2011年11月

総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#9:分科会「夢と共に働く」「公務員とは」ほかのご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/22 総合政策学部の皆さんへ

 #1(教員)そして#2(システムエンジニア)#3(就活10年後)#4(営業)、#5(外資系)、#6(メーカー)、#7(社会人1年生)、#8(中小企業経営に総政で学んだことは活かせるのか!?」ほか)と続いて、“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内もそろそろ大詰めです。

  今回は3つの分科会「夢と共に働く」、「公務員とは」、そして「しごと、まなび、あそび」です。テーマにも、先輩の思いが色々とこもっているようですね。それでは、まず、「夢と共に働く」から。

 Mさん(6期生、古川/Greeneゼミ、A硝子、営業)は、「当日は、私の周りの面白い人脈リストをレジュメにして持って行くつもりです。在学時は、ベトナム農業開発省での国連プログラム、旧ユーゴの紛争難民支援、インドでのヨガ瞑想修行など、海外でのワークが多かった。29歳既婚、子ども2人」とお書きです。

  国連プログラムとい うのはUNITeS(国連学生ボランティア)のことです。そして、「学生の間にやっておいたら良いと思うこと」として、「①観光旅行じゃない海外滞在 ②お金はバイトせずに社会人に借りる ③インターンシップ的恋愛 ④仕事で使えるレベルの英語」をあげておられます。仕事で使えるレベルの英語、蘊蓄が深そうですね。

 そしてOさん( (13期生、小西ゼミ、  ㈱O教育出版勤務)は、「将来政治家になって国を良くしたい」・・・自分の夢を伝え、入社しました。相手の期待を上回る仕事をして驚かせられたかどうかを、毎日の自分との勝負にしています。仕事以外では、ラフター(笑い)ヨガリーダーとしての地域での活動や、京都の綜學社での学問研鑽などを大切にしています」とのことです。キーワードとして「①妄想力、②人脈とご縁の違い、③自己分析でなく自己確立」です。こちらも奥が深そうですね。     
        
 そして、次に紹介する分科会は「公務員って??」です。Aさん( (1期生、片寄ゼミ、A県勤務)は、銀行から県庁への転職組です。「大学時代はゼミで商店街振興や都市政策を学習。5年間の信託銀行勤めのあと、経験者採用試験にて兵庫県庁にUターン採用。県庁も8年目を迎え、民間とのギャップとか感じたことを話せればと思います」。そして、キーワードは「①民間から見ると ②この先安泰? ③政策立案に携われるか」。     

 一方、Mさん(13期生、室崎ゼミ、B県教育委員会)は、「のほほんと大学生活を過ごしていたら就職氷河期がやってきました。そんな寒々とした社会情勢のなかでの就活体験や仕事のこと等、みなさんといろいろお話してこれからの大学生活や就活のお役にたてればと思います」。13期生の方の就活はリーマンショック後の大変な時期でした。そのあたりもお話いただけると思います。

 これが最後に紹介する分科会ですが、「しごと あそび まなび」のチューターはAさんとKさんです。

 Aさん( 5期生、Rossゼミ;製品安全・マネジメント会社、営業)とKさん( 6期生、Ruddleゼミ、消防士) のメッセージは「 考えたり、感じていること、疑問や質問をざっくばらんに話し合う全方向の会話形式にしたいです」、そしてキーワードは「総政・休学・留学・就職・転職・公務員・外資系・総政結婚・旅行、など」です。

総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#8:分科会「中小企業経営に総政で学んだことは活かせるのか!?」ほかのご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/21 総合政策学部の皆さんへ

 #1(教員)そして#2(システムエンジニア)#3(就活10年後)#4(営業)、#5(外資系)、#6(メーカー)、#7(社会人1年生)に続いて、“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内です。

  その第8弾は「中小企業経営に総政で学んだことは活かせるのか!?、接客業、その他」としましょう。お一人ずつの分科会、それぞれ皆さんにお伝えしたいことがあるはずです。

 ということで、トップバッターは分科会「「中小企業経営に総政で学んだことは活かせるのか!?」のSさん(6期生久野ゼミ、 株式会社バーテック代表取締役社長)です。経営されている株式会社バーテック(http://www.burrtec.co.jp/)の事業内容は「工業用特殊ブラシ・衛生管理ブラシ及び防虫防鼠シールブラシの設計開発・製造・販売、設立:1962年、資本金:4500万円、社員数:18名」。

