2010年5月

2010年5月27日 小池ゼミ研究演習Ⅱ

「集団的自衛権について考える」

なぜ今「集団的自衛権」について考えるのか?
→民主党政権が今の日米関係、アジアの対外政策について見直している
 「緊密で対等な日米関係を築く」→今は対等でないのか、という反論がでている。
「米軍再編や米軍基地のあり方について見直す」
  →地元の了承を得ずに日米のトップが決めるのはおかしい、とうい意見がでている。

集団的自衛権…自分の国と密接な関わりがある友好国が危機に陥った場合、武力攻撃を実力を持って阻止すること

憲法第9条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

→国際紛争を解決するために武力を行使しない
→自衛に当たるものはしない
日本の自衛隊に世界第7位の費用を投入している

権利を持っているのに使えない→おかしい

WWⅡ 冷戦の終焉
1962 キューバ危機  アメリカの膝元のキューバに、ソ連が迫る
   →1歩間違えれば、大きな核戦争になっていた
1991 @マルタ   ゴルバチョフ(ソ連)とブッシュが冷戦の終結宣言をした
ペレストロイカ…政治改革(西側と友好関係を築く)

脅威の対象…主権国家(ソ連)→冷戦終結→主権国家による脅威は少なくなってきている
      →テロで核を使用した脅威が増えてきている

多極化(multi polar)…中国、インド、アフリカなど
           中国は人口、経済の面から見て世界一になる
           経済力が強まる=軍事力が強まる
           →唯一当てはまらないのが、日本。
軍事大国にはならなかった。 WHY?
           →日本はアメリカと友好関係を結んでいるから
           →中国は軍事大国になり、脅威になる

中国は台湾が独立しようと行動すれば、武力行使すると考えられる。
アメリカは台湾を守らなければならない。訓練をする→中国から反発→中台危機

●国連憲章で集団的自衛権を行使を認めるか認めないか●
【今のままで良い派】
Chizu:民主党の政権の財政面的にはやめた方がよいのでは
    他の国を刺激することになるのではないだろうか
Asami:憲法で行使していい
   スイス(国際的な法、権利を国の法でしばっている)を例にしたらいい
Tomoka:赤字の日本が更に軍事費に費用をかけることはない
    戦争を放棄しているが、戦争に巻き込まれる可能性がある
Haruka:権利を持っていて行使するかしないかは自由
     アメリカが攻撃された時に、武力を行使することだけが全てではない

【変えるべき派】
Noppe:北朝鮮が日本に攻撃させた場合、どうするの?
朝鮮半島の緊張状態について心配
Iku:同盟国なのに何もしないのは情がない
  当たり前のことが行使できないことがおかしい
Takuya:日本が主体的になろうと考えるのであれば

【中立派】
Kazuya:スイス案がベストという訳ではない
    しかし、日本が何もしないのは危機に陥った時どうするのか?
Vivi:日本の軍が動くというよりは、物資面、金銭面で援助
Mayu:非軍事的な援助をするべき

*スイスと日本の環境条件は異なる
 →スイスは永世中立国家のため、どことも同盟を結んでいない
 →日本の場合は?

Assignment:普天間問題について、次の1週間の日米NEWS調べること!! 

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/5/31 15:39

連続公開講座 グローバル社会の国際政策 第1回

5月26日水曜日、JR三田駅前にあるキッピーモール6階の三田市まちづくり協働センター多目的ホールにて18時から19時30分まで総合政策学部が市民の皆様に公開しております連続公開講座「グローバル社会の国際政策」の第一回の講義が行われました。小池洋次教授が「日本の指導者の資質を問う」というテーマで話されました。以下にその内容を簡単にではありますが記させていただきます。

現在のこの国際化が進んでいる世の中では、グローバル社会における指導者が必要となってきます。ここでは各国、各界の指導者と日本の指導者を比較しながら日本の指導者を見てみようということで話がありました。

まず挙げられたのはビル・クリントン元大統領です。クリントン氏が大統領のときに小池先生がクリントン氏にインタビューしたときに、クリントン氏は先生が用意した紙を見ずに、中央政治の経験がほぼない状態で大統領に就任して半年くらいであったにも関わらず様々な質問にすらすらと答えたそうです。オバマ大統領もそうですが、なぜ中央政治の経験が無くてもあれだけの指導力があるのかは気になります。小池先生は大統領選挙のプロセスにその原因があるとおっしゃっています。立候補から党内での選挙を経て本選までの1年半もの期間を戦い抜くには、体力、知力、コミュニケーション能力など全人格を懸けなければなりません。その間に候補者は政策をずっと学び続けます。この間に候補者は政策を学び、大統領はつくられるのです。そのような指導者を生み出すシステムがアメリカにはあるのです。

