西野ゼミ紹介2017

こんにちは!西野ゼミ5期生の大西です。

今回は未来の西野ゼミ生に向けて、西野ゼミの紹介をさせて頂きます。

西野ゼミは毎週木曜日4限(3年)、5限(4年)にⅠ号館203教室で授業を行なっています。

授業内容は「国際協力」をテーマに、座学だけでなく、フィールドワークや研修を通して、『学び、考え、行動する。』を実践できるゼミです。

フィリピンフィールドワークでは、農村を訪れ、田んぼに入って農業体験をしたり、農民と一緒に食事をしながらお話をしたりと、楽しい経験がたくさんできます。その経験を通じて、「国際協力とは何か?」を考えていきます。

西野ゼミの雰囲気や、西野ゼミ二大イベントである「フィリピンフィールドワーク&東京研修」に関しては、以下に動画を用意してあるので、ぜひご覧いただき、「西野ゼミはどういうゼミなのか」を掴んでもらえたらと思います。

最後になりますが、西野ゼミはどのゼミよりも学びが深く、仲も非常に良いと自負しています。

是非西野ゼミにお越しください!!!!

5期生東京研修報告〜グローバルフェスタ〜

10月1日(日) 天気:晴れ

こんにちは!西野ゼミ5期生の大西です。

今回は10月1日、2日に行われた東京研修のうち、1日に参加したグローバルフェスタについて書かせて頂きます。

グローバルフェスタとは、国際協力の現状や必要性などについての理解と認識を深めてもらうことを目的として国際協力活動を行う政府機関やNGO、企業などがそれぞれブースを出展して活動の紹介を行う国内最大級のイベントです。今年で27回目の開催となり、お台場で開かれました。

西野ゼミの学生は明治大学情報コミュニケーション学部高橋ゼミの皆さんと一緒にグループに分かれてグローバルフェスタを見学しました。9月のフィリピン研修でもお世話になり、西野先生が代表を務めていらっしゃる特定非営利活動法人ジーエルエム・インスティチュート(GLMi)の出展ブースを中心に、様々な団体のお話を聞かせて頂きました。また、グローバルフェスタには世界各国の料理を味わうことのできる屋台もたくさん出店されており、各グループで昼食を取りながら、お互いの大学生活について話し合ったりしました。加えてグローバルフェスタに用意された特設ステージ上では様々なイベントが行われており、西野ゼミ生は『庄野真代×「国境なき楽団」ライブトーク』に参加しました。世界各地で音楽を通じた国際協力活動を行う庄野真代さんの歌声と「国境なき楽団」が奏でる音色のハーモニーはとても心に響くものでした。このライブトークの中で庄野真代さんと「国境なき楽団」の方々が話された、「何かをみんなで成し遂げていくことが未来に繋がっていく」「1人でできることは小さくても、みんなでやれば大きくなる」「音楽活動はいろんな力を持っている。音楽活動をきっかけに新しいことを始めよう」という言葉が強く印象に残りました。余談になりますが、歌手で、現在NGO「国境なき楽団」の代表を務めていらっしゃる庄野真代さんと西野先生は昔から親交があるらしく、西野ゼミ生として改めて西野先生の偉大さに気付かされました。

グローバルフェスタを通じて、日本にはたくさんの国際協力の団体があること、様々な国際協力の形があること、他大学の学生がどのようなことを学んでいるのかなどを知ることができ、非常に有意義な時間な時間を過ごすことができました。

 

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5期生フィリピンフィールドワーク報告(10日目)

9月12日(火) 天気:晴れ

午前:大使館訪問

日本大使館はホテルから15分程度の距離の海岸通りの一等地に所在しており、厳重な警戒のもと入館しました。西野先生の「ここは治外法権があるから日本だよ」とのコメントに、より気持ちが高まりました。3階の議会のような部屋でインタビューが行われ、各自が席の前のマイクで発言していきました。お忙しい中、寺田さん・小林さんにお時間を取っていただき話を聞くことができました。

大使館の大きな仕事は経済外交(貿易・関税・検疫など)と経済協力(ODA・現地に進出している日本企業とNGOのサポートなど)で、経済協力で大事にしていることはどのように最小の投資で最大の価値を生むかということだそうです。現状分析から最も効果が出そうな地域・プログラムを選定し、モデル地域を作っての技術移転や資金協力を行っていきますが期間が限られているプログラムに対して維持の方法が課題だそうです。