  要旨は「大学時代は、久野ゼミで環境経営を研究。卒業後父が経営する会社に入社し、27歳で事業継承し社長になりました。工業用ブラシというニッチで古い体質の業界の中にある会社を継ぐことになりましたが、事業継承を決意し、継承し、日々奮闘しているお話をさせて頂ければと思います。またその中で大学で学んだことがどのように活きているのか、意識しているのかを話します。(車座では、環境経営メインではなく、中小企業経営・事業継承という観点から話をしたいと思います。)」。

  キーワードは「中小企業、経営、事業継承、キャリア」。将来、家業を継いだり、自ら起業を目指す方は、是非お奨めですね。

 次は接客業ということで、Aさん(12期生、園田ゼミ、株式会社S)です。

  「学生時代は国際法を研究。USJでのアルバイトや教育実習、就職浪人を経て現在の会社に就職。就活の酸いも甘いも経験しましたが充実した学生生活を送りました」ということで、  キーワードは「①就職活動でアパレルを受けようと思っている。、②東京で働くって・・?、③学生時代はフットサルに打ち込みました」

 一方、Sさん(10期生、Greeneゼミ、外資系コンピュータ関連企業、営業)のテーマは「外資系IT新卒採用第一号というモルモットな環境で早3年」と、いかにもクールですね

  「「石を投げれば中途に当たる」会社で脳みそを溶かしながら、営業の本質である「人を動かす」、「意識を変える」事に手応えを感じつつある今日この頃。同時に、天井が見えた会社に長居は無用と転職もそろそろ検討開始。好きな言葉は「やってみなはれ」、「斜に構えろ」。こんな話なら出来ます→面接、IT業界、外資、営業、転職、結婚/離婚、お酒、北新地グルメ情報

   【アジェンダ】 として「①今のお仕事 ②プライベートな話をちょこっと ③今後の展望 ④フリートピック」をあげられています。   

 そして最後に    Aさん(11期生Greeneゼミ、Tクリエイティブアーツ)は、「夢をかなえる生き方」として、テーマは「 人を幸せにする★をモットーに生きています。」

   「学生時代:University of the Pacificへ交換留学(1年)、中高英語教員免許取得、ゼミでのプレゼンなど盛りだくさんな4年間でした。社会人になって: Aflacへ全国型総合職で入社、保険会社の花形と言われる支払い担当部門を経て1年半で転職し現職へ。宝塚歌劇に関する映像制作(DVDやCS番組)のアシスタントプロデューサーとして下積みの日々を送っています」とお書きです。

 そのキーワードは「大企業と中小企業、外資系と内資系、伝統と革新、留学、転職、ワークライフバランス、好きな事をして食べていく、映像プロデューサーの仕事、保険会社の仕事、ライフプランニング等 」

   こうしてみると、卒業生の皆さんはあらためて、多士済々ですね。

総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#7:分科会「社会人1年生として」のご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/19 総合政策学部の皆さんへ

 #1(教員)そして#2(システムエンジニア)#3(就活10年後)#4(営業)、#5(外資系)、#6(メーカー)に続いて、“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内です。その第7弾は、「社会人1年生」、半年前は学生だった先輩が、社会人にどのように変身しているのか、そのあたりは、これから就活をめざす人たちに有益なヒントになるかもしれません。

 ということで、最初は、Tさん(13期生、鎌田ゼミ、大手新聞社系ニュース配信会社、記者(速報))です。テーマは「 インターネット速報の現場

  要旨は現在は企業取材の担当で、電子版やテレコンなどに速報ニュースを配信しています。東京証券取引所・各記者会見・東京の本社を転々としながら、業績記事や企業ニュース、新製品の記事を執筆する日々です。まだまだ怒られてばっかりですが・・1年目なので学生に近い目線から、速報の現場の面白さや刺激的な雰囲気を、少しでもシェアできればと思います」です。そして、  キーワードは「①新聞記者との違い。②ニュースと独自性。③1日のスケジュール など、何でもどうぞ。  」。   
       