続いてはリー・クワン・ユー元シンガポール首相です。彼のコミュニケーション能力は歴代の指導者と比べてもずば抜けているそうで、かのリチャード・ニクソン元米大統領も彼の著書の中でリー元首相のことを高く評価しています。小池先生は、彼が偉大な指導者となった原因を、彼の経験の中に見ておられます。リー元首相は学生のときに日本軍に殺されかけたりするということや、シンガポールを占領している日本軍の報道部に勤めるという経験を経て首相になっています。日本軍に殺されかけた経験があるにも関わらず、首相となった彼は、Look East Policyを掲げ、日本の経済成長に学ぼうではないかという取り組みを行い、シンガポールをクリーンで進んだ国にしました。リーダーの“逆境の経験”が大事であると先生は言われました。

同じく逆境を経験した指導者として挙げられたのが稲盛和夫京セラ名誉会長です。彼もまた彼の話す言葉がとても凝縮された中身の濃いものだそうです。コミュニケーション能力の高い指導者であると言えます。彼もまた受験失敗や大病という逆境の中で読んだ本から、精神の重要性に目覚め、経営者となってからも熱く、強い精神をもった人材を求め、育てた結果京セラという大企業を築いたそうです。逆境の経験は指導者にとって必要だということが、稲盛氏の話からも見えてきます。

話は変わってアメリカの大統領から指導者はかくあるべきというのを見ていきます。ワシントン、リンカーン、F・ルーズベルトの三人の元大統領は現在もアメリカの中で偉大な大統領だといわれています。この3人の大統領は国の危機の時代に就任した大統領です。国家の危機を認識できたということ、危機への対応能力があったことが現在の評価につながっているのではないかということです。

ここで指導者の要件として先生は①人物・国家・機会②善人でないこと(ただの“いい人”では務まらない)③思考の深さ④決断力⑤信頼感、の5つを挙げられました。

さて、ここで日本の政治家を見てみます。安倍元首相以降、福田元首相、麻生元首相、鳩山首相とそれぞれその父か祖父が総理であったという世襲政治家が続いています。先生はその世襲の問題として、総理をやった人の子や孫だからといって総理にふさわしいとは限らないということ、生まれたときから周りに注意してくれる人がいないということを挙げています。そのため結局状況判断能力に欠ける指導者が生まれてしまうことが問題であるそうです。日本では能力が最優先でなく、知名度や毛並みの良さなど選挙の顔としての指導者を選んでしまっているということも問題の一つです。それが結局世襲首相が続く原因となっているのではないでしょうか。

日本の民間企業でも国際感覚の欠如が叫ばれています。ダボス会議など世界的な国際会議にもなかなか参加する経営者は日本にはいませんし、そのような場で英語で議論できる経営者もなかなかいないそうです。目覚ましい発展を遂げている中国の経営者はそのような場でも英語で話しますし、何よりも若い経営者であるということが最近の発展のエネルギーとなっているそうです。日本にはそのような若くて国際感覚が身についている人が経営者になりにくいという雰囲気があり、そのような雰囲気を何とかするべきだということを先生はおっしゃっていました。

これらのことから、日本では偉大な指導者を生み出すために、世襲を制限するべきだということ、指導者をつくるシステムを確立するべきだということ、そして、政治家を選ぶのは国民なので投票という行動を国民はもっときちんとしなければならないということを先生は挙げられて、講義は終わりました。

話を伺っての私の感想としましては、アメリカの大統領選挙が大統領をつくるシステムの一つであるということに改めて納得させられました。オバマ大統領も立候補したときにはあまり知られていない若手候補者の一人であったのに、ヒラリー国務長官との予備選、マケイン氏との本選という激しい戦いの中で、彼の中に眠っていたリーダーシップが育っていったのではないかと思います。メディアもオバマという魅力ある候補の中に将来の指導者になる資質があると判断し、選挙戦の中でリーダーとしてのオバマをつくりあげることに関与したと思います。日本は大統領制ではないのでこのようなシステムをそのまま取り入れるということは難しいと思いますが、様々な政策について、議員や国民が共に学んで、良い指導者を生み出すというシステムが必要なのではないかと感じました。

以上で今回の連続公開講座の報告を終わります。長くなってしまいましたが最後まで読んで下さりましてどうもありがとうございました。報告者は研究演習小池ゼミのゼミ長をさせていただいております桜井祐貴でした。

2010年5月13日 小池ゼミ研究演習Ⅱ

すっかり投稿したと思っていました、本当にすみません。

明日になってしまいましたがHWがあるので、要チェック!!

