東京研修 GLMi訪問

みなさんこんにちは。

4期生の弘田誠治と申します。

 

今回は東京研修の2日目(10月3日)に訪問したGLMi(Global Link Management institute)の内容について報告したいと思います。

 

GLMiについて

GLMiは2002年にグローバルリンクマネジメント株式会社の有志が設立したNPO法人です。国際協力や途上国支援を目的としています。グローバルリンクマネジメント株式会社での業績と多様な経験を活かし、国際協力や開発援助の分野で高い専門性を持つ人材育成や活動の拡充を実施しています。GLMiは西野先生が代表を務める団体でもあります。

GLMiでは、教育、保険、農業、住民参加、ジェンダー、ガバナンスなどの開発分野で、国際協力や開発支援の知識や経験が豊富な専門家が事業実施、政策アドボカシー、評価、研究活動、手法開発などの多くのコンサルティングを行っています。また、実務者や、知識人、活動家をリンクさせることで、一人一人の行動を促し、国内外の人材に実務経験の機会を提供して人造りを推進しています。

 

当日の内容

当日は地下鉄銀座線を利用し、GLMiのオフィスへと向かいました。オフィスは表参道の並び沿いのビルの中にあり、建物のすぐ近くには青山学院大学や国連大学などがありました。

オフィスに到着後、会議室にて社長の武田さんより、歓迎の挨拶とGLMiの概要と歴史についてお話をいただきました。その後、GLMiが過去に行ってきたプロジェクトと現在進行中のプロジェクトについてのプレゼンテーションを受け、その後質疑応答をさせていただきました。また、アフリカのケニアで調査活動を行っている井村さんとSkypeで中継をつなぎ、現地の状況や問題などについてお話を伺いました。

 

プレゼンテーションでは、GLMiでインターンシップを行っている青山学院女子短期大学卒業生の方からGLMiのこれまでのプロジェクトや活動について教えていただきました。プロジェクトの中には、私たちがフィリピンでのフィールドワークの際に訪れた農機レンタル事業のARMLEDや有機栽培農業促進事業のViscaya Fresh!などについての内容がありました。また、過去にベトナムで行った農業プロジェクトについて教えて頂き、私たちの知らないGLMiの活動について知ることができました。国内の活動では、一般の方々を招いて、国際経験豊かな外部講師やスタッフのもと、ディスカッションやワークショップを行う国際協力塾セミナーという参加型イベントなどの紹介をしていただきました。

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次にケニアで新しいプロジェクト計画のため、現地調査活動を行っている井村さんとのSkype中継について話したいと思います。井村さんは私たちと同じ関西学院大学総合政策学部の出身の方で、私たちに非常に近い存在だと思いました。とても明るく元気な方で、私たちも気軽に質問をすることができました。

井村さんが携わっているケニアでのプロジェクトについて少し説明したいと思います。井村さんが調査を行っているケニアのロイトクトク県という場所では、GLMiの新たなプロジェクトが立ち上げられようとしています。ロイトクトク県には、マサイ族の人々が多く住んでおり、彼らの多くは放牧農業を行って生計を立てています。放牧を行う現地の家庭は、ひとつの土地に留まるという習慣がないため、時期による移動に伴い、子供が学校に通うことができず、進学や就職に必要な学力を養うことができない状況が現地にあるのだそうです。GLMiはこの問題を解決するため、小学校にベッドを置き、家族が放牧で町を離れている間、子供を町に残して小学校で寝泊りさせ、勉強の機会を維持するプロジェクトを計画しているそうです。井村さんは現地の調査とGLMiの連絡及び橋渡し役で、現在はクラウドファンディングで資金を集め、連絡を取りながら計画を進行させているそうです。今までアジアを中心に活動してきたGLMiにとって、初の非アジア圏でのプロジェクトであり、規模も大きいため、GLMiの中心となるプロジェクトの1つだと思われます。

 

感想

今回の訪問を通して、西野先生が代表を務めるGLMiがどのようなプロジェクトや活動を行っているのかを知ることができました。また、フィリピンでのフィールドワークの際に訪れたARMLEDやViscaya Fresh!に関する内容が出てきたときは、フィリピンと日本が実際にソーシャルビジネスを通して繋がっているのだと実感しました。また、同じ総合政策学部出身の井村さんが実際にケニアで活躍しているのを見て、私たち総合政策学部の学生が世界を舞台に働くチャンスやニーズがあるのだと改めて実感することができました。

将来、ソーシャルビジネスに関わる仕事を目指す学生もいる私たちにとって、実際にソーシャルビジネスを行っているGLMiの訪問は非常に良い刺激を得ることができました。

 