 次にOさん(13期生、Sawyarゼミ、T薬品工業、MR)です。テーマは「社会に出るとは?」、そして要旨は、

 ①MR(医薬情報担当者)に興味のある方
 (接待があるの?専門知識がなくても大丈夫?高い専門知識に特化した仕事に関心があればぜひ。)  
②メーカーで就活を進めたい方
 (就職活動って何をすればいいの?特に僕はメーカーを中心にうけていました) 
③年の離れた先輩と話すのが少し勇気がいるという方
 (僕は社会人1年目です。関学の中学部、高等部でサッカーをやっていて、大学時代はフットサルサークル『L.E.A.F』やサッカーサークル『フェルナンド』で活躍?!。
 ずっと関西に住んでいたのに配属は埼玉。東京以外の関東は意外に田舎です。後輩の皆さんに会えるのを楽しみにしています。」

 そしてKさん(13期生福田ゼミ、食品メーカー、営業)で、テーマは「社会人1年目の今だから言えること。」

  要旨は「学生時代は福田ゼミでブランド戦略やマーケティングを研究。フットサルサークルLEAFや、関学よさこい連炎流、ゼミ付き等を行うSCSに所属。後輩の皆さんに会えるのを楽しみにしています。
 約2カ月間の研修を終え6月から福岡に配属。総合職営業はガツガツしているイメージを持たれがちですが、実はそうでもないんです。こんな私でも営業になれるんだという話を含め、学生目線からリアリティのある話が出来たらと思います。

 キーワードは「①食品メーカー、乳製品、飲料に関心のある方
 (赤いパッケージの牛乳をはじめ、チーズ、ヨーグルト、ジュースなど取り扱っている商品は様々)
②就職活動に関心のある方
 (企画広報の仕事がしたくて、マスコミ、TV業界を中心に就職活動に取組む。就職氷河期の中、失敗を繰り返しながら約80社の会社を受け、今の会社に就職)
③食品メーカーの営業=企画的要素もたくさん!
 (売れる「きっかけ」をつくる営業ウーマンになるべく奮闘中。新商品プレゼンや展示会、店舗の売場づくり等々...営業といっても企画の要素が沢山あることに気付きました。)

 最後に、同窓会HPはhttp://member.kwangaku.net/kgspsalumni/、同Facebookはhttp://www.facebook.com/kgsouseidousoukaiです。

総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#6:分科会「メーカーで働く」のご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/19 総合政策学部の皆さんへ

 #1(教員)そして#2(システムエンジニア)#3(就活10年後)#4(営業)、#5(外資系)に続いて、“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内です。その第6弾は、関学の就職先の王道の一つ、「メーカー」です。分科会は10ですが、でも、皆さん、メーカーというと、どんなイメージを持っています? なかなかぴんとこないですね。それでは、先輩の皆さんのお言葉です。

 まず、Kさん( 6期生陣内ゼミ、H京阪勤務、事務職)で、テーマは「営業、技術サ、ービスの監視」ということです。

  その要旨は、「①他人から嫌われる仕事。②総合政策学部卒業後進学。③大学院修了後、外資系企業に3年で在籍し退職(2006.4~2009.3)、翌日から1年間、日系で従業員規模50名程度の市場調査の企業に入社するが、生理的に受け付けず1年で退職(2009.4~2010.3) 現職は2010.11に入社。④KGには3~4年だけ在籍しました。ゼミはほとんど行っていません。勉強面ではまともにアドバイスできません」とのことです。なかなかクールですね。

 次はKさん  (10期生今井ゼミ、大手衛生陶器・住宅設備機器メーカー、販売促進)で、テーマは「色々な仕事のある会社で働く」です。

  「大学時代はリサフェや宝塚のまちづくり活動等に参加。特に業種を絞らず就活し、本社に新卒入社。1年目はトイレの販売推進、2~4年目は医療機器(新規事業)の販売推進を担当」 。キーワードは「①社内の色々な仕事紹介 ②異動の経験から ③総政でやっててよかったこと」です。 
        
 そしてNさん (12期生角野ゼミ、F電工、生産管理)は「大学時代は角野ゼミで鉄人広場の訪問者の特性を研究。2011年3月に卒業し、現在社会人7カ月目。テーマに沿った内容でも、沿わない内容でもなんでも質問してかまいません。来年就職する4回生も、就活が不安な2、3回生も、もちろん1回生も、是非足を運んで下さい」ということで、キーワードは「①生産管理とは? ②働くとは? ③その他」です。

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総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#5:分科会「外資系企業とは」のご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/18 総合政策学部の皆さんへ

