究演習Ⅰ小池ゼミ

こんにちは。小池ゼミ3回生の藤田です。
これから小池ゼミの内容報告を担当することになりました。 よろしくお願いします。

今回のゼミではサミュエル・ハンチントンの「孤独な超大国」というエッセイについて取り上げられました。
ハンチントン氏の世界の構造の分類によると、世界における力をもつ国の在り方は次のように分類されます。

①単極構造(unipolar) ・・かつてのローマ帝国、中華帝国

②両極構造(bipolar) ・・冷戦時代の米ソ

③多極構造(multipopar)  ・・近代欧州

④ハイブリッド(混合)構造(uni-multipolar) ・・現在

⑤真の多極時代 ・・これから?

ここでの”ハイブリッド構造”とは、世界において、政治、軍事、文化などあらゆる面においてアメリカの影響力はかなりのものであるが、世界にはアメリカに及ばないにせよ、強い力をもつ国はいくつか存在するため、それを踏まえて考えると、現在の世界は単極にも多極にも近い構造であり、それをハンチントン氏は「ハイブリッド(混合)」と表したということです。

ハンチントン氏は、自国であるアメリカについて、相対的な力の低下を予想しており、これからの21世紀においては真の多極化の時代をむかえる可能性を示唆しています。

以上が今回取り上げられられたエッセイの概要です。既知のとおり、ハードパワー(政治、軍事、経済)、ソフトパワー(文化)共に強大な影響力のあるアメリカですが、世界における力の重心の確かな移り変わりを、わたしたちが生きている間に感じとることができるのでしょうか。ハンチントン氏の考える世界の構造については今後も注目し続けたいですね。

次回はオバマ大統領の東京演説についてです。ゼミ長の司会を楽しみにしていましょう。

4月9日 アメリカ政策研究会の議事録

2010年4月9日 アメリカ政策研究会1
議長:桜井(M1) 書記:岩井(4回) 出席者16名

4回小池ゼミの岩井です。
パソコンのトラブルで、アップ遅くなってしまい申し訳ありません。
アメリカ政策研究勉強会が、有意義なものになりますように★
 
日本でアメリカ政策研究をしているのは、この会だけ!
小池ゼミ生3・4回生を中心として、1・2回生の方や、他ゼミの方も一緒に、アメリカ政策の研究をしていきましょう!!

【取り上げたいTOPIC】
・アメリカの国際関係
・アメリカ外交
・アメリカ移民問題
・9.11
・サブプライムローンと、サブプライムによるリーマンショック
・日米マスコミ比較
・日米シンクタンク比較
・日米たばこ比較
・national health care
・米中関係
・日米社会保障
・日米安全保障
・普天間基地問題
・戦前、戦後の日米の関わり
・軍と学校の一体化
・ソフトパワーの秘密
・アメリカの大学
・核問題
・大統領の分析

【講義形式】
・ウォーミングアップ(時事ニュース)→ 本課題へ
・グループディスカッション
・発表をする場を持つ → コメントを返す
・外部講師を招く(政治家・アメリカ大使館の方等)

*就職活動の参考になるようにも、心がけていくため、こちらも興味がある方はぜひお越しくださいね!

金曜日4限、I-102で行っているので、誰でも気軽にお越しください!!

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/4/16 22:06

アメリカ政策研究会4月16日

桜井です!

先月よりアナウンスしておりましたアメリカ政策研究会ですが、先週スタート致しました!初回は参加してくれたみんながどのようなことに関心を持っているかなどを聞きました。また詳しい議事録がアップできればしたいと思います。さて、今回は今日の内容と次回することを書きたいと思います。このようにできるだけ話し合ったことや次回の内容を書きます。あんまり参加できない人もこれを見ればスムーズに参加できますので自由に参加してください!!

今日はアメリカで今週行われた核安全保障サミットについて説明があったのち、みんなでそのことに関してディスカッションするという流れでした。

核安全保障サミット→米、露、中、英、仏のNPTでの核保有5カ国+日本など=計47カ国と国連、IAEA(国際原子力機関)が参加。そのうち38カ国が首脳派遣。NPT未加盟国からもインド、パキスタン、イスラエル出席。

主に核テロの危険についてが話し合われる→テロリストによる核攻撃の危険性が増えている(国家間ではなく)。2010年4月14日の神戸新聞朝刊9面記事によると、IAEAの調査で1993年から2008年末まで1562件の違法な核物質取引があり、(盗難、紛失が421件、不法所持が336件)そのうち65%が回収されていないことが報告された。