私たちを歓迎してくださったGLMiの職員及びインターンの方々、本当にありがとうございました。

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  • 投稿日時:2016/11/24 17:29

東京研修 ~西野ゼミOB・OG及び明治大学高橋ゼミとの懇親会~

こんにちは、西野ゼミ4期生の堀川、福田と申します。

今回は東京研修1日目の夜に行われた懇親会について報告します。

懇親会では東京に住んでいらっしゃる西野ゼミのOB、OGの方々や明治大学の高橋ゼミの方々と食事を御一緒させて頂きました。

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先輩方からは普段のお仕事の事などいろいろお話を聞いたり、就職活動のアドバイスをもらったりしました。明治大学生とはお互いの大学の話やゼミの話をしました。またご飯を囲っての会話であったためとても盛り上がり、たわいもない話もたくさんすることが出来ました。普段の学生生活では出会うことの出来ない他大学の友達を作れたり、2年間のゼミ生活ではなかなか接点を持つことの出来ない縦の繋がりを作ることが出来て、私たちにとってとても貴重な時間となりました。また、遠く離れた大学で頑張っているライバルと出会えたことも今後の学生生活においてとても良い刺激になりました。そして全国に心強い西野ゼミの先輩がいるという事や、同じゼミを卒業された先輩方がそれぞれの道で活躍されていることもとても励みになりました。ここでの出会いではかけがえの無いもので、今でも連絡を取ったりご飯に行ったりしています。非常に短い時間でしたがとても有意義な時間となりました。先輩方、明治大学の皆さん本当にありがとうございました。

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  • 投稿日時:2016/11/24 14:59

国際社会貢献活動報告(フィリピン マニラ)

こんにちは!西野ゼミ4期生の高橋です。
今回は私が4月〜8月まで活動していたフィリピンでの国際社会貢献活動について書きたいと思います。

派遣先の業務について
私が派遣されていたのはPhilippine Business for Social Progress (PBSP) というNGOのマニラオフィスです。PBSPは企業などのビジネスセクターと協力してフィリピン国内の貧困削減に取り組んでいます。貧困削減のアプローチとして保健、教育、環境、生計向上の4つ方向から貧困削減プロジェクトを行っていますが、私はその中の環境部署にインターン生として配属されていました。環境部署は主に水や災害、リサイクルに関するプロジェクトを行う部署です。
環境部署における私の業務は主にプロジェクトの補佐とリサーチ業務、出張・フィールド業務、日本文化紹介の3つです。一つ目のプロジェクト補佐とリサーチ業務では、環境部署のプロジェクトに関するリサーチやワークショップ補佐、フィリピンにおける日本企業やNGO、ODAなどについて調査をしました。二つ目の出張・フィールド業務では学校清掃や植樹活動、またパナイ島のイロイロという所に災害プロジェクトの補佐で出張に行き、インタビューや書類回収などをしました。3つ目の日本文化紹介では、PBSPのスタッフに向けてJapan Dayというものを開催しました。日本を紹介するプレゼンやけん玉やはっぴなどの展示、ひらがなで名前を書くブースなどを設置して行いました。参加してくれたスタッフからは楽しかったし、興味深かったというコメントをもらい、とても嬉しかったです。

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植樹活動 集合写真①

学んだこと
私は国際社会貢献活動を通して学んだことがたくさんありますが、その中の3つを紹介します。一つは自分の出来ることを増やすことがもっと社会に貢献することにつながるということです。私は日本で今までインターンシップや本格的にアルバイトをした経験がなく、今回の派遣が初めての職務経験となりました。また、私にはまだ専門知識があるわけでもありません。派遣当初は仕事の仕方がわからず同僚や上司に迷惑をかけたり、私がこのPBSPでできることは何だろうと悩んだりと、自分の力不足を実感する日々が続きました。しかし、途中から今出来ることを最大限にやることが私の貢献である、失敗は自分のスキルとして吸収して次に同じ失敗をしないようにすればいいと思うようになりました。その経験から、自分が出来ることがもっと増えれば貢献の幅も広がると感じました。なので、私は自分の強みや専門の知識を身につけ社会貢献活動以上にもっと社会の役に立てる人材になりたいと思っています。
二つ目は、自分は意外と日本のことを知らないということです。フィリピンでの活動中、同僚から日本についてたくさんの質問をされましたが、上手く答えられない場面がたくさんありました。その時、自分の国なのに私は日本のことをよく知らないと気が付きました。現地では学生でも日本の代表として扱われ、日本のことなら何でも知っているかのように思われます。また、お互いの国について共有することは人々との関係を構築する上でとても良いコミュニケーションになります。海外に行きたいという思いがあるのならまずは自分の国について知るべきだと痛感しました。
3つ目は前向きな考えと慣れないことです。途上国では日本と違うことがたくさんあり、戸惑うことや不安に思うこともあります。しかし、そこで日本との違いを比較してしまうのではなく、こんなこともあるんだ!また一つ視野が広がった!と思うようにすることで、自分を取り巻く全てが面白く思えてきます。しかし、そうは言ってもフィリピンは日本に比べて治安があまり良くなく、貧困も多い国です。危機管理の面でも現地の生活に慣れたと思って気が緩んでしまうと、危険なことに遭遇する確率は上がります。また仕事の面でも気の緩みは失敗や同僚、上司に迷惑をかけてしまうことに繋がります。今までの私はどんなことでも早く慣れて落ち着きたいと思っていましたが、このフィリピンでの生活を通して、良い意味で慣れないこともとても大切だと実感しました。