 #1(教員)そして#2(システムエンジニア)#3(就活10年後)#4(営業)に続いて、“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内です。その第5弾は、皆さんもきっと関心があるはず、「外資系」です。ということで分科会11をご紹介しましょう。

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 皆さん、「外資系」にいろんなイメージをお持ちでしょう。能力主義転職ヘッド・ハンティング年俸制、etc.。でも、本当のところはどんなものか? 以下のお二人が皆さんの疑問にお答えします。

 Kさん  (3期生Greeneゼミ、大手生活用品メーカーでマーケティング) のテーマは「Design Your Life」です。

 その要旨は「就職など、自分の人生をどう設計したら良いか悩むことはないですか?最終的に皆さんの人生の目標を決めるのはもちろんご自身ですが、どう決めたら良いのか?、その方法論の一例を話したいと思います。まだ社会人になって10年目ですが、現時点ではっきり言えることは「”思い”がなければ、思い通りの人生には絶対にならない。」ということです。一緒に人生の目標について考えてみませんか?  」。

 キーワードは「外資系、就職活動、マーケティング、職種選択、面接、広告

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 そしてSさん  (10期生Greeneゼミ) 、同じ会社の10年後輩ですね。テーマはcareer/lifeをコントロールする」。

 要旨として、「私が社会に出てから学んだことは、①career/lifeは自分でコントロール出来る部分と出来ない部分がある。ただし、コントロール出来る部分は案外多い。 ②幸せの先延ばしは出来ないということ。現在、社会人4年目。神戸で働いています」とのことです。

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 ところで、実は、日産ルノーの傘下)、西友ウォルマートの傘下)等も外資系なんですね。こんなあたりにもグローバリズムの進展を見ることができます。就活していたら、「実は外資系だった」等ということさえあるかもしれません。

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総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#4:分科会「営業のお仕事」のご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/17 総合政策学部の皆さんへ

 #1(教員)そして#2(システムエンジニア)#3(就活10年後)に続いて、“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内です。その第4弾は、企業活動の王道の一つ「営業」にしましょう。分科会「営業のお仕事」です。それにしても、4人並ぶと、「営業」のイメージも様々であることが、おわかりになるでしょう。

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 まず、Hさん((7期生古川ゼミ;S精機製作所で技術営業)=世界的オンリーワン企業です)のテーマは「日本のものづくりを支える」です。

 要旨は「アパレル関連機械メーカーにCGシステムのオペレーターとして入社しユーザーサポートや展示会ナレーションを担当。入社3年目に営業部に異動。技術者視点で新規客先にCGシステムを販売しています。日本のものづくりを支えるCG技術について、アパレルや洋品雑貨、繊維関連企業などに興味のある方にアドバイスできます」。

 キーワードは「①生き残るためのものづくり ②働き続けられる女性営業とは」 です。この方の営業は、B to B (あるいはB2B;Business to business;製造機器メーカー → アパレルメーカー)ですね。それにしても、技術営業とは何か? 女性として働くには? ご関心がある方は是非、ご来場下さい。

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 次にYさん( (10期生Sawyarゼミ;某衛生用品大手メーカー、営業)のテーマは「NO.1であり続ける」です。

 要旨は「新卒にて入社、4年目。現在、岡山県内の地場企業を担当。当社は、ベビーオムツ生理用品・介護オムツなどのカテゴリーでナンバーワンのシェアをいただいています。一人の営業として、担当企業の売上拡大を実現させる為、また会社のナンバーワンブランドを維持させる為の戦略プロセス営業を紹介できればと思います」。

 そして、キーワードは「 ①男なのに、生理用品メーカー? ②.ゴールの先にあるものは。 ③塵も積もれば、自分も変わる」です。こちらも相手方が地場産業ということは、B to Bでしょうね。      

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 3人目はTさん (11期生鈴木實ゼミ、鉄鋼製品販売)ということで、いかにも堅実そうですね。テーマは「相談・質問なんでも」です。

 要旨は「新卒にて入社後、営業に就き現在3年目。就職活動のこと、仕事のこと、ざっくばらんに話ができれば良いなと思います。気になる事はなんでも聞いて貰って、少しでもこれからの活動に役立てて下さい!」。そのキーワードは「①鉄鋼商社という選択 ②不要?必要?商社の機能 ③社会に出てからのギャップ」です。 