 

普天間基地について

 

米海兵隊普天間飛行場(沖縄県)の移設問題、駐留する米海兵隊の存在意義

 

 

米海兵隊の主要部隊

第一MEF

カリフォルニア

第二MEF

ノースカロライナ

第三MEF

第一海兵航空団(普天間基地等)、第三海兵師団etc

 

普天間基地

・沖縄から朝鮮半島や台湾海峡まで1日で駆けつけることができる

・敵から瞬時にミサイル攻撃を受けるほど近くない

 

1996年に住宅地と隣接する普天間基地を移設すると決める

→2006年にロードマップ合意で、14年までにはV字型の滑走路をつくると決める

→鳩山首相が「最低でも県外、できれば国外に基地を移設させる」と公約した

→海外案は拒否されてきた

→沖縄県外に移設させる案が強い

 →案1.杭打ち方式(サンゴを守るため直接、海にコンクリートを流さない)

   →問題、杭を打ってもサンゴを傷つける

  案2.徳之島に移設(沖縄県内)

   →徳之島の住民が猛反対、法律的に強行突破は可能だが政権が難しくなる・乱れる

 

 

【普天間基地の何が問題なのか、何に影響しているのか】

・鳩山首相の発言問題(無責任に言いすぎでは?)

・日米のトップが普天間基地移設について話しているが、市長などにはあまり決定権がない

・時期の問題

 →今、日本は経済成長をさせるべき

  →国債たまりすぎ、財政赤字

  →中国企業と対抗して日本企業を成長させるべき

  →状況判断が出来ていない、日本の過去4首相は父か祖父が元首相→適正があるのか?

・移設する方法の問題

・”脅威”から守るためというが、”脅威”とは何なのか

 →北朝鮮? 中国の軍事力の強さ?

 →日本をどうやって”守る”のか?

・近隣住民への被害

・ニュースに取り上げらる情報量の少なさ、偏り

 

【何の役にたっているのか】

・ロケーション的に便利

・台湾を中国から守る

・日本近隣の国への安定材料

 

【解決策】

・浮島方法が立地的にはベストだが、時間とお金がかかる

・関空を利用する

 →住民がokしている

 →立地的に遠いからNG

・普天間据え置き

 →結局何の解決にもなっていない、最悪の結果

・V字型滑走路

・基地の重要性を考える

 →日米の関係性を変えても、米軍を日本から無くすべき

  EX.  フィリピン、シンガポール

  →関係が変わり、日本の軍隊を強化することには膨大なコストがかかる

・ボイコット的なことばかりするのではなく、自民党時代の橋本首相がしたように沖縄と向き合って関係を築き、同意のもとで解決ができるかも

・徳之島に移設する

 →住民の反対を押し切る

  →デモが起きるのでは?

→伊丹空港も建設が決まった時は住民の反対があったが今は違う

  →今まで沖縄にあったから、他県に移設するよりは国家的に安心では?

   →国がそれ相応の資金援助を市町に寄付するべき

 

【個人プレゼンテーション】

6月24日、7月1日、7月15日

 

【次回、集団的自衛権について考える】

集団的自衛権とは何か  岩波文庫  著.豊下氏

国連憲章 第51条

憲法 第9条

 

【研修旅行について】

・国連の建物が3年間工事中だから、何も見れない

 →国連関連機関にいく?

 →田島教授にレクチャーをしていただく?

・6月24日5限にスケジュールMTG

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/5/26 23:47

アメリカ政策研究会4月30日、5月7日

桜井です!

報告が遅くなり申し訳ありません!ここでは4月30日、5月7日に行われましたアメリカ政策研究会の内容を記させていただきます。4月30日から今月いっぱいはこのアメリカ政策研究会、あと研究演習小池ゼミでは日米関係強化月間と題して勉強を行っております。今月はまだ14日、28日と2回研究会があります(21日はリサーチコンソーシアムです)ので興味のある方はぜひ金曜5限(16時50分より)三号館232教室までお越しください!