最後に…
私はこの国際社会貢献活動への参加を決めるまでとても悩みました。初めての途上国、初めての海外長期滞在、初めての職務経験など初めてなことばかりで不安でいっぱいでした。しかし、社会貢献活動を終えた今、挑戦してよかったと心から思います。挑戦したからこそ、今まで知らなかった世界を知ったり、たくさんの学びと出会いがありました。この経験が私の今後の人生に大きく影響していくことを確信しています。国際社会貢献活動に参加し、最後まで任期を全う出来たのも家族や先生方、友人、フィリピンでお世話になった人など多くの人の支えがあったからです。この場を借りて感謝したいと思います。ありがとうございました。
今後も挑戦と学びを続けて行きたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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東京研修 ~国際連合開発計画(UNDP)訪問~

こんにちは。西野ゼミ4期生の向井、中川と申します。

今回は東京研修2日目(10月3日)の午後に訪問した、国際連合開発計画(UNDP)について報告します。

UNDPは開発途上国の経済、社会発展のために、プロジェクトの策定や管理を主に行っている国際機関です。ニューヨークに本部を置き、グローバルな課題や国内の諸問題に対しそれぞれの国に合った解決策を見出す事を目標とし、現在約170カ国で活動しています。UNDPでは途上国が援助を有効に使えるように支援し、全ての活動において人権保護と女性のエンパワーメントを推進しています。

・当日の様子

当日はUNDPの青柳さんからお話を伺いました。最初に、ミレニアム開発目標(MDGs)から持続可能な開発目標(SDGs)への移行について、またSDGsが策定された経緯や、現在の開発支援のお話を伺いました。SDGsの策定期間は約3年と短かったため、様々な国の意見を短期間でまとめなければならず、項目がだぶっていたり、そのだぶりが調整されていなかったりしています。また、たくさんのターゲットを達成するための方法論は、各国に任されています。さらに、MDGsの時と比較して、テクノロジーが発達し、国際協力にかかわるアクターが増加したことも学びました。民間企業には、国際機関にはない、新しい視点があります。UNDPは、開発援助において企業とパートナーシップを組むことに重点を置いています。特に、日本の技術を用いて、現地でBoPビジネスを行い、持続可能な開発を実現することを期待しています。しかしながら、日本企業の発展途上国への進出は活発ではありません。日本企業の優れた技術と優秀な人材を活用して、途上国の社会問題の解決に貢献してほしいとおっしゃっていました。

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・感想

今回の講義を通して、SDGsの達成において民間企業が必要不可欠であるということ、特に日本企業は他国に比べても発展途上国への進出が進んでいないため、とても期待されているということを知りました。そのため、日本企業がSDGsの課題に取り組むということは企業にとってビジネスチャンスである同時に、今後大学を卒業して企業に就職する私たちにとってもビジネスを通して国際協力に関わることのできるチャンスがたくさんあるということを感じました。

私たち3回生は来年に就職活動を控えています。SDGsは多岐にわたる分野でのゴールやターゲットで構成されているため、日本企業の中でもどのような業界や職種に従事することで途上国の社会問題の解決に貢献することができるのかということを考えるきっかけになったと思います。私自身もそれらのことを踏まえて将来の選択をしていきたいと思いました。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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  • 投稿日時:2016/11/3 15:03

東京研修 〜東京駅訪問〜

 

東京研修 〜東京駅訪問〜

 

こんにちは! 4期生の中村凛太郎です。

 

この記事では第24代東京駅駅長である江藤尚志さんと対談した話の報告をさせて頂きます。

 

10月3日の午後、江藤さんにお目にかかるため、駅長室を訪問しました。駅長室内は歴史を感じさせる造りになっており、横山大観画伯の「富士山」や東京駅を設計した辰野金吾氏の書などが飾られ、東京駅の偉大さや重みを実感しました。

 

江藤さんとの対談では東京駅の歴史、世界各国の駅と東京駅の関係や2020年東京オリンピック・パラリンピックの際に訪れる観光客と訪日外国人に対する取り組みなど様々なお話をお聞きすることができました。対談の後は、皇室専用の入口などを見学させていただき、入口と貴賓室をつなぐレッドカーペットには感動しました。

 

東京駅のことについてあまり知らなかった私にとって、東京駅が日本の玄関口であり、交通手段としての役割だけではなく、天皇陛下や各国の重要人物も利用される重要な場所だということを改めて認識しました。このような機会を私たちに与えて下さった江藤さん、本当にありがとうございました。

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  • 投稿日時:2016/11/3 15:02

東京研修~外務省訪問~

こんにちは。

西野ゼミ4期生の浦野、小浦です。

 

今回は、西野ゼミ東京研修の2日目に訪問した外務省の国際協力局での内容を書いていきたいと思います。当日は、JICA職員でもあり現在は国際協力局で仕事をされている佐藤さんに、主に日本のODAについてのお話をしていただきました。