 商社は総合商社と専門商社にわかれますが、後者の方ですね。学生の皆さんは大手の総合商社の名前しか知らないことが多いでしょうが、実は専門商社は堅実で、ちいさくともやりがいのある仕事かもしれません。この方もまたB to Bのようです。

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     4人目がKさん(11期生福田ゼミ) 、某外資系品メーカー(世界6大製薬メーカーの一つ)の営業、いわゆるMRです。皆さん、MRってご存じですか? 今年の私のゼミ生の一人が内定をいただいています。Wikipediaでは「医薬情報担当者」と訳されています。製薬会社と医療機関を結ぶ専門職的営業の世界です。

 さて、Kさんのテーマは文字通り「MR最前線!」です。要旨は「MR(Medical Representitive)は医薬情報担当者、すなわち医薬品の営業職です。病院のドクターを訪お問し医薬情報を提供することが主な仕事です。大学時代は福田ゼミで国際関係や知的財産分野を研究、サークル・教職・留学と大学生活満喫して社会人3年目です。営業職、外資系企業、メーカー、女性の仕事、など興味がある方、お待ちしています 」とのこと。

 知財、大事ですね。MRなどには必須の知識かもしれません。この方はB to C (あるはB2C;Business to consumer;製薬メーカー → 医療関係者=消費者)のようです。

 最後に、同窓会HPはhttp://member.kwangaku.net/kgspsalumni/、同Facebookはhttp://www.facebook.com/kgsouseidousoukaiです。

総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#3:就活10年後 分科会4のご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/15 総合政策学部の皆さんへ

 #1(教員)そして#2(システムエンジニア)に続いて、“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内です。その第4弾は「就活10年後」。意味が深そうですね。

 就活10年後、すでに転職された方も多く(チューター4名全員が転職経験者!)、たんなる“就活”を越えて、ご自分の人生を考えてみる! つまりキャリアプランニングということです。キャリアアドバイザー・コンサルティング関係の方が多く、皆さんの悩みに応えてくること間違いないでしょう。

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 Iさん(5期生、鎌田ゼミ;教育関係事務職)のテーマは「10年後をわくわく考えよう」です。その要旨は「鎌田ゼミ、SCS、卒業パーティ実行委員、エコハビタットにチャペル委員と、手当たり次第チャレンジした大学時代でした。充実した大学時代だったはずなのに、いざ進路選択になると、「私って何がやりたかったんだっけ・・」と迷路の中に入ってしまった私。

 もがきながらの就活で1社目は人材派遣の営業をしたが、自分が何をしたいか、明確なものがもてないまま、目の前の仕事に没頭する毎日でした。辛いこともあったけど、それから思いもよらない人や機会との出会いを経て、少しずつ自分のできる事、したい事が見えてきた10年後。

 就活生の時想像もついていなかった10年後ですが、自分と向き合い、世の中と向き合うことを繰り返した結果が今かなあ、と実感。皆さんとは、今だけの話ではなく10年後をわくわく考えるような話がしたいと思っています

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 続いてTさん(5期生、Greeneゼミ、現職は秘密[=開けてびっくり! ということのようですが]のテーマは「10年たった今だからわかる2,3のこと 」です。

 要旨ですが「卒業後、上京しユニリーバでマーケティングとして、何百万人ものターゲット消費者を相手に製品開発や広告制作、販売戦略策定などに従事した8年間の後、今春から目の前の1人と向き合う、ともすれば地味な仕事にキャリアチェンジし、関西へUターン。想像以上に周りから賛否両論がおきた私の決断。卒業するときには考えもしなかった今の仕事ですが、8年のキャリアを通じて自然とたどり着いたものでした。(随分悩みましたが…)就活セミナーでは話題にならない、違った視点でのキャリアディベロップメントについて、お話したいと思います」

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 そして、3人目はKさん(5期生渡部ゼミ、人材コンサルティング会社でキャリアアドバイザー)のテーマは「本当に「やりたい仕事」は、働いてみてから見えてくる!」 。

 そのKさんのプロフィールと要旨は「1979年10月生まれ(32歳)。浪人して関学の総合政策学部に入学。文学部志望だったため、学校がおもしろくないまま2年が過ぎたが、渡部律子先生に出会って、学ぶ楽しさを知る。夢中で研究に没頭し、就職活動をせずに卒業。第二新卒として就職活動をするも、リクナビに登録さえできないことに疑問を感じてリクルートに問い合わせのメールを送る。それをきっかけに面接の案内がきて、2003年7月に3年間の期間限定社員としてリクルート入社。高校生向けの進路情報誌を配布促進する部署でキャリア教育と出会い、「キャリア」という領域に一生携わることを決意。