米の食べる量は日本が年間50キロであるのに対し、フィリピンは127キロもあります。それだけ稲作が重要な産業であるにもかかわらず、機械化するための田んぼの形でないこと、機械を入れる農道がないこと、使われていない機械があることが課題となっています。支援する際にものをあげるだけではなく、使う側の立場に立って使い方や直し方、使う意義なども伝えることが重要だと学びました。

逆にフィリピンから日本への支援はあるのかと聞いたところ、人材と食材の分野で”支援”を受けているとの回答がありました。食材とは食の安全保障のことで、良好な関係を常に築くことで代替輸入先の確保につながり日本は支えてもらっているそうです。

大使館の比率は日本人とフィリピン人が半々で、来ている日本人スタッフは外務省だけでなく、いろいろな省庁や組織からの出向があるとのことでした。ちなみに小林さんは岐阜県からの出向、寺田さんは農林水産省からの出向だそうです。UNやアジア銀行、JICAなどの連携に関しては外務省の出している国別援助方針に従ってスキームをサポートしたり自らコーディネートしたりします。またNGOや日本企業との協力も近年増加しており、ごみ収集に関してはコンポストの普及事業で新日鉄住金との提携事業があるそうです。

午後:帰国

大使館訪問の後、空港へ移動して出国の準備に入ります。お世話になったバズさんやドライバーさんとはここでお別れとなり、別れを惜しみました。悪天候ではありましたが大きく遅れることなく飛行機は出発し同日夜に関西空港に到着、解散となりました。

フィリピン研修を通して、国際協力に対する知識はもちろんゼミメンバー同士の仲も深まり、今後の東京研修やリサーチフェアに向けてさらに一致団結していくきっかけとなる有意義な時間をすごすことができました。これからの大学生活もみんなで支えながら頑張っていきたいと思います。

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左:出国直前。次はさらに人間的に大きくなって戻ってきます!

右:飛行機の中から。終わりは始まり。またそれぞれ新たな挑戦が始まります!

(右馬・中村・尾畑)

5期生フィリピンフィールドワーク報告(9日目)

9月11日(月)  天気:雨
午前中はADBを訪問しました。ADBのセキュリティーがかなり厳しく、みんな驚いていました。図1

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ADBでは南アジアセクターを担当している山口さん、東南アジアセクターを担当していらっしゃる稲垣さんにお話を伺いました。山口さんの担当している交通セクターは空港や道路といった交通インフラの整備などを行なっています。交通セクターはADBの中で一番お金がかかるそうで、アメリカドルで1.5trillionドルがアジアの国々に必要なお金であるそうです。最近は交通だけでは解決できない分野が出てきているのが問題で、政策サイドから考える必要があるそうです。また、ADBの強みは地域協力でこれからも地域協力を大事にして活動していくそうです。その他にも様々なお話をしてくださり、とても勉強になりました。

 

次は東南アジアの社会セクター(教育、保健、社会保障)を担当している稲垣さんからお話を伺いました。社会セクターでは国が抱えている課題をチャレンジ、その課題に対してどのように対処していくプロジェクトを国別に紹介していただきました。また、貸す側のポリシーと相手国政府とのギャップという裏側事情も知ることができ、大変有意義な時間となりました。

 

昼食はADB内にあるカフェテリアでとりました。ADBに在籍している多国籍の職員向けに、様々な国の料理が揃えられていました。勿論日本食もあり、私たちは久しぶりに日本食を味わうことができました。

チャレンジ プロジェクト
カンボジア エネルギー、インフラ、労働生産性が低い インフラ、職業教育
ラオス インフラのギャップ、融資の使い方が不透明 インフラ、高等教育
ミャンマー インフラ、農業、教育 インフラ、高等教育、保健
ベトナム インフラ、これ以上Public  Lendが受けられない インフラ、高等教育、保健
インドネシア インフラ、ガバナンス フードマネジメント
フィリピン 若者の貧困、台風被害 水道、中等教育

 

次に伺ったのはJICAのフィリピン支部です。JICAに着くまでに渋滞で想定よりも長い時間がかかってしまいました。

NGOデスクの浅田さんが担当して下さり、JICAの活動の概要説明だけでなく、フィリピンの活動内容やマニラの持つ現在の問題点などを学ぶことができました。

図3

 