 

初めに外務省・国際協力局の概要、次にお聞きしたお話の内容、最後に感想の3つを書いていきたいと思います。

 

▽外務省・国際協力局について

外務省とは、日本国民が豊かで安全な生活が出来るよう、国益を守る仕事をしています。このために、平和で安定した豊かな国際社会を作るため、核兵器、テロ、感染症、環境問題といった世界的課題や世界経済の発展のための様々な取り組みを行っています。また、日本の外交活動の中心ともなっています。

また外務省のなかの1つの機関である国際協力局では、主にODA活動を行っています。ODAとは、発展途上国の経済発展や福祉の向上のために先進工業国の政府及び政府機関が発展途上国に対して行う援助や出資のことです。

 

▽当日のお話

当日は、佐藤さんに、主に日本の政府開発援助(ODA)のお話を中心にお聞きしました。ODAの基本的な取り組みについてとそれに伴った私たちの質問に沿う形でお話をしていただきました。

外務省

まず、日本ODAにおいて、2015年にODA大綱が改定され、開発協力大綱に変更されました。ODAは、この大綱に沿ってプロジェクトを行っており、大綱の内容は憲法前文に基づいているものです。開発協力大綱に改定後、政府to政府にとどまらず、ODAを行う上で民間企業やNGOに対象を広げ、様々なアクターと関わるという形に変遷しています。

 

初期のODAの形は、アジア諸国への戦後賠償として行われていたものが主流でしたが、トップドナーとなり、貧困削減という形に変遷を遂げ、次の段階を考えた時に、今の水準を保つ必要と、海外とどのように関わっていくのかという疑問が出てくるようになりました。そこで「どのようにギャップを埋めていくのか」という課題が存在しています。

 

日本のODAの強みとしては、まず現場ベースで進めていく点が挙げられ、コンサルタントに近いものがあるといわれています。

対して、弱みとしてはそれらのODAの取り組みをまとめ、外部へ発信すること、効果的なプレゼンテーションを行うことが不足している点が挙げられます。これは、日本人の派手に発信するよりも地道に行っていく傾向が原因ではないかとおっしゃっていました。そのために行われたプロジェクトに関して、相手国の成果が公になり、日本の協力は隠れてしまうということが多くあるそうです。

 

また、MDGsからSDGsへの移行についてもお話ししていただきました。2000年から2015年までのMDGsから2016年からのSDGsへの移行に関して、達成目標が8個から17個へなり、より持続的可能性のある達成目標が定められました。この移行により、ODAに関しても以前よりも多様なアクターと連携しながら、幅広い分野と向き合っていく必要があります。特に、難民に関して、日本は他国に比べて難民政策に弱いことが挙げられていますが、ODAとしても今後取り組むべき問題だが、まだ具体的な策まで決めきれていないというような状況にあるとおっしゃっていました。

 

 

▽感想

ODAの活動などについて、特に協力大綱、MDGsやSDGsへの移行に伴う変化について非常に分かりやすく詳しく説明していただきました。特に印象に残っているのが、実際に外務省でODAに関する仕事をされている方からお聞きした、日本の発信力、アピールの弱さというものです。国際社会で仕事をするにあたって日本の強み、弱みの双方 あると思いますが、欧米諸国の発信力の高さと比較して、日本 が持つ大きな課題なのだと感じました。

また、従来は政府間での連携が主流で行ってきたODAの形から、民間企業やNGOなど多種多様なアクターとの連携が不可欠になっているというものは、国際機関で働く方々からお聞きする機会が多いものなので、大きな動きであり、 また今後の取り組みも関心を持っていきたいと感じました。

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  • 投稿日時:2016/11/3 14:53

国際社会貢献活動(カンボジア)活動報告

はじめまして。4期生の可児真由子と申します。

 

2016年度春学期の4ヶ月、私も国際社会貢献活動で、カンボジア・シェムリアップの地域NGOに派遣されていました。

今回のブログでは、①派遣機関、②活動内容、③活動を通して学んだこと、感じたこと、を報告させていただきます。

①派遣機関(JST)について

私が派遣されていたのは、Joint Support Team for Angkor Preservation and Community Development(以下JST)という、アンコールクラウ村を中心に活動する地域NGOです。もともと、カンボジアと日本が合同で遺跡修復を行うチーム(JASA)の補佐的役割として発足されました。主な活動は、バイヨン寺院(一部)の修復、バイヨン中学校の運営補佐、村ツアー・遺跡ツアー、スタディーツアーの受け入れなどです。これらの活動を、現地の方々と来訪者が主体となって行うところが特徴です。

HP:http://jst-cambodia.net/index.php

Facebook:https://ja-jp.facebook.com/NGO.JST

 

②活動内容【教育】

私は主な業務として教育分野を担当しており、日本語授業、音楽・美術の授業などを中心に活動していました。その他にも、支援者の方々の活動同行や遺跡修復の展示ブース管理、業務上のスタッフの補助(特に翻訳)などもおこなっていました。

