2010年9月

伝えるということ

私はゼミで、いつも「成果(アウトプット)」を意識するようにと伝えている。総合政策学部では、多くの学生が、海外留学やボランティア・フィールド活動など多様な体験をしているが、それを自身の成果物として、人に伝えるという事を意識している学生がどれほどいるだろうか。貴重な経験をしたとしても自分自身の中で単に良き思い出として埋もらせてしまっていてはその体験の価値は半減する。社会に出れば常に質の良いアウトプットを出すことを求められる。学生の時からぜひ意識をしてもらいたい。小西ゼミ生には、学生自身の体験や考えを伝える様々な機会を与えるよう意識をしている。この夏休みには、学部のオープンキャンパスで小学生へ貧困問題を指導するという機会と、高校生60名と千刈キャンプでMDGsや国際問題についてディスカッションをする機会があり、ゼミ生達が参加した。

学部オープンキャンパスでは、小学生達に、日本での自分達の生活と途上国の子供達の生活を比較するグループワークを体験してもらい、貧困問題を理解(実感)してもらう指導をゼミ生達が行ったが、小学生に対して「貧困問題」という難しいテーマをどのように伝えるのか、ゼミ生達にとっても大変なチャレンジであったと思う。

後日、オープンキャンパスでゼミ生から指導を受けた小学生数名が、貧しい途上国の子供達の為に自分達も何かできることはないかと相談し、近所の人たちにカキ氷を売り募金を集め、そのお金を現地の子供達の為に寄付をしたいと事務室に申し出があった。関学生が教えたことが、小学生達の心を動かしたのである。人に伝え教えることの大切さを、ゼミ生自身も感じてくれたと思う。 小学生達が集めた募金は、比ストリートチルドレンの支援活動を行っている国際NGO「CHILD HOPE ASIA」に寄付をする形で現在調整を行っている。 詳細は後日ゼミHPにアップする予定。

小西ゼミHP

プロフィール


NAOMI KONISHI
研究分野のキーワード 国際協力、国際人事政策、能力開発・キャリア開発 研究内容 私は着任前、国内の外資系企業及び国際機関にて、組織の人事政策や人材戦略に基づく人事管理業務に携わっており、...

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