 契約期間満了後は、リクルートHRマーケティングに正社員として転籍。リクナビやリクナビNEXTなどの新卒・中途採用の総合提案営業に携わる。2年半営業を経験したのち、キャリア教育に携わりたいと思い、株式会社キッズシティージャパンに入社し、キッザニア甲子園にて、学校法人営業とアクティビティ企画に携わる。

 現在は、リクルート時代の上司・同僚と人材コンサルティング会社を創業メンバーとして「会社づくり」に携わりながら、キャリアアドバイザーとして転職者支援を行っています」とのことです。

 話のポイントは「仕事なんて、どんなに企業研究したり自己分析しても働いてみないとわからない。なぜなら、 「仕事している自分」の価値観は学生の間ではわからないから。仕事してみて初めて、自分のやりがいを感じたり、好きな領域を見つけることも多々あります。新卒で入社した会社の仕事がすべてではなくて、目の前の仕事を一生懸命やっていて、チャンスと出会いを見逃さないスタンスさえあれば、おのずと「やりたいこと」への道がクリアになってくると思います

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 そして、最後はAさん(6期生、Greeneゼミ、現在はイラストレーターの卵として、セツモードセミナーで学生中) です。

 要旨は「大手電機メーカーで海外営業、カレンダーメーカーでデザインディレクターを経て現在東京でセツモードセミナーに通いながらイラストの勉強中。美大じゃなくてもいつでも根気と環境を整える力があればなんにでもなれるはず 」   

 皆さん、話はディープになりそうですね。

 なお、同窓会HPはhttp://member.kwangaku.net/kgspsalumni/、同Facebookはhttp://www.facebook.com/kgsouseidousoukaiです。

総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#2:システム・エンジニアとは何か? 分科会5のご紹介(11月26日午後開催)

2011 11/13 総合政策学部の皆さんへ

 #1に続いて、今月25日・26日に開催の総合政策学部恒例のリサーチ・フェア2011の2日目、26日午後に卒業生(総合政策学部同窓会員)の皆さんが、在校生の方々に自分の仕事や就活を語る“総合政策学部同窓会OBG車座企画”の分科会のご案内です。その第2弾は分科会5に飛んで、“システム・エンジニア(いわゆるSE)”です。

 総合政策学部同窓会のHPのURLはhttp://member.kwangaku.net/kgspsalumni/、同窓会のFacebookはhttp://www.facebook.com/kgsouseidousoukaiです。

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  と言っても、「システム・エンジニアって何?」と、とまどう方も多いと思いますが、実は、これで結構就職される方は多い(2011年の総合政策学部卒業生の8.3%が情報系への就職で、その中にはSE職も多いはず)。そのあたりも含めて、是非、皆さんにご紹介したいと思います。とりあえずは、例によってWikipdiaを参照してみましょう。

 「システムエンジニア(SE)とは、日本の情報システム分野におけるコンピュータ技術者の分類の1つである。情報システムの要件定義、設計、開発、運用などや、それらを統括管理するプロジェクトマネジメントなどに従事する者をこう呼ぶことが多い。主に上流工程(要件の整理や見積もりなど)を中心とする事が多く、プログラマやハードウェアの保守を行うカスタマーエンジニアなどとは区別される」。

 うーーん、専門分野の方には一読瞭然なのでありましょうが、(私も含めて)門外漢にはわかりにくい。そこで、皆さんにシステム・エンジニアのお仕事を語りましょう、というのが、この分科会「SEとして働くとは? 」です。

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 当日のチューターはまずKさん(1期生、片寄ゼミ)で、テーマは「社会基盤としてのシステム、それを担う仕事」ということで、内容は「大学時代は「ほんまちラボ」でまちづくりを研究・実践。就職活動を通して、問題発見・解決手段としてのSI(システム構築)に興味を持ち、I社に入社。銀行向けSIのプロジェクト・マネージャ兼インフラ系SEとして10年働く。プライベートでは2児の父親」。

 そのキーワードは「①SE(システム・エンジニア)とは? ②プロジェクト・マネージャとは? ③総合政策で学んだことは役立つか? ④仕事と家庭と趣味の両立」とのことです。