この中でも、特に日本語授業について、詳しく触れたいと思います。

日本語授業はバイヨン中学校と、JSTの副代表の方が経営していらっしゃるcafé MoiMoiというカフェレストランでおこないました。そのため、2つに分けて報告させていただきます。

 

・バイヨン中学校での日本語授業

日本語授業の報告の前に、軽くバイヨン中学校について説明させていただきます。

バイヨン中学校は、5つの小さな村の中心に位置する、全校生徒が460人の学校です。課外授業が豊富なところが特長で、日本語授業はもちろん、パソコン教室や菜園プロジェクト、水環境再生プロジェクトの一環である魚の授業、なまずの養殖、環境の授業などをおこなっています。また、この中学校ができたことにより周辺地域の進学率が大幅に増加するなど、地域に大きく貢献しています。そして今年、初めての卒業生がこの学校をあとにしました。

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さて、バイヨン中学校の日本語授業は毎週土曜日の2時間1コマで行いました。

7歳から20歳ほどが対象で、今までレベル別に分かれていたクラスが1つにまとまったこともあり、初めの印象としては、レベルの差が大きく目立つ状態でした。しかも全員が毎回参加するわけではありません。その中で、全員が2時間飽きずに楽しみながら授業を受けてもらうためにはどうすればいいのか。日本語を今までに教えたことがない私は、初心者なりにそれを毎週の課題としてとらえていました。

そこで2つのことを工夫するようになりました。1つめは、上級者の子供たちに「先生」として授業に参加してもらい、初級者の子供たちがおいて行かれないような授業形態です。先生と言っても、授業をするのではなく、積極的に前に出て黒板づくりをしてもらったり、分からない子の補助をしてもらったりします。子供たちは、黒板を書いたり教えたりすることが好きだったので、積極的に先生になってくれて嬉しかったです。その分、初級者の子供たちのために時間を割くことができたので、子供たちの協力には感謝しきりでした。

2つめは、工夫とまではいかないのですが、授業時間を1時間しっかり勉強の時間にし、2時間目をアクティビティーの時間にしたことです。1時間目もゲームなどを取り入れた授業にしていましたが、2時間目は「体験」がメインです。スイカ割りや、七夕の短冊づくりなどをしました。

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これらを続けていると、最初はなかなかうまくいかなかったのですが、だんだん飽きて教室から出たりする子はいなくなり、皆が参加しようという姿勢でいてくれるようになりました。授業後に覚えた日本語を使っていたり、授業中に「サバーイ(楽しい)」という声が聞けたりしました。それが、私は一番嬉しかったと同時に、一番の成果のように思えました。

最後の授業では最後の締めとして、先生方や日本人の方をお招きして、練習を重ねた日本語紙芝居の発表会もおこないました。日本語のレベル関係なく、みんなで1つのものを作り上げられてよかったです。

 

・Café MoiMoiでの日本語授業

ここでの授業は、働いている9名の女性スタッフに対しておこなわれました。こちらも、日本語がベテランのスタッフと働き始めたばかりの初心者のスタッフが混在していたので、初めはどう授業を行っていいかを悩んでいました。「観光客と話をしてみたい」という提案があったので、会話中心の授業をすることにしました。授業は1時間なので、約30分はグループを上級と初級の2つに分けてひらがなやカタカナの強化をし、残りは会話で使う例文の練習をしたりしました。

上級者グループではひらがな・カタカナに加え、漢字にも挑戦してもらいました。難しいかと思ったのですが、上手に特徴をとらえて書いているのを見て驚きました。初級者のグループでは、ひらがなを読めるようにすることを目標に授業を進めました。思った以上に上達が早く、4カ月たったころにはほとんど読めるようになっていました。

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また、日本文化の紹介として浴衣体験や七夕の短冊づくりをおこなったり、MoiMoiの紹介ムービーをみんなで作ったりもしました。

ムービーはMoiMoiのフェイスブックで、ぜひ見て頂ければと思います。

FB:https://www.facebook.com/cafemoimoi

私よりも年上の方に日本語を教えるということで、授業づくりをはじめは悩んでいたのですが、どの内容に関しても、スタッフの皆さんには全力で学ぶ姿勢でいてもらうことができました。そのおかげで、授業はもちろん、どうやったら楽しんで学んでもらえるだろうかと考えることが、とても楽しかったです。

 

③活動を通して学んだこと・感じたこと

4カ月の授業を通して、顔や反応を見ながら臨機応変に対応する力や、タイムマネジメントの力を学ぶことができたのは、実りある収穫だったと思います。ただ、私が今回の派遣で痛感したのは、自分の未熟さでした。相手のことを考えて動くということや、何が今必要なのかということを考えることは、当たり前のように見えても本当に実行することは難しいことなのだと実感しました。これらのことを今回再確認できて、本当によかったと思います。

また、カンボジアやそこで暮らす人々のポテンシャルが非常に高いこと、そして彼らの優しさにも気づくことができました。例えば、バイヨン中学校では積極的に学校の改善を行ったりしています。それは、まだまだ教育の基盤がしっかりしていないことも要因ではありますが、前向きに考えれば、型にはまらず、地域に合った教育レベルの上げ方ができるということではないかと思います。