それではまず4月30日の内容です。23日より続くソフトパワーについての議論が行われました。23日の議事録を参照していただければわかりますが、最後にグループディスカッションを行い、出た意見について話し合いました。

・両グループとも日本のサービスの質の高さというものについて言及していた。だが、外国の人にとって日本のサービスが決していいものであるとは限らない。

・日本での遊びといえばそのへんでカラオケとかボーリングとかだが、外国、特にアメリカでの遊びといえばクラブなどでのパーティ。価値観が違う。だが上手いこと日本が情報発信できれば文化を共有することも可能。

・日本に興味を持つ外国人が多いのは事実。アニメやアイドルにはまりすぎて、一般的な日本人が知らないような情報も知っている。ただし、情報がそこからしか入ってこない、また、興味がないので知っている言語などに偏りがある。非常に熱狂的。それを利用してソフトパワーを活かすことができれば。ここでは情報に偏りがないようにすることが重要。切り口が大事である。

これらについて話されました。ソフトパワー論は学べば学ぶほど奥が深いものです。こういう考えがあるということも知っていただき、これをテーマに論文を書いてみることもいいかもしれません。

その後は、いよいよ日米関係についてです。日米関係に関する話題と言えばもう今は普天間基地移設問題ですね。鳩山首相が5月末での決着を宣言しておりますが、果たしてどうなるのかを今月は見守っていきたいと考えております。ここではまずなぜ普天間移設が問題となっているのかについて話し合いました。この話のときに参考にさせてもらった資料としては、日本経済新聞2009年11月5日夕刊6面記事、同新聞2009年11月24日夕刊7面記事です。

・在日米軍は陸海空軍、海兵隊合わせて3万人以上駐留。その半分以上が沖縄に集中。基地・関連施設も7割以上が沖縄に集中。

・1996年に橋本龍太郎首相(当時)が、普天間基地を沖縄県内の別の場所に移設することで米と合意。この合意に基づき、名護市のキャンプ・シュワブ沖合に移設する案がまとまる。

・21世紀に入り、ブッシュ前政権が米軍再編に着手。日本側は、普天間をキャンプ・シュワブに隣接した場所にV字型の滑走路を造ること、8000人の海兵隊をグアムに移すことをもとめ、現在の合意に至る。

その後の経緯は今ニュースで流れているようなものです。「最低でも県外」を公約の1つに昨年の総選挙を戦い、政権を握った民主党政権の対応は、二転三転し、現在に至っております。

ここで5月7日の回では、その普天間移設問題について参加者それぞれに日本の民主党政権、連立を組む社民・国民新党、野党の自民党、米国のオバマ政権、沖縄や普天間移設候補地に住む地元住民の5つの中のどれかになりきってもらい、ロールプレイング形式でのディスカッションを行いました。

設定として、少々強引で現実性に欠けますが、鳩山首相が決着の期限とした5月31日にこの5者が集まって普天間問題をどうするのかということを話し合うことに致しました。以下にその内容を記します。まず5者それぞれが意見を表明しました。

自民党:このような問題が起きる前、自分たちが政権を握っていたときに問題を完全に解決することができないという時間がかかってしまったことはすまない。ただ、鳩山首相の5月末までにという発言は実に軽い発言であり、無責任である。われわれが政権を握っていたときにとりあえず合意はできていたのに迷惑である。鳩山政権は色々案を出しすぎている。国民に理解できるようそれぞれの案について説明すべきである。5月末までに決まらないのであれば責任をとるべきである。

社民・国民新:我々の主張としては、とにかく普天間の移設先は国外である。首相は5月末までと言ってるが別に5月末までに決めなくても構わない。時間をかけて国外に移設してくれれば。

地元住民:アメリカはかつての敵。出ていってほしい(70代以上の意見)。本土の人が基地が悪いというからそんな気がするが・・・。基地があると危ないし来てほしくない。沖縄だけに押し付けるのはちょっと心苦しい(移設候補先の人)。基地が違うところに行くと職を失う。基地が来てしまうと我々の畑などがつぶされてしまう。など様々な立場からの意見。

オバマ政権:日米同盟の役割を理解してほしい。沖縄に基地を置くことに意味があるのだから国外移設は厳しい。沖縄はアジア戦略上非常に重要。アメリカはこれまでも民主党政権に対して自衛隊のインド洋給油撤退など譲歩してきたところもある。日本国内における米軍の犯罪をどこの国の法律で裁くかなどの話し合いはトップですべきである。

民主党政権:まずはじめに5月末までと言って申し訳ない。現行案でなく辺野古沖のくい打ち方式の方向で考えたい。この方向で行くことを決めたことが第一歩ではないか。海兵隊の抑止力というものを理解したので、徳之島移設は難しい。よって県外移設はしない。日米地位協定の変更についてはぜひオバマ政権と話し合いたい。

これらの発言を踏まえた上で議論が進められました。民主党の発言に対して連立与党が国外移設を連立政権離脱をほのめかしながら要求したり、地元住民は基地移設による雇用の問題を訴えたりという状況の中、オバマ政権も民主党政権に対し、早く決めなさいなどと要求したり、自民党が民主党政権を責めたりと民主党政権の役の方々は非常に大変な状況でした。およそ50分の話し合いの末、民主党政権の役の方々が5月31日に出した結論は先送りということでした。しかしこれもある意味第一歩であり、首相辞任はないとのことでした。