夕食はADBでのアポイントメントなどのアレンジをしてくださったADBの城石さんと共に海岸沿いのレストランで夕食をとりました。時間が遅れていたのに加え、あいにくの天気で、景色を十分に堪能できなかったのが残念でした。しかし、城石さんの今までの経歴や体験談など貴重なお話を直接伺うことができました。フィリピンでの最後の夜を楽しく過ごすことができてよかったです。

(尾畑・中島・松本)

図4

 

5期生フィリピンフィールドワーク報告(8日目)

9月10日(日)  天気:晴れ
午前は、まず、マニラのレガスピマーケット(通称:サンデーマーケット)を訪れました。
ここは、フィリピンの富裕層や海外からの観光客がたくさん訪れる、非常に活気溢れるマーケットです。このサンデーマーケットには、Vizcaya FRESH!も出店しており、レタス、人参、きゅうりなど、たくさんの有機野菜を販売しています。このマーケットのお客さんは、有機野菜に興味を持っておられる方が非常に多く、私たちが訪れた際、現地のフィリピン人だけでなく、仕事でマニラを訪れている日本人の方も買いに来られていました。その方にお話を伺うと、「有機野菜だから、健康に良いし、美味しい。だから、毎週買いに来ている。」とのことでした。また、単に野菜を売るだけでなく、有機野菜の説明や、Vizcaya FRESH!の取り組みなど、商品に付加価値をつける説明も行なっています。Vizcaya FRESH!のスタッフの方が色々な工夫に取り組んでいると感じたレガスピマーケット視察となりました。

 

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レガスピマーケットを出発したあと、Ayala Museumに向かいました。このミュージアムはGreenbeltという巨大なショッピングモールの中にあり、金細工や、フィリピンの歴史を重要な時代や出来事ごとに模型で表現したものが展示されており、非常に興味深いものでした。フィリピンの歴史については西野ゼミで事前学習をしていたが知らないことが多くあり、日本に帰国後より詳しく調べなければならないと感じました。とくにスペイン植民地時代やアメリカ、日本軍による占領、ニノイ・アキノ氏が暗殺されたときの実際の映像などは、衝撃を受けると同時に詳しい知識を持っていない自分に恥ずかしさを感じました。

博物館を出た後はグループにわかれてGreenbelt内で昼食を食べました。高級住宅街にあることもありとても広く、きれいで、移動中にバンから見た貧困地区との格差を感じざるを得ませんでした。

午後はUniquease Cooperation が経営しているUniqueaseレストランを訪問しました。Uniquease とはフィリピンで就労の機会を失った青少年に対して雇用の機会のきっかけづくりを行い、生活環境の向上を目指したNPO法人です。働く経験場のひとつとしてUniqueaseレストランが存在しています。

私たちはUniquease代表の中村八千代さんに「ライフビジョンワークショップ」という約3時間に渡るワークショップを行っていただきました。八千代さんが以前勉強していた「NLP理論」という学問をもとにワークショップが行われ、それぞれがこれからの人生について見つめられるような時間になりました。ユニカセレストランで働いている青少年の方々も参加してくださり、言語は英語という中、様々なコミュニケーションを取ることができました。まずは、班でこれまでにいちばん印象に残っている経験やバックグラウンドについて赤裸々に話します。それから下の写真にあるそれぞれの項目について班でシェアをし、様々な価値観を味わいます。各項目が終わる毎に席替えが行われ、いろいろな人と話す機会をもちます。最後にツリーに経験、現在、将来についての自分について記入していきました。文字に起こしてみることで、自分の考えがすっきり整理され、もし将来迷うことがあってももう一度書いてみたり、振り返ることで前に進めるような気がしました。全てのワークを通して自分自身を見つめ、今後どのように生きていきたいのかを考えられるような時間となりました。

ワークショップのあとはユニカセについてのプレゼンを聞かせていただきました。ユニカセが設立されるまでの現実や、現状課題など八千代さんの口からでしか聞けないようなお話を聞くことができました。

図1

 