上記のようなこともあり、サミットで採択されたコミュニケでは核物質の安全管理を4年以内に徹底することなどが明記された。

本サミットの問題点としては、米と露、中の足並みがそろわないことが挙げられる→イランへの追加制裁で不一致。ロシアとイランはイランのプシェール原発建設で協力するなど友好関係に、また、中国もイランとは油田の開発などを行っており、アメリカほど制裁に意欲的ではない。露、中は外交的解決を求めている。

本サミットを主導したアメリカの思惑→①核テロ防止②イランへの国際的包囲網の形成③NPT再検討会議(5月にニューヨークで開催予定)への地ならし

これらのことを踏まえたうえで、みんなで核のない世界は可能か?今回の核サミットをどう見るか?などを話し合いました。以下に出た意見を書きます。

・核を減らすには、単純に個数を減らすことも大事だが、核を使わないようにするという意識の教育も大切。

・道徳的に訴えることが重要。ただ自爆テロにこの面で対処することはなかなか難しい。

・原料、精製の流出が予想されているので撲滅は難しい。単純に強い兵器を使ってみたいという人間の好奇心の問題もある。

・まずは核軍縮について話をできる相手と譲歩をしながらでも約束事を作るべき。

・アメリカの主導もいいが、それだけでなく他の国が主導して核を減らしていくべき。(アメリカが核を多く保有していることから)

・日本人としては、唯一の被爆国として個人レベルから訴えられるようになるべき。国際社会でも存在感を出さなければいけない。

・まず仲のいい国同士で分割してサミットの前の段階として話し合い、そこからサミットで話をつめるべき。このときに中立国を入れることが重要。(日本のリーダーシップの見せどころか?)

・日本は原子力の安全利用など技術提供に力を入れるべき。

・核をなくすのは戦争の抑止力という考えもあることから難しい。テロを警戒するならダーティボム。

・核は使わなければ何も起こらない。戦争を抑止できるのならいいのでは?

・疑心暗鬼の国際関係に問題があるのでは?

・核を減らすのは難しいが減らさない限りは危険なのでアメリカが中心となって話し合っていくべき。

・核を減らすということについて世界各国が話し合うという機会を持つこと自体が重要なこと。国際世論によって政策は動くという国際政治の一つの見方もある。

これらのことが話されました。ここには書ききれないほどの良い議論ができ大変良かったと思います。

さて、次回はアメリカのソフトパワーについて議論したいと思います。ソフトパワーとは軍事力、経済力などの対外的な強制力(ハードパワー)ではなく、文化、政治的価値観、政策の魅力などであるとジョセフ・ナイ氏は言います。(参考図書として、ナイ、ジョセフ(2004)『ソフトパワー―21世紀国際政治を制する見えざる力』、日本経済新聞出版社。)文化とは文学、美術、娯楽(ハリウッド映画や音楽なども含めて)などです。そのようなことを踏まえた上で、あなたが感じた○○のソフトパワー(アメリカにこだわらず、どの国でも構いません)を次回発表してもらいたいと思います。(簡単にでいいですよ!旅行したときなどに惹かれた文化を紹介してもらうという形でいいです。)それを発表したのちに、ソフトパワー論は本当なのか。また、日本におけるソフトパワーは何か?日本が他の国に影響を与えるようなソフトパワーを持つにはどうすればいいか?(観光立国に向けた動きなどもその一つかもしれません)を話し合いたいと思います。

それでは長くなりましてすみません。次回は4月23日金曜5限、一号館102教室(場所は変わる可能性があります。また分かり次第このブログで報告します)です!ふるってご参加ください!!

アメリカ研修旅行について

前回ゼミで話が少し具体的になってきました。

 

 

日程:9月5日~9月10日

場所:ニューヨーク、ワシントン

費用:航空費54000円(4月16日現在の最安値)(TAXは別途)

    電車代(NY~DC)$45

    宿泊代6万円以内

 

今度のゼミは講演を聞きに行くので、その後卓ちゃん家に集まる時に行きたい場所の候補を挙げるなどして、宿泊地や空港などを早く決めたいと思います。

皆、必ず何かしらリサーチしておいてね。

早く決めれば、それだけ安く行けるし(皆にとってHAPPY)

魅力的だったら3回生だって行きたくなるし(交流ができてHAPPY)

早ければ早いほどHAPPYになるんで、協力よろしく!!

 

ちなみに、

メンバー確定は5月上旬にしたいのでBIG EVENTは本当に来週決めてしまいましょう!

小池先生が考えて下さっている訪問場所も、もう一度教えていただけますか?

よろしくおねがいします。

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/4/16 18:59

プロフィール


小池洋次
研究分野のキーワード 政策形成過程論、アメリカ政策研究、メディア論 研究内容 政策に関する諸問題を国際的視点から分析、研究しています。担当教員の経験(日本経済新聞社でのマクロ経済政策=財...

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