今回このようなロールプレイング形式でのディスカッションを行ったことでなぜ普天間移設問題がこれまで問題になっているのかが少しでも分かったと思いますし、それぞれの立場、特に民主党政権の役の方々は民主党政権は苦労しているなということが理解できたのではないでしょうか。これまでと異なった立場からニュースを見ることもでき、単純に立場になりきって話し合いをすることの面白さを感じることもできました。また機会があればこのような形でのディスカッションを行いたいと思います。

さて、次回は14日に上記のとおり5限、3号館232教室で行います。内容は日米関係について外部よりゲストスピーカーの方をお招きしてお話していただきます。もちろんどなたでも参加して下さって結構ですのでぜひともお越しください!それでは長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました!コメントなどあればよろしくお願い致します。

5月8日 特別ゼミの報告

58日に梅田キャンパスにて、「関西の元気な若者集合」というテーマでゼミを行いました。

講師として、前農林水産省大臣官房長の岡島正明様と、松下政経塾ご出身の杉本哲也様にお越しいただきました。

司会は戸山昌宏が務め、学生は20名程度が参加しました。戸山 昌宏

学生は、関西学院大学生のみでなく、京都大学・大阪大学・関西大学からもお越しいただきました。初めにお二方から講演をしていただき、後半に二グループに分かれてディスカッションを行いました。とても、濃密なディスカッションを行うことが出来ました。

 

そもそも、この会の目的は“関西の元気な若者たちでディスカッションをし、明るい未来へ繋げよう”というものです。

そこで、

“日本ってどんな国?”

“政治ってどんなもの?”

“働くってどういうこと?”

“私たちは大学生として何をするべき?”

“将来を担う私たちに出来ることは?”

という質問に対して、全員で考えていきました。

 

 

まず、杉本様から講演していただきました。

講演内容を紹介したいと思います。

 杉本 哲也

【働くとはどういうこと】について焦点をあてて、お話しして下さいました。

働くとは、「傍楽」と書く。つまり、そばの人たちを楽にする。周りの人を幸せにするということである。

 

そもそも、労働観は西洋と東洋で異なる。

では、西洋の労働観とはどのようなものであるか。

聖書から考えてみよう。

創世記:神が現れ、人間が創られる。それが、アダムとイヴである。

アダムとイヴには、決して口にしてはいけない禁断の果実があった。

しかし、へびに騙され食してしまう。アダムたちは罰として地表に落とされ、

働くことを余儀なくされる。

つまり、西洋の労働観は

働く=罰であるのである。

 

しかしながら、17世紀宗教改革が起こる。

このことをきっかけに、働くこと=罰から生きる喜びに変化する。

みんなを喜ばせることは、社会を潤わせることである。<隣人愛> 聖書:ローマ人の手紙より

 

西洋・東洋同様に働くということは、社会貢献なのである。

今現在、就職活動ではなく、就社活動になっている気がしてならない。

就職活動とは、自分の持っている最高の特性をどうやって社会に活かすかを考えるものである。

 

“自分とは一体どういう人間か。”

“自分の良さとは何か”

“自分という人間は何を通して社会に貢献出来るか”

 

そういったことを考えてほしい。

 

釈迦もソクラテスも孔子も同じことを言っている。

“人生は一度きりなのだから、思いっきりやらないと後悔する”と。

 

この機会に、私自身“自分”を見つめなおそうと思います。

長所と短所は表裏一体です。

何事もプラス方面に考え、自分の長所・特性を磨いていきたいと思います。

 

 

次に、岡島様にお話しをしていただきました。

 岡島 正明様

【日本ってどんな国】

日本とは、古事記から抽出された、かくかくしかじかを歴史的に堆積した国である。

これは、本居宣長が書いた「古事記」の中には、“日本”を見つめなおすために

あらゆることが書いているからである。

 

実際に、

『共同幻想論』  吉本隆明著

『歴史意識の古層』 丸山眞男著

『中空構造の日本の深層』河合隼雄著

などの本は古事記から影響を受けている。

また、日本と聞いて思い出すのは、3S である。

Sとは、“smile”“silence”“sleep”のことである。

また、空気支配・二重構造(ダブルスタンダード)・スケープゴートなども思い出す。

 

【政治ってどんなもの】

 

≪権力とは≫

ミシェル・フーコー 「権力とは目に見えない人々の間にあるもの」である。

 