ユニカセレストランではなるべくオーガニックの材料でお客様に提供していたり、さらに衛生面に関してはかなり徹底していて、従業員には朝晩の2回シャワーを浴びてもらっているそうです。私は非常に驚きました。シャワーの水も十分に出ないフィリピンで朝晩のシャワーはとても苦労するだろうと思います。しかし、プロの従業員であることの自覚や衛生面が飲食でどれほど大切かというトレーニングを同時に行なっているのだなと感じました。決して手を抜くことのないユニカセの方々に感動しました。私たちはそんなユニカセレストランの食事を夜ご飯として頂きました。どれも非常においしくて、日本人にぴったりの味でした。なんともサンミゲル(フィリピンのビール)にぴったりでした。心もお腹もいっぱいになったところでお暇の時間が来てしまいました。。。

(大西・小池・古城)

図3

5期生フィリピンフィールドワーク報告(7日目)

9月9日(土) 天気:晴れ

今日はヌエバビスカヤからマニラへの移動日でした。窓から見える山々や田園風景に名残惜しさを感じつつ、首都マニラはどんなところかなあ~と思いながらバンに揺られていました。

昼食に立ち寄ったのは、フィリピンに来てから何度も目にしていた国民的ファストフード店の「Jollibee(ジョリビー)」です。ハンバーガーやチキンといった定番メニューだけでなく、パスタやご飯といったフィリピンならではの特徴的なメニューもありました。店内は日本のファストフード店と同じ雰囲気で、学生の姿もちらほら見られ、地元に根ざしたお店だなあと感じました。もうひとつの特徴は、ミツバチを模したマスコットキャラクターです。偶然にも私たちが行ったお店でお誕生日パーティーが開かれており、そこでキレッキレのダンスを披露するマスコットを見ることができました。

森ビー ←「Jollibee」のマスコットキャラクターにそっくりなゼミ生Mさん。

高速道路の途中休憩で立ち寄ったのは、同じく国民的ファストフード店「Chawking(チョーキン)」です。こちらでは、デザートのハロハロをいただきました。西野先生より、「JollibeeとChawkingのふたつにいって初めてフィリピンに迎え入れられる」とのお言葉をいただきました。「Chawkingのハロハロがいちばんおいしい!」という先生のお言葉通り、ココナッツのアイスとたくさんのフルーツが入っていてとても食べ応えのあるハロハロでした。ちなみにハロハロは「ごちゃまぜ」という意味らしく、すべて混ぜてから食べます。見た目は・・・になってしまいますが、味は抜群でした!

はろはろ

休憩も終わり高速道路に戻ると、想像以上の渋滞に引っかかってしまったため、途中で高速道路を降りてした道でマニラに向かいました。私はフィリピンに来る前、勉強不足ということもあり勝手な印象で、マニラは首都だからとても発展しているのだろうと思っていましたが、実際のマニラの町並みはスラム街が点在しており衝撃を受けました。このことを西野先生に伝えると、「首都だからこそ移民等で人口が急増し、政府側が対応しきれなくなり、十分な環境を提供できずにスラムに追いやられる人が続出する」と言ってくださり、納得することができました。

マニラについてホテル近くの大きめなモールに行きました。モールで約2時間の自由時間があったので、何人かのグループに分かれて行動しました。モールでは夕食を食べたり、お土産を買ったり、髪を切ったりと各自有意義な時間を過ごしました。モールは本当に広くて迷子になりそうなくらいでした。その後は歩いてホテルまで戻りました。

(須原・中島・松本)

5期生フィリピンフィールドワーク報告(6日目)

6日目(9月8日()

Farm Tour at Pangawan

担当:大西・小池・中村

 午前8時にホテルを出発し、前日と同じルートでKayapa市へ向かった。曲がりくねった山道を通ってPangawan村へ向かう途中で、木酢とみみず堆肥を作っている現場を見学した。木酢を製造する技術はVizcaya FreshのスタッフであるAmosさんが日本で学び、それを農家の方に教えることによって伝わったが、現在ではその農家の方がI-FARMの農民にも伝えるなど、農民同士で教えあう、といういい関係が成り立っていた。木酢のにおいを嗅ぐと燻製の香りで、自然のものから作られていることを実感した。みみず堆肥はアフリカンナイトクローラーという種類のみみずを用い、そのみみずを半分腐らせておいた葉っぱや牛糞、生分解可能なごみ等を混ぜたものの中に入れて作られていた。みみずを入れてから完成までは1か月半以上かかるようだが、ごみの有効利用もでき、オーガニックの肥料なので健康にもよいため、一石二鳥であると感じた。

 