人々に関して言えば、行動力があり、働き者な方が予想以上にいたこと、そして子供たちの面倒見の良さには本当に驚かされましたし、尊敬することも多々ありました。このおおらかで、陽気で笑顔が素敵な人々から、何度元気をもらったかわかりません。

この愛すべき人々をはじめ、日本から支えてくださった先生方、家族、友人、同僚のみんながいたからこそ、このプログラムを充実したものにできましたし、行って本当によかったと実感しています。本当に感謝してもしきれないくらいです。

この社会貢献活動は4カ月で終わりましたが、これからも国際社会の一員として、何らかの形で貢献していけたらと思います。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

 

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  • 投稿日時:2016/11/3 0:33

国際社会貢献活動(フィリピン) 活動報告

みなさんこんにちは。4期生の園田圭と申します。今回は関西学院大学のプログラムの一つである国際社会貢献活動での体験について報告していきたいと思います。

 

私は2016年4月から8月までの約5ヶ月間、フィリピンのPhilippine Rural Reconstruction Movement (PRRM)というNGOのマイクロファイナンスを扱うカミギン支部に派遣されていました。組織は約400人の現地の人を対象とした金融サービス(Micro – Lending, Micro – Saving)を提供しています。

 

PRRM:http://www.prrm.org/areas-of-operation/mindanao/camiguin.html

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(PRRM・カミギンオフィス)

 

業務内容

私の業務は主に広報活動でした。活動としては、SNS(Twitter, Facebook, Weebly)を利用した新規顧客獲得のためのPR活動、ビラの作成、日本企業への広報などを行いました。広報活動を行った背景として現地で組織の認知度が極めて低い現状があり、そこで私は業務の中で広報活動を最優先課題として取り組むことに決めました。しかし活動を進めていく中で多くの困難に直面しました。中でも現地の人が情報を入手する手段であるスマートフォンやパソコンといった端末の普及率が低いという問題がありました。そこで、電子媒体よりも紙媒体での広報活動が友好であると考えビラ作りをすることに思い至りました。

日本企業への広報は8月から始めたということもあり十分な結果を得ることはできませんでしたが、数十社に及ぶ日本企業にPRRM、カミギン島について広報をすることができました。しかし、企業からの融資を最終的な目標として掲げていましたが、想像以上に仕事が進まず四苦八苦していた時期がありました。あらためて企業への広報活動がいかに難しい仕事であることを痛感しました。

 

Facebook: https://www.facebook.com/

Weebly: https://www.weebly.com/jp#/

Twitter: https://twitter.com/

 

その他の業務としてはインタビュー調査による顧客のデータ収集、ローカルスタッフの補助、セミナー・勉強会の補佐などを行いました。約3ヶ月間、インタビュー調査を行い50人近くのクライアントの方々とアポイントをとることができました。調査では、マイクロファイナンスを活用することによる収入の増減を確かめました。結果、活用する前と活用した後の平均月収を比較したところ、活用前は6000ペソ(日本円:約13000円)であったのに対し活用後は9000ペソ(日本円:約20000円)に改善したという結果が出ました。多くのクライアントの方は自分のビジネスに投資を行い自らのビジネスを拡大させ生活の向上に役立ています。しかし中には生活環境の悪化(家族の死など)により生計を立てることが困難になってしまったクライアントの方もいました。彼らに対する支援などは行われていないというのが現状です。私はインタビュー調査を行っていく上で彼らに対して何もサポートすることができませんでした。今でも後悔していますが5ヶ月間という限られた中で自分ができる最良の手段を見つけ出すことは想像以上に難しいことを学びました。

またローカルスタッフの能力向上のためのセミナーを開き、マニラから来られる講師の方の手伝いを行いました。また、勉強会では地元の高校生をPRRMの事務所に招き入れビジネスプランを考察しました。私が驚いたことは彼らのほとんどが高校生のうちに夢を持ち既に計画を立てていたことです。私自身未だに将来の夢が漠然としか決まっていない状態でしたが彼らの計画性の高さについては驚かされました。

その他の業務については以下のURLより動画をご覧ください。

URL:https://www.youtube.com/watch?v=W72MM1wWB9E

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(セミナーの様子)

生活環境

私が派遣されたカミギン島は国際社会貢献活動の中で最も過酷な環境でした。様々なエピソードを経験しましたが中でも停電・断水に苦しめられました。社会貢献活動ということもあり覚悟はしていましたが想像以上に過酷な環境でした。例えば、停電は2。3日に1回は必ず起こり、2ヶ月以上水が出ない状態でした。派遣当初は、PRRMの事務所のドミトリーを借りていました。しかし事務所は町から少し離れた立地が悪い場所に位置していたこともあり水環境には本当に苦労しました。普段私達が住んでいる日本では蛇口から水が出るのが当たり前でした。しかし、フィリピン生活の中で水の有り難味を実感しました。週に2~3回、バケツを車で給水地まで運び水を汲んでいました。その水をお風呂、洗濯などに使っていました。また、カミギン島は火山島ということもあり温泉が至る所に湧き出ているので訪れていました。しかし最近、エルニーニョ現象が原因で水温が平年度より低く、風邪を引いてしまったこともありました。