≪国民主権とは?≫

我々は、みな有権者である。しかし、その実感はあるだろうか。

おそらく、実感がある方は少ないであろう。

しかし、我々は日本国民として一人一人が意識をもつことが重要なのである。

 

【働くってどういうこと】

「百聞は一見に如かず」という言葉があるが、

最近は、「一見は一体験に如かず」である。

実際に体験することは、私たちの人生に大きな影響を与える。

何事も体験してみるのがいいだろう。

 

【私たちは大学生として何をするべき】

“今”

“ここ”

“私”

“私たち”

とは、一体何なのか。

自分はどういう集団なのか。

“私たち”グループが“国”でしかないことが非常に残念である。

 

【将来を担う私たちに出来ること】

これは、非常に難しい問いかけである。なぜならば、これには二つの見方が出来るからである。

一つは、将来を担っていく若者の立場。

もう一つの見方は、過去を担ってきた世代の考え方。

将来を担う若者の立場からは、将来に向け何が出来るかという問いかけ。

一方、過去を担ってきた世代からの我々に対する問いかけは以下3点である。

 

“過去を担ってきた私たちがしてきたことは?”

“過去を担ってきた私たちが出来たであろうことは?”

“過去を担ってきた私たちがやるべきであった(でもやらなかった)ことは?”

 

実際に、私たち自身に“日本国民”であるという責任感が薄らいでいるかもしれないと感じました。

私も一日本人として、責任ある行動を心がけていきたいと思います。

今回のお話はとても貴重なものでしたので、このブログをご覧になる皆様に全てをお伝えしたく思い、このような長い文章になってしまいました。

最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。

講演の様子は後ほど動画としてup致しますので、よろしければ、またご覧ください。

これにて、報告と致します。

以上。 

201059日 辻 麻美絵

 

 Koike zemi研修旅行☆

何度もすみません。

ゼミ研修旅行の期間が変更になったので、その報告と参加者の募集をさせていただきます。

 

 

日にち:2010年9月7日―9月16日

日程 :9月7日  日本→NY

           KIX 13:15 → TPE 15:05

           TPE 16:15 → JFK 22:15

    9月8日   国連本部訪問(ミッドタウンイースト)、ミュージカル

    9月9日   NY観光

(自由の女神(ロウアーマンハッタン)$12、セントラルパーク散歩、 ショッピングetc…)

    9月10日   日経アメリカ社訪問(アッパーイースト)

         9月11 日         トレードセンター慰霊碑訪問

    9月12日   NY→DC(列車$49)

           ホワイトハウス、国会議事堂訪問

    9月13日    DC→NY(列車$49)

                 ナイアガラ観光($75)

           9月14日   NY→日本

            JFK 23:55 → TPE 6:15

          9月15日  機内(日付変更線)

          9月16日  日本着   TPE   8:35 → KIX 12:05

 

Members:

           Mayuko Fukui

            Tomoka Yoshida

            Emi Takeuchi

            Chizu Iwai

            Hiroki Takano

            Takuya Yusa

            Yuki Sakurai

            Hirotsugu Koike

            Mariko Koike

           Satko Masuda

           Asami

           Haruka

参加する予定の方は、4年mayukoまで言ってください :)

 

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/5/8 18:21

5月7日 3回生研究演習議事録

こんにちは。藤田です。

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今回の議題は「日本は集団的自衛権を行使を認めるべきか」。つまり、アメリカなどの同盟国が万が一戦争を始めることになったとしたら日本は後方支援だけではなく同盟国に加担し武力行使を実行するべきかというテーマです。あるいはそこまで言わなくとも武力行使を実行しうる可能性を認め、そのために準備をすることを認めるかということになります。

国連憲章によって認められている集団的自衛権ですが日本は今のところ権利はもっているが行使はしていないという状況にあります。その歯止めともなっているのが憲法第九条ですが、これは改正をしなくとも解釈によっては憲法第九条をそのままで、集団的自衛権の行使は可能であるという意見も存在します。では以下にみなさんの意見を載せます。

個別的自衛権とともに集団的自衛権も認めるべき

アメリカに誠意を見せる必要がある

金銭的支援だけでは足りない

日本もスイスのように永世中立国になればよいのではないか→スイスは金融大国であり、言語能力に富む人材が多い→日本が真似をするのは難しい

日本は義務を果たしている

武力面まで加担する必要はない

外国の問題は外国で解決してほしい

変に義務感をもって軍事行動にはしることはない

集団的自衛権を認めてしまったら、軍事政策面で強大な力をもつ米の都合の良いようにされてしまう危険がある

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いずれも日米同盟の重要性と日本国の戦争に対する慎重性が伺えますが、そもそもアメリカはいざという時に自国の軍を犠牲にしてまで日本を守ってくれるのか、日本はどうすれば身を守れるかなどの問題に関しても議題に上がりました。先生からご紹介頂いた谷口智彦さん著の「同盟が消える日」の中にも日米同盟は張り子の虎なのではないかという指摘も見受けられました。

