2011年度秋学期開講の「フィールドワーカーのための電波利用講座」の授業風景を総政15周年記念ブログに投稿するのが遅くなってしまった。
ようやく、9月28日の第1回授業と10月5日の第2回授業について簡単な報告をアップロードした。
来年1月7日(土)に三田キャンパスでWiFi-WDSネットワーク構築実習を履修生全員参加(3チーム)で競い合う形式で実施する予定だ。
<http://sps-program.weblogs.jp/jl3yjf/>
<http://sps-program.weblogs.jp/jl3yjf/2011/12/20111-edac.html>
以上
文責:中野幸紀
写真撮影:尾崎
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本日(2011年11月25日(金))の午前11時から2号館102教室で標記の中野ゼミ4回生による「フランス農業に学ぶ~」の口頭発表(プレゼン)がありました。

現在の4回生が、3回生のとき、霞ヶ関現地フィールドワークで農林水産省を訪問し、日本の農業自給政策にギモンを持ったのがきっかけとなり、自給をめざす農業政策について本格的な勉強が始まりました。
総政の「問題発見からすべては始まる」そのままです。
中野ゼミ4回生6名(うち、1名は3回生)は、2011年9月にフランスの農業現地視察に行きました。訪問したのはジェトロ・パリセンターとパリ近郊Maisse市の農家(シトロン家とレモン家)でした。
その結果、フランスの農業政策は、EU単一市場統合の前提となる「基本政策」中の基本政策だったということがよくわかりました。
EUメンバー国が相互に国境を撤廃するためには、貨物とサービスの関税撤廃、非関税障壁の撤廃だけでは不十分で、国境によって租税負担に大きな差が生じないように、TVA(付加価値税制)もEU全体として新たに導入しました。これと同じように、農業分野においても「自給自足農家」の中から「意欲と能力」を有する人たちに大きな挑戦課題とチャンスを提供する農業政策を提示する必要があったのです。
それが、「EU共通農業政策(CAP)」でした。フランスではCAPによって50年間という長い期間をかけて「意欲と能力にあふれる農家」をはぐくんできたのです。レモン家は典型的な小規模農家。しかし、パリから70kmという大都市圏での好立地を活かして鶏とガチョウなどの新鮮な肉と玉子を直接販売によって供給する経営を選択しました。シトロン家は100ヘクタールを超える中規模農家。週休2日、年休1ヶ月の労働条件で農業労働者を1名雇用している「農業法人」。現在は有機農業への転換を州政府からの助成金を受け取りながら推進中です。
このように、フランスの農業が自給農業に変わっていくためには「やるきのある農家」がその先祖伝来の農業規模をうまく活かしながら、「独自の経営手腕」を「中長期にわたって安心して」発揮し続けることができる「農業政策」が必要だったのです。それがフランスにとってのCAPでした。
4回生の今回のプレゼンは、TPP議論が高まる日本の農業に対する処方箋ともなっています。
卒業論文の提出が待ち遠しいものです。
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フランスの農業事情を実地調査するため、今回はオルレアン大学経済学部のPhilippe SAUCIER教授にお願いしてEssonne県(県庁所在地Evry市(県番号91))のMaisse市内の2軒の農家を訪ねさせていただいた。
質問リストは昨年度の日本の農林水産省訪問調査とリサーチフェアでの口頭発表を踏まえて中野ゼミ4回生が準備した。仏語翻訳・通訳は中野が担当し、ネイティブチェックはSAUCIER教授が行ってくださった。
午前中の実地調査は190haを耕す大規模な穀類生産農家、Citron家の農業事情調査。Citron家の農業作業に邪魔になってはいけないので午前中の早い時間に訪問した。
Citron家代々が専業農業家。おばあさんが現役で経営しており、息子さんが共同経営者となっている。農業労働者(ジルさん)がフルタイムで雇用されている。
質問は経営形態、生産要素投入状況、生産出荷状況などの経済的な項目から、EUの共通農業政策による農家所得補償の状況などの政策的な項目まで、約2時間に及ぶ質問にしっかり答えてくださった。経営内容についてはおばあさんが主として答えてくださり、今年度から取り組んでいる新しい有機農法(Bio)については息子さんが、実際の生産要素投入量及び農業技術などについてはジルさんが交互に答えてくださった。
午前中のCitron家でのインタビュー調査が終わり、SAUCIER教授宅の裏庭に移動。教授お手製のバーベキューとデザートなどで満腹。さらに午後の農家訪問調査へ。
午後の調査は、約100haの耕地で主に家禽類を育てる専業農家、Raimond家が対象だった。
Raimond家も代々家禽類を育ててきたことが現在の生産(商品)構成につながっている。おじいさんとおばあさんが元気で手伝っておられるが、現在の労働力は息子さん一人の肩にかかっているそうだ。農業労働者は収穫期にパートでお願いする程度で、フルタイムでは雇用していない。
耕地には、にわとり、かも、ガチョウなどの家禽類の生産に必要な穀類(小麦、トウモロコシ、豆類)を植えている。家禽類は網で囲った場所で放し飼いにしている。