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(お風呂場(断水時))   (停電中のレストラン)

異文化体験

フィリピンでは様々な異文化を体験することができました。中でもフィリピンの結婚式に参加させていただいたことが心に残っています。PRRMスタッフの家族の方々と交流を持つことができ結婚式の準備を手伝わせていただきました。準備としてはウエディングケーキ作り、料理の補助、式場のセッティングなどを行いました。フィリピンの結婚式は教会結婚式(キリスト教結婚式)がほとんどです。なので日本の結婚式と似ているところも数多くありました。しかし所々違い(ダンスを踊るなど)を見つけることができて楽しかったです。

また、毎週土曜日はミサなので仕事終わりにスタッフの方と教会を訪れ礼拝を体験しました。フィリピンはアジア唯一のキリスト教国家であるので信仰心がとても強かったのが印象強かったです。

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派遣中に出会った人たち

派遣期間中、様々な人たちと会って交流する機会がありました。PRRMのスタッフの方々、スタッフの家族の皆さん、マニラから来たインターン生、クライアントの方々など多くの人と携わってきました。本当に多くの方から助けていただきました。一人では何もできません。その時、手を差し伸べてくれたこれらの方々に深く感謝しています。

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国際社会貢献活動で得たもの

何よりも学んだことは「自分ひとりでは何もできない」ということです。5ヶ月間という長い期間、自分の最大限の力を出し切りたいと派遣当初は考えていました。しかし、業務は自分が想像していた以上に進まず悩んでいた時期もありました。しかし、上司や同僚、また同じく国際社会貢献活動に参加している友人に相談に乗ってもらうと自分が閃かなかったアイデアを見つけることができました。何かを達成するためには誰かと協力し合うことが大事だと学びました。また、今回の派遣で多くの方と出会い様々な思い出を作ることができました。一期一会を大切にします。

 

みなさんも是非、海外に飛びだしてみませんか?!!

  • 投稿者:
  • 投稿日時:2016/10/27 14:49

東京研修 ~フィリピン研修成果発表合同ゼミ~

こんにちは!4期生の谷垣、末永、今村です。

東京研修②ということで、この記事ではフィリピン研修成果発表 合同ゼミについて報告いたします。

この合同ゼミは、グローバルフェスタでもご一緒した、明治大学 情報コミュニケーション学部 高橋ゼミの皆さんと行いました。私たち西野ゼミ同様、高橋ゼミもこの夏、フィリピンで研修を行われており、それぞれの研修成果を発表し合うというのが、今回の合同ゼミの目的でした。

以下では、西野ゼミの発表内容、高橋ゼミの発表内容、そして、全体の感想、の3つに分けて詳しく説明をしていきます。

▽西野ゼミの発表内容

・ゼミ概要

・スケジュール/研修目的

・ヌエバビスカヤでの訪問機関の概要/プロジェクト内容

・分野別調査(インタビュー)について、立てた仮説と調査結果

・マニラでの訪問機関(大使館/ADB/ユニカセ)

私たちは、このような流れで、フィリピン研修全体の報告をさせていただきました。4期生がフィリピン研修でどのようなことをしたのか、つまり、この発表の内容は、以後のブログで報告をする予定ですので、今回は簡単に省略させていただきますが、とりわけ詳しく説明をしたのは、高橋ゼミの研修と異なる点であった、分野別調査についてです。事前に分野を分けて仮説を立て、現地での質問を通してどのような問題が実際にあるのかを見つける、といった方法で調査を行いました。高橋ゼミの皆さんもインタビューを行っておられましたが、内容が異なるため、興味深く聞いていただけました。(谷垣)

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▽高橋ゼミの発表内容

明治大学情報コミュニケーション学部の髙橋ゼミは、「理論と実践の架け橋」をモットーに活動されています。座学での学びだけではなく外部のイベントや報告会への参加、キャンペーンの実施なども行っているそうです。その一環として高橋ゼミはヌエバビスカヤ州にある、バクネン村という農村で高橋ゼミは女性を対象としたマイクロクレジット事業を立ち上げています。

バクネン村は2015年現在、人口が1,648人でそのうちの3割弱が12歳以下の子供と、比較的若年層が多い村です。高橋ゼミは、この農村で「主要産業である農業以外に収入を得る手段が限られている」「村民の多くが正規の金融サービスを享受できない」という2つの課題があると考え、これらを解決するためにマイクロクレジットの手法を用いることにしたそうです。

女性のエンパワーメントをマイクロクレジット事業の主な目的し、2014年2月から6か月間バクネン村で就学児童数、生計手段とその収入、自宅から小学校までの距離、事業へのコミットメントなどを点数化し、総合的な判断の結果選ばれた女性に融資を実施したそうです。結果としてこれらのパイロット事業は返済も滞りなく満了し、家事や農業の手伝いに縛られている女性の労働オプションを増やすことによって、家計の収入の手段拡大・安定化することに成功されています。