アメリカとしては集団的自衛権を日本に発動してほしいのではないかという意見に対して、日本人としては中国侵略や軍事国家に走った罪の意識や実際の戦争の悲惨さを知っているという点で後悔や恐れの意識が根強いため、集団的自衛権を日本国全体で認めるということは少なくとも難しいという見解がありました。

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誤まった道に進まないためにもこの議題については日本国民のひとりとしてこれからも関心をもっていきたいですね。以上で報告を終わります。

2010年5月6日 小池ゼミ研究演習Ⅱ

 

オバマ大統領 エジプト カイロ演説(2009年6月4日)のスピーチ全文を読んで~

 

【問題・テーマ】

・イスラム過激派の暴力の問題について

 →「イスラム社会と戦争をしているわけではない。一部の過激派がいるから米軍がいる。過激派がいなくなるまでは、米軍は駐在し続ける。」

・全てが肯定的ではないがイスラムとの融和を訴える

・”there are not opinions to be debated; there are facts to be dealt with.”

・”have to confront is violent extremism in all of its forms”(暴力的過激主義)

・”need to discuss is the situation between Israelis, Palestinians and the Arab world”(イスラエル、パレスチナ、アラブの関係)

・”rights and responsibilities of nations on nuclear weapons”(核兵器に関する各国の権利責任)

・”democracy”(民主主義)

・”religious freedom ”(信教の自由)

・”women’s rights”(女性の権利)

・”economic development and opportunity”(経済発展と機会)

 

 

【意見】

・イスラム社会を否定しているわけではない

→イスラム文化の人々に心を開いてほしいように伺えた

→アフガニスタン、イラク戦争の戦争家庭などを正直に語っている

・私はイスラム社会を否定していない

→イスラム社会に近いことをアピールしている

・アメリカの成功は暴力でなく、人々の強い意志(平和など)によるものであるように感じた

・実際に起こったことなどを正直に伝えるなど、心に訴えかける

 →日本のリーダーと異なる言葉の重み

 

【表現】

・「私は~します。」という今から、やろうとしていることを強調している

3.1のリズム(3つの問いかけ→結論)

・コーランの一節、アラビア語を取り入れている

・自分のバックグラウンドを述べて自分をさらけ出す

・異なる宗教の聖典を引用して世界は一つであることを強調

・”a new beginning between the United Sates and Muslims”

・”Islam is the part of America”

 

 

≪Group discussion≫

アメリカとイスラムの関係が日本にどのような影響を及ぼすか”

 

・日米同盟を結んでいる

→アメリカとイスラムの関係が悪化したら、日本はアメリカにつく?

・日本が起こすべき役割

・中東で核を使用した戦争が起きたら?

 

【group A】chizu / vivi/ noppe/ mayu

・カイロ演説からも伺えるように、1カ国のactionが世界に与える影響は多大

・アラブ諸国には資源が多くあるから、日本は米国に完全サポート出来ない?

 →9条があるから即行動は出来ないのでは?

・アメリカ + 連合国  VS イスラム  →米国はそれを強みにしている

・アメリカとイスラムの関係が良好になりすぎても、資源を確保されるので日本には不利?

 

・今の日本は自国(ex.普天間問)の課題をクリアにするべき

・昔の日本はNPO的な構造だった

 →このような機関が国家の問題解決に向けて解決していくべき

 →日本政府ではもう無理!

 →アメリカだとNPOに34億もの大金をかけ(寄付が殆ど)運営している

・日本政府は宗教面で温いから、世界的な宗教問題に関与しにくい?

 

・もしも中東で核戦争が起きたら、中国に多大な影響が出る

 →戦争面ではなく、製造などがストップしてしまう

 →後々に日本や他国(developed & developing countries両方)にも影響がでる

・イスラム諸国はアメリカや韓国、日本などの空母があるところを狙ってくるはず

 

・今、日本への影響は何かある?

 →イスラム諸国の人が日本と関わりにくい(労働や移民等)こと位?

 

 

【group B】papa/ tomoka/ iku/ asami/ haruka

・イスラム教徒キリスト教は通じるものがあるが、日本は無宗教のため大きな違いになる

・もしイスラムとアメリカが友好関係になれば、資源をアメリカにとられ日本が使用することが難しくなるのでは?