 その後再びミニバスに乗って少し移動し、他の農家の方の畑を訪問した。畑ではレタスやカンクンといった有機野菜が機械を用いず全て手作業で育てられていた。ここでは初めてくわで畑を耕す経験をしたが、くわがとても重く、体に負担がかかる作業であることを実感した。

 その後またミニバスと徒歩で移動し、Vizcaya Freshの畑をもう1か所見学した。ここではかぼちゃやズッキーニ、とうもろこし、いちごなど様々な種類の野菜が育っているのを見ることができた。普段日本では野菜はスーパー等で売られている状態でしか見ることがないため、たいへん貴重な経験であった。

Pangawan村に到着してからはまず斜面にある畑を見学し、地元の子供たちとしばらく遊んだ後、農家の方が作ってくださった昼食をいただいた。野菜もお米もすべておいしくて、楽しい時間を過ごすことができた。

 

 保健所では2名の女性スタッフがインタビューに答えてくれた。一人は栄養士の方でもう一人は助産師の方だった。(栄養士:Maretis D, Cagab / 助産師:Helen P, Lecosta)

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保健所の中は、そこまで広くはなく、多くの健康に関する事柄や、人々が1年間で最もかかった病気などの割合の紙も貼りだされていた。インタビューを行ったうえで分かった点が以下の点である。保健所を訪れる割合は男性よりも女性の方が多く、保健所には一日平均1015人訪れる。人々が保健所を訪れる最も多い原因は、アレルギー、事故、予防接種、下痢、風邪、高血圧などがあげられる。保健所にある薬の予算は国家予算やカヤパ村の予算によって用意されており、予防接種などの診察料金なども無料である。また、ここの保健所は月~金曜日の8時から17時まで開いており、緊急事態の場合を除いて、土日・祝は休みとなっている。また、他の病院とのつながりもあるため、保健所では見ることのできない患者、例えば出産の際や生死を彷徨っている患者などはバイクやトライサイクルなどでより設備の整った病院に搬送するのである。

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しかし、インフラ整備が十分でないのと、病院まで非常に長い道のりであるため、病院に連れていくのは非常に大変だそうだ。また、保健所のスタッフは、3か月に1回女性を集めてヘルスミーティングを行い、食事の栄養指導や現在の状態を共有したりといった活動も行っているのである。そのため、やはりこの保健所は、住民にとってはなくてはならない場所の1つとされていた。そして今後この保健所が良くなるために、検診用のエコーや血圧計などがあるとより保健所としては便利であると語っていた。

 

その後、私たちがフィールドワーク中お世話になっている旅行会社の新しい事務所を訪れました。私たちはお祝いしに来たにも関わらず、逆に私たちがおもてなしを受ける形となった。

 

 夕食は、Nueva Vizcayaでお世話になったARMLEDI-FARMVizcaya FRESH!の方々と一緒に食べた。私たちのためにFarewell partyを開いて下さり、焼き鳥、春巻きなど、たくさんの料理を用意して頂いた。夕食をとりながら、みんなで歌を歌ったり、私たちがソーラン節を披露したりして、楽しい時間を過ごすことができた。

 

 

 

 

 

 

 

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2017/10/16 1:40

5期生フィリピンフィールドワーク報告(5日目)

9月7日(木)  天気:晴れ

 

E.Salawadさんの空中農園訪問

右馬・須原・大西・尾畑・田代の選抜5名が農作物の回収に同行しました。バランガイの集会所から5分ほど狭い山道をバンで上がったところに農園があり、きゅうり・かぼちゃ・はくさい・ズッキーニ、トウモロコシ・いちご・チリ・パセリ・ネギなどを栽培していました。

 

質問で分かったこと

  • 彼は73歳。1人目の妻との間に3人、2人目の妻(26歳!!)との間に2人(4歳と1歳!!)の子供がいる。
  • 一度リタイアしたが2つ目の家計を支えるために復活、その際に有機栽培に出会う。
  • 野菜は3カ月サイクルで栽培
  • 最近のアクシデントは台風でビニールハウスが飛んだこと
  • 野菜は時間に農道わきにかごに置いた状態で置いておく。ちょっとした会話がある。
  • 高地のメリットは涼しいから低地で作れないものが作れること。そして天災の影響が少ないこと(ほぼ風のみ)。害虫も少なめ。
  • 欲を言えばスプリンクラーがほしいが、水が来ているだけでだいぶ満足。
  • 普段の仕事は朝・夕に害虫いないかチェック・水やり・次期の畑の耕し・幼苗育成など。
  • 有機栽培は売る単価が高いから助かる
  • 若者の農業離れ→収入が増えると変わるかもね。とのこと。