Raimondへの聞き取り調査は、実際に現場を見ながら実施された。質問リストはCitron家に対するものと同じ(パネル調査)。経営形態、生産関数を知るための生産要素など。家禽類に対するEUからの所得保証助成制度はないため、CAPに対する質問は多くの項目が空振りとなった。
その代わり、有機農法の功罪について長時間丁寧に説明してくださった。実際、Raimond家ではより美味しいにわとりを生産するため、消費者と直接コンタクトできる販売チャネルを開設している。
このように、2軒の農家はそれぞれ生産物が異なり、投入されている生産要素(資本、労働)も大きく異なるが、農業生産者としての誇りは共通して非常に高いように見えた。
農業現地事情調査の際に、前日お話をお伺いすることができたJETROパリセンターの村山さんのお話がいたるところで役にたった。
なお、上に掲げた写真の撮影年月日が2011年9月10日となっているのは、日本時間に設定されたままのデジカメで撮影しているためである。実際にはフランス現地時間の2011年9月9日の午前と午後に実地調査が実施されている。
写真と文:中野幸紀
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パリでの中野ゼミ海外授業の第2日目は「フランス農業事情」ヒアリング調査。そのため、ジェトロ(日本貿易振興機構)パリセンターを訪問しました。ジェトロ・パリセンターには日本からの食品・農林水産品輸出振興のために村山さんというエキスパートがおられます。
今回も神戸のジェトロ事務所からブリーフィング・サービスを申し込ませていただきました。
予定の午前11時半にシャンゼリゼ通りのGeorgeVからBerri通りを北に上がった27番地にあるジェトロ・パリセンターに到着しました。
午前中には学生さんたちはルーブル美術館に行き、モナリザなどを鑑賞してきました。
ご担当の村山牧衣子さんから全12ページの分厚い説明資料が配布され、約1時間にわたって丁寧にご説明をいただくことができました。お忙しいところ誠にありがとうございました。
写真は、ブリーフィングの様子です。
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中野ゼミ恒例のフランス海外授業が9月6日(火)から実施されている。
2011年度の訪問先はパリの「カルチェ・ラタン」、「ジェトロセンター(日本貿易振興機構パリセンター)」、「パリ郊外の農家」及びブルターニュの「モンサンミシェル」である。
リサーチフェア2011での発表に向けて(その後の卒業論文執筆に向けて)、フランスの農業事情調査(ジェトロでのブリーフィング)と実際の生産現場(農家)訪問という農業政策現地調査テーマと、世界遺産観光事業現地調査テーマの2本立て。
2011年9月6日早朝にパリ・シャルルドゴール空港に中野ゼミ5名が中国広州経由のエールフランス機で到着。機内も快適だったとか。まずは、到着の記念写真。
そのままホテルに直行し、スーツケースなどを預けて再度パリ市内に移動。北駅(ギャール・デュ・ノール)で打ち合わせどおりスペイン(リスボン)から合流の中野ゼミ3回生1名と合流。これでゼミ海外授業参加者6名全員がそろった。まずは記念写真(笑)。
学生5名が宿泊するパリ郊外(Gennevillier)のホテルから北駅までの途中に凱旋門があった。とりあえず、記念写真をみなさんで取り合う。
北駅で無事に今回の海外授業参加者6名が集まったので、まずは腹ごしらえ。駅そばの食堂はツーリストばかりなので少し歩いてビジネス街の境辺りのブラッスリー(食堂)に入る。みなさんでおっかなびっくり本場のフランス飯をぱくつく。
午後から、海外授業のテーマの一つ、カルチェ・ラタンの訪問。
メトロ南北線(4号線)でCITE駅まで。CITEで裁判所とパリ警視庁の建物を見て、学生さんたちの希望でノートルダム寺院へ。
元気な学生さんたちは寺院の上に上がる。年寄りの先生はひとり下で待機。写真はノートルダム寺院のステンドグラス。
Rue des Ecolesのフランス最高学府Le College de Franceの建物を見て、サンジュンヌヴィエーヴの丘を登り、アンリ・キャトル(Henri IV)高校を見る。バス停辺りには賢そうな高校生が。パリはちょうど学期はじめの学生登録の時期だ。そこから図書館前を通っていよいよ「パンテオン」に到着。
パンテオン正面の上部に、「祖国が認めた偉大な人達へ」と書かれています。
すでに夕刻だったのでパリ第4大学などに降りていく途中にあるムフタール通りなどの現代学生街は今回はスルーしてソルボンヌ大学正面に回りました。
みなさん、しっかり勉強してソルボンヌ大学(パリ第1大学、第2大学、第3大学など)に来るのですよと言いつつ、記念写真。
サン・ミシェル通りをそのまま北上しながら若者向けのファッションをみんなであれこれ批評しながらウィンドウショッピング。途中でスーパー「モノプリ」で夕食材料の購入。
そして、学生さんたちはそれぞれの宿に散っていきました。海外授業第1日の報告でした。
写真と文:中野幸紀
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総政学部のみなさん、こんにちは。
標記のとおり、今年度の電波利用講座受講生のオンライン先行履修登録申請の受付がそろそろ始まります。
先行履修登録は事務室のオンラインシステムなのでみなさんのほうがよくご存じだと思いますが、昨年度の例ですと9月第1週に先行募集が始まって、締め切りが9月9日ごろだったかと思います。
シラバスは通常のシラバス閲覧ページから「政策トピックD:フィールドワーカーのための電波利用講座」で見ることができます。