・もしも両国の関係が悪くなれば、アメリカ側に日本はつく

 →イスラムは日本を気にしていない

・日本が2カ国の仲介に入ることは力量的に不可能

 

 

・日本の宗教が薄いから、両国の間に入りやすいのでは?

・2カ国が友好関係になれば日本にもプラスになる

・中東の人は日本に対してマイナスのイメージがないのでは?

 →アメリカとイスラムの中立的立場に入りやすい

 →アドバイザー的な存在で

・日本の国債問題を解決しなければ、国際的活動にも関与しにくい?

・日本発言力は弱い

 →言語の壁、経済の不調 

→世界が日本をみる”位置づけ”も変わってくる

 ⇒日本の企業や教育の根本から変えなければ変わらない

 

 

●国債●

ギリシャで国債

財政赤字を回復するために、政府が増税や給料を減らしている

→民間で不満 →デモ

 

日本の国債は海外でも売買されている

ギリシャ以上に国債があっても、不安定にはなっていない

 

 

 

5月は日米強化月間です。

来週は普天間基地の問題について考えるので、原因や解決法などを事前に調べておいてください!!

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2010/5/7 14:13

4月30日 3回生研究演習議事録

こんにちは。藤田です。研究演習の内容報告をします。遅くなって申し訳ありません!テーマは最近話題の普天間基地移設問題でした。

では一応普天間基地移設問題についての簡単な説明を朝日新聞を参考にして以下に書きます。まず沖縄には面積比にして在日米軍施設の75%が集中しており、沖縄本土の18%が米軍施設に占められています。普天間基地は嘉手納基地と並んで沖縄におけるアメリカ軍の拠点となっています。住宅地に囲まれた米軍普天間飛行場は、騒音や事故の危険性が指摘されてきました。95年の米兵による少女暴行事件で沖縄県民の批判が高まったのを背景に日米両政府は翌年基地の全面返還に同意しました。しかしこれは移設先の決定がなかなか決まらず実現しませんでした。つまり普天間基地移設問題とは普天間基地の廃止・移設をどうするかが議論の対象です。

ゼミではこれからの日米同盟の在り方と普天間基地移設問題の解決策を考えました。これからの日本としては日米同盟の①現状維持②強化③解消④中国など他国と同盟関係を結ぶなどが考えられます。同盟と基地問題について以下のように意見が出ました。

・何かあれば米国が守ってくれる→その代わりに日本に基地を置く

・日本の基地からアフガン、イラクなどへ米兵がいくのは受け入れがたい

・冷戦下では日本は西の拠点として基地をおいたが、今はソ連がいない→日米同盟の重要性は以前より減る

・中国に対しては日米同盟は必要

・安全保障のため日米同盟は重要

Aグループ→ 短期的にはとりあえず日米同盟現状維持。普天間基地の問題よりも日本国内の政治をまず安定させるべき

Bグループ→ 日米同盟は現状維持。基地は国内にするべき。キャンプシュアブ陸上案が妥当

Cグループ→ 日米同盟現状維持。海上にメガフロートをつくり基地を移転する。公共事業で失業者対策にもなる。珊瑚礁保護のために定期的に移動させる。近隣国との関係や金銭的な点が問題

このように日米同盟に関しては現状維持で意見が同意しました!普天間基地についてはメガフロート(巨大人口浮島)をつくるなど興味深い意見が出ましたね。では以上で内容報告を終了します。

明日5月7日のアメリカ政策研究会について

桜井です!

明日5月7日のアメリカ政策研究会ですが、日米関係、特に今何かと話題の普天間基地移設問題を中心に話し合うことを予定しております。各自で日本の民主党政権、アメリカのオバマ政権、民主党と連立を組む社民党・国民新党、野党の自民党、基地がある土地に住む地元住民のどれか一つになりきってもらってロールプレイング形式でのディスカッションを考えております。前回出席された方で明日来られる方は前回割り振った通りに、まだ割り振りされてない方は明日にどの立場でディスカッションを行うか考えておいてください。それぞれの立場からニュースを見ることで全く異なった意見を持つはずです。それでは明日5限、三号館232教室でお待ちしております!前回の詳しい議事録は遅くなりまして申し訳ありませんが後日掲載致します。

プロフィール


小池洋次
研究分野のキーワード 政策形成過程論、アメリカ政策研究、メディア論 研究内容 政策に関する諸問題を国際的視点から分析、研究しています。担当教員の経験(日本経済新聞社でのマクロ経済政策=財...

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