図1

 

昼食後、私たちはVizcaya Freshという有機野菜を販売するショップへ見学に行きました。こぢんまりとした店内に商品棚と冷蔵庫があり、キュウリ、レタス、ニンジン、コーヒーなどの商品がありました。私たちは新鮮なレタスやニンジンジュースを試食させてもらいましたが、本当においしかったです。それほど多い顧客が来店するようには見受けられなかったのですが、もっと多くの人の手にこれらの野菜が届き、味わってもらいたいと思いました。その後、ジープニーというフィリピンではおなじみの乗り合いタクシーに乗り、町の歴史や伝統を展示してある小さな施設を訪れました。

 

その後、町の非可燃物を埋蔵するごみ処理場を訪れました。焼却技術が発達していないフィリピンでは、プラスチックは埋蔵することが最も安全であるとされています。ゴミを埋蔵した土地には、その上から木がたくさん植えられていました。このごみ処理場では数人の子供たちがリサイクルできるものを探していました。ビスカヤに来てから本当に貧しい子供をあまり目にしなかったのでショックがかなり大きかったです。村で会う子供たちはみな目が輝いていて、これほどまでに心の豊かさが違うのかと衝撃を受けました。

 

図2図3

 

Solano shopに行った後、バンバンにある少し大きなスーパーマーケット『Savemore』というところに行きました。

 

図4

写真では分かりにくいとは思いますが、スーパーには多くの警備員の人が立っており、日本のスーパーと比べて非常に厳格な印象を持ちました。またここから考えて、フィリピンは日本よりも万引きが深刻なのだということを感じました。

Savemoreを出た後、私たちはジープニーに乗って、

図5

↑ジープニー

 

フィリピンの先住民族の博物館に行きました。

図6図7

ここでは、昔のフィリピン人の生活や衣装などを展示で見て学ぶことができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(右馬、奥内、森)

 

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2017/10/13 20:30

5期生フィリピンフィールドワーク報告(4日目)

9月6日(水)  天気:晴れ

 

図1

この日は有機野菜の生産、販売などのソーシャルビジネスを行なっているビスカヤフレッシュの事務所を訪れました。

そしてビスカヤフレッシュが現在行なっていることをフィリピンの有機農業の現状を交えながらお話ししていただきました。

このお話から、有機野菜の生産を広げるため、知ってもらうための工夫や現在フィリピン国内で有機野の認知度が高まり、徐々に需要が高まっていることを知ることができました。

また同時に台風などの災害から作物を守る対策の難しさや、需要が高まっている反面、供給が追いついていないという現状も知りました。

その後、私たちはNueva Vizcaya State University(NVSU)の13人の学生と約3時間程度のワークショップを行いました。

文化交流やディスカッションを行い、双方とも仲を深めることが出来、とても思い出深いものとなりました。文化交流では西野ゼミのメンバー全員がはっぴを着てソーラン節を披露し、また折り紙で鶴の折り方を教えました。

ソーラン節は予想外に反響がよくて、筋肉痛になりながら必死に練習した甲斐がありました。ディスカッションでは、幼少期、故郷、自分の学生生活、未来設計についてグループないで発言してもらい、学生の間でするべきことについてグループごとに発表をしました。NVSUの学生は、将来の夢があり、勤勉で本当に努力をしているという印象を受けました。休憩時間にはバナナを油で揚げたようなお菓子とビーフンをいただき、素敵なおもてなしを受けました。

またワークショップの後は学生に自然豊かな校内を案内してもらいました。短い時間ではありましたが、中を深めることが出来、別れがとても惜しかったです。

図2

 

晩餐は、Kadoodleというところで食事をした。ここで私たちは、西野先生の偉大さを知ることとなりました。

先生の過去の経験談から面白いお話や先生の深イイお話を聞けました。詳しいことは、先生に直接お聞きすることが一番ですが、私たちが一番感動したことは、先生が『いままで沢山の人が私を支えてくれた。今度は私が皆を支えるよ』と。