谷垣の前述のとおり、高橋ゼミも今年フィリピンで実地調査を行い、現地でのニーズの調査及びマイクロクレジット事業のモニタリングを行っています。西野ゼミと同じように事前に質問表を作成し、グループごと・英語での実地調査です。英語が伝わらないことや話してわかりにくいことは画用紙などに図示して質問していた点が、私たち西野ゼミになかった新しい工夫だと思いました。

また、事業の資金調達のため新宿駅前など3か所で9日間募金活動をし、合計約9万円を集めたそうです。クラウドファンディングも検討されているとのことで、事業を実施しているという点でも驚きでしたが、それを達成するために何をすべきかということを十分にリストアップし、プランを立てて実施しているという計画性と実行性と高さにただ感心するばかりでした。(今村)

 

▽全体の感想

明治大学の方々とのプレゼンセッションは終始和やかな雰囲気で、お互いの学びをシェアすることができました。

明治大学の方々は実際に現地でマイクロファイナンス(貧困層向けの小額金融サービズ)の事業を行っているようで、現場に即したお話を詳しく聞くことができ、僕たちに取っても貴重な体験になりました。

僕自身(末永)は、西野ゼミのプレゼンチームとしてチームメンバーの今村くんと、谷垣さん(二人とも前に途上国で活動しているのでバックナンバーのブログも見てみてね)と三人でマニラでのフィールドワークの学びや体験についてお話しさせていただきましたが、とてもアットホームな雰囲気の中で発表させていただき、僕たちもバッチリのチームワークで楽しんでプレゼンすることができました。多少の改善点はあったと思うものの、明治大学の先生や生徒からも、嬉しい好評をしていただき、三人でやってよかったなあと言う気持ちになりました。

全然関係ない話ですが、東京研修の始まる前日まで実は僕、入院していました。そこにわざわざお見舞いにきてくれたのが、なんと今村君と谷垣さんでした。

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愛を感じます。こういったゼミメンバー思いなところが、より良い関係性を育み、チームのフォーマンスを向上させるのだと思います。

改めて、自分たちが現地で学びインプットしたことをこのような形でアウトプットすることで、相手に様々なことを知ってもらうだけでなく、自分たちにとっても、また振り返ったり相手にどのように伝えたりするかで深い学びがあるなという、当たり前だけど大切なことだなあと思いました。

これからも、人間関係を大切にしながら、よく学び、行動し、高め合える西野ゼミであろうと思います。(末永)

東京研修 ~ グローバルフェスタ ~

こんにちは!西野ゼミ4期生の可児、髙橋です。
今回は10月2日、3日の東京研修のうち、2日のグローバルフェスタについて書かせていただきます。
グローバルフェスタとは国内のさまざまな国際協力のNGO団体や各国大使館、国際機関、企業などがそれぞれブースを出展し、活動の紹介を行う日本最大級の国際協力のイベントです。今年はお台場で開催されました。
西野ゼミの学生は9月のフィリピン研修でもお世話になった特定非営利活動法人ジーエルエム・インスティチュート(GLMi)の出展ブースを中心に、明治大学情報コミュニケーション学部高橋ゼミの皆さんと合流し、グループに分かれてグローバルフェスタを見学し、さまざまな団体のお話を聞かせて頂きました。また、グローバルフェスタには屋台も出店されており、世界各国の料理を味わうこともできます。見学の途中にグループで昼食を取りながらお互いの大学生活について共有したりもしました。さまざまな国際協力の形や他大学の学生がどのような勉強しているのかなどを知ることができ、とても充実した時間となりました。
様々な出展ブースのなかで、私たちのグループは企業の出展しているブースを主に見学しました。
BOPビジネスやソーシャルビジネスに興味があったこともあり、味の素さんの「KOKO plus(ココプラス)」など、途上国に対するビジネスをおこなっている有名な企業のブースを見学できたことは大変勉強になりました。
また、関西ペイントさんのビジネスについて新たな発見があったことも実りの1つです。このブースでは、漆を使ったオリジナルの塗料について丁寧にお話していただきました。漆の塗料には、蚊を寄せ付けない効果や、ウイルスを跳ね返す効果があるそうで、途上国における蚊の被害(マラリアやデング熱など)を防ぐことが可能になるということでした。
途上国だけでなく、日本でもインフルエンザなどのウイルス予防に効果があるそうです。
この塗料によって救われる命が増えるのだと思うと、感激するばかりでした。そして、このような途上国の抱える問題へのアプローチの仕方があるということに驚き、興味を持つことができました。
このように、今回、グローバルフェスタでたくさんの学びを得ることができたことは、改めて私たちの将来を考えるきっかけにもなりました。

グロフェス写真

プロフィール


西野桂子
国際協力、開発援助、評価 International Cooperation, Development Assistance, Evaluation

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