みなさんの周り(サークル活動など)の1回生、2回生にも周知していただけますと幸いです。
では、みなさん、よろしくです。
中野幸紀
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一昨日の8月6日午後9時から7日午後3時まで実施されたJARL主催のフィールドデーコンテストに参加しました。オペレータは総政研究科院生の仲田さん(JO3VVO)と中野(JA3VWT)でした。
今年度の参加にあたって目標としたのは、ローバンド用ロングワイヤーアンテナの設営実習と性能確認でした。今年3月のブルキナファソ電波利用促進現地調査の経験を踏まえると、持ち運びと設置が簡単なワイヤー系アンテナの途上国におけるさらなる利用可能性が拓けるものと期待しています。
長さ90mに達するロングワイヤーアンテナをKSC3号館屋上から厚生棟芝生まで展開し、波長80mの3.5MHzのSSB通信にどの程度の性能が期待できるかを検証してみました。

結果は、昨年V型短縮ダイポールアンテナでは3.5MHzで1局だった交信局数が今年度設置したロングワイヤーアンテナでは19局に増えました。使用したトランシーバは人気作家のすがやみつるさんが電波利用講座キックオフ講演会をきっかけに寄付してくださったTRIO社の往年の名機TS-130V(10ワット機)。1980年代のリグなので1.9MHz帯は装備しておらず、確認できなかったが、ロングワイヤーアンテナであれば1.9MHzでのオペレーションも可能だったと思われる。
7MHzでは、交信局数51局を数え、北海道から九州まですべてのエリアと交信できました。総交信数は、129局、得点は昨年の3760点(全国15位)から今年は8901点(暫定計算値)に増えました。これで、全国順位も少しは改善されるかも。
電波利用講座に講師として来ていただいている曽根先生の母校、香川県詫間町の香川高等専門学校(元の詫間電波工業高等学校)のアマチュア無線クラブ局JA5YAP/5の元気な声が聞こえていた。コンテスト中なので長話はできなかったが心からエールをお送りした。
コンテスト参加の詳細は、新学科開設記念ブログ「電波利用講座ブログ」に報告しましたのでそちらをご覧ください。
なお、先日見学させていただいた「NTTドコモ関西アマチュア無線クラブ(JA3YRA/3)」が西宮市内船越峠に移動してきており、前社長の西邑さんと交信ができました。これがコンテストとは別の意味で最大の収穫だったかも知れません。
交信いただいた全国のみなさん、ありがとうございました。
(文責:中野幸紀)
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中野ゼミでは8月1日と2日に霞ヶ関フィールドワークを実施しました。
1日午後に経済産業省岡田経済産業審議官にご挨拶させていただき、その後、商務情報政策局クリエイティブ産業課とメディア・コンテンツ課で、クリエイティブ政策とコンテンツ政策の概要、音楽産業の現状と課題、AKB48などの日本発国際フォーマットビジネスの展望、初音ミクの国際化などについてお話をお伺いすることができました。
夕方からは宿泊していた代々木のオリンピック記念青少年センターで本保首都大学教授(前観光庁長官)から観光政策の課題と展望についてお話をお伺いすることができました。
第2日の午後、国際機関日本ASEANセンター観光部を訪問し、イン・トゥン観光部長にご挨拶させていただいた後に渕上観光部長代理から観光部の業務内容の説明と今後の課題について具体的な事例と統計を踏まえ、お話をお伺いすることができました。
みなさん、ご協力ありがとうございました。
なお、文中の敬称は省略させていただきました。
文責:中野幸紀
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みなさん、ブルキナファソをご存じですか?
7月6日(水)と8日(金)にブルキナファソ・アマチュア無線連盟会長のHugolin POODAさんがKSC3号館に来られます。
そこで、CRIOR主催で「ブルキナファソ勉強会」を開催します。
CRIORでは今年3月に引き続き、来年3月にもブルキナファソで、学生チームと一緒に電波利用フィールドワークを展開する予定です。
この機会にぜひブルキナファソがどんな国と自然なのか勉強しておきましょう。参加は自由です。
開始時間と場所は追ってご連絡します。
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まだ試作公開中のCRIORホームページですが、昨日4月20日に開催した現地調査報告会で使用した「Six days in Ouagadougou」と題したパワポ資料の印刷版をアップロードしておきました。
ごらんになるには以下のURLをクリックしてください。
http://www.ksc.kwansei.ac.jp/~crior/sixdays_in_Ouaga.pdf
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中野幸紀
研究分野のキーワード
技術と経済発展、フランス型市民情報社会、対立の深まる南北問題
研究内容
市民が安全で快適な生活をおくり、社会的調整が大きな摩擦なく進められるためには、安定した経済社...

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