これを聞いた私を含めた何人かは、涙していました。こんなに自分たちのことを全力で見守ってくれている先生に出会えたこと、人生経験の豊富な偉大な先生の元で学んでいること、またその先生を筆頭に出会えたゼミメンバーでフィリピンのフィールドワークに来れたこと。そんなことに改めて気づいた夜で、思いの溢れる1日でした。

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(森、奥内、櫻井)

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2017/10/12 19:02

5期生フィリピンフィールドワーク報告(3日目)

9月5日(火)  天気:雨のち晴れ

(田代海人)

I-FARMのプロジェクトサイトに行きました。最初にI-FARMの技術指導によりマッシュルームの栽培を行っている農家の家を訪問し栽培の様子を見学させてもらいました。

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次に実際に鎌を使ってマニュアルの稲の刈り取りの体験をしました。足場も悪く自然と常に低い体勢になってしまうので腰も痛くなりどれほど重労働なのかを実感しました。

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そのあと日本の技術支援により建設された橋を訪れました。この橋の建設により地元の農民の交通アクセスが大幅に改善されました。橋が建設される以前は、学生は毎日河を歩いて渡り学校に行っていたので雨などで増水したときは河を渡れず学校に行けなかったそうです。また橋の建設にあたって、日本の技術支援による土嚢を使った建設により建設費用を通常の役半分に抑えることができたそうです。

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(河本歩)

田んぼから戻ると、バランガイホールの2階を使ってプレゼンテーションをしていただいた。

まずはバランガイキャプテンのカルロス氏から、パイタン村についてのプレゼン。村の歴史や名前の由来を教えてもらい、さらに住民の7割が農業に従事していることも分かった。農業がこの村にとってどれほど重要かが実感できる数字である。

そのあとはI-FARM現地スタッフのオパ氏とマルセロ氏から、I-FARMの活動や概要についての説明を受けた。

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I-FARMは農地面積1.5ha未満の小規模農家を対象として英農法を教えるプロジェクトである。2015年12月から2年間の限定的なプロジェクトとして始動しているI-FARMは今年12月でその支援を終えることとなっている。主な支援は農業マネジメント知識の向上と、生産技術の向上の2つに分かれている。籾を乾燥する際に出るロスや、オーバードライによる品質の低下を防ぐことで、生産する米全体の品質を上げ、「MAGAT RICE」というブランド米としてある程度の高価で販売し、農家の収入向上に貢献している。以前はバイヤーに安価で買いたたかれることも多かったという。さらに、年間の農業計画なども支援している。農機のリペアや、有機農薬を導入することで、コストも抑えることができ、さらに農家の可処分所得を上げることができる。収穫時期の限られるコメの合間に、マッシュルームをはじめとした他の作物の生産もサポートしている。パイタン村は川に囲まれた地域であることから、台風や洪水の被害を受けやすく、そのたびに農作物の生産長や品質にも影響を受けている。I-FARMは作物保険も実施しており、そのような被害を受けた農家の収入を助けてはいるが、水問題はパイタン村が今後も抱える大きな問題となる。日本政府やNGO、IRRIなどと協力し、さらに個人の専門家とも手を取り合いながらの体制を組んでいる。最初はこのプロジェクトへの信頼感を得て、参加農民を集めることに苦難したという。パイタン村という、交通的に孤立した支援の手が届きにくい場所だからこそこの地をプロジェクトに選んだという話も聞くことができた。12月を迎え、プロジェクトが終了した後の動きが気になるところである。

(櫻井瞳)

I-FARMの方々に私は収入班として、インタビューをした。I-FARMを受け入れて、多くの人が生活に変化があったという答えが返ってきた。例えば、オーガニックのものを食べるようになってから、健康が良くなってきていたり、化学肥料のコストが浮いたことによって、使えるお金も増えてきたということだった。メインは、お米だが、女性を中心としてマッシュルームの栽培を行うことによって、収入の安定にもつながったとも言える。また、収入が安定したことによって、多くの人が自分の子供たちの学費を払ったり、将来のために銀行やコープに貯金しているということだ。I-FARMは、今年12月でプロジェクトが終了してしまうが、多くの農民が継続の意思を示してくれたことからも、このプロジェクトが与えた影響が大きく、今後の農民一人一人の関わり方も広がるのではないかと思う。

集合

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2017/10/12 10:42

プロフィール


西野桂子
国際協力、開発援助、評価 International Cooperation, Development Assistance, Evaluation

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