 もうお一人は、   Yさん(2期生片寄ゼミ、Aシステムズ勤務)です。内容は「学生時代はゼミは片寄ゼミでまちづくりを研究し、交流会のスタッフやSA(今のSCS)、学生新聞づくり、など充実した学生生活を送るも、どうも就職活動がうまくいかず、どうにか東京のシステム会社に入社。「企業の基幹システムの構築」などというそれまで聞いたこともない分野の仕事に携わることになる。6年間の東京生活の後、今の名古屋の会社に転職」。

 そして「学生時代には想像もつかなかった自分の姿に戸惑ったり、意外と勤められている自分に驚いたり。そんな経験から皆さんにアドバイスできればと思っています」、キーワードは「①「企業向けシステムを作る」という仕事 ②エンジニア?コンサルタント? ③志望した業界でない会社に就職したとき 」ということです。

 お二人とも、学生時代は「まちづくり」、つまり現在の都市政策学科に近い卒業研究でしたが、それが一転、システムエンジニアになられた。その経験を皆さんにお伝えしたいということで、 在学生の皆さんにはとても参考になりそうですね。 システムエンジニアと言えば、メディア情報学科を連想しがちですが、他学科の方にも十分興味深いお話になるかと思います。

総合政策学部同窓会OBG車座企画シリーズ#1:教職を目指す方々には、是非、分科会1「教育」へ(11月26日午後開催)

2011 11/12 総合政策学部の皆さんへ

 今月25日・26日に総合政策学部恒例のリサーチ・フェア2011が開催されますが、26日午後には卒業生(総合政策学部同窓会員)の皆さんが、在校生の方々に自分の仕事や就活を語る“総合政策学部同窓会OBG車座企画”が予定されています。参加される卒業生の方々から要旨をいただきましたので、これから何回かに分けて、在校生に方々に案内したいと思います。

  同時に、皆さん方も卒業後に入られる同窓会についても説明して、皆さんのキャリアアップの一助にしていきたいと思います(いわずもがなのことですが、「先輩がまったくのボランティアで後輩に仕事について語りに来る」、こんな学部は関学でただ一つ、全国でもほとんどないでしょう、是非、この機会を利用して下さい;なお、総合政策学部同窓会のHPのURLはhttp://member.kwangaku.net/kgspsalumni/、同窓会のFacebookはhttp://www.facebook.com/kgsouseidousoukaiです)。ということで、まず、ご紹介するのは教職を目指す方々へ、「教育」です 

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 ところで、私は、総合政策学部に赴任する1996年まで、ある国立大学の教育学部(正確には学校教育学部)で教えていました。その頃は、教員は就職不況でした。そのわけは、実は教員の年齢構成(ヒューマンエコロジー入門で教えるところの人口学的要素)にありました。

 いわゆる団塊の世代の先生方が多数在籍している上に(、児童数が減少したため(いわゆる“少子化”)、新任の先生の採用数が絞られました(その結果、先生方の“高齢化”が進みます)。教育学部を出ても、各県・政令指定都市等の教員採用試験に合格できない、あるいは合格的できても、臨時採用しかないという事態がつづきました。それでも、バブルが続いていた1990年代初頭はいわゆる「民間」=企業に流れることになりましたが、バブルがはじけるとそれもなくなる。つまり、教育学部冬の時代というわけです。

 そして、今、団塊の世代(1947~1949年生まれ)の方々が、今度は大量に退職されて、大都市圏は教員不足が出来する(つまり、日本の少子高齢化の社会を、ある意味先取りしつつある!)。こうした様子を見ていると、教員を目指すには、通常の就活とは違う覚悟がいるはず。教員に興味がある方々は、是非、この“業界”の実態を知るためにも、OBG車座企画へ、と思う次第です。

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 そんな前書きはどうでもよいので、本題に入りましょう。今年は現役教員の方々3名ですが、どなたも在学中からよくご存じの方です(2名の方はリサーチ・フェア学生実行委員でもありました)。Kさん(久野ゼミ出身)は中学教員、Yさん(中條ゼミ出身)は中学・高校の一貫制の教員、そしてTさん(今井ゼミ出身)は高校教員です(数学の教員です。総政でも、理系の教員に成ろうと思えば、できないわけではない)。

 すでに学生用掲示コーナーなどに置いておいた要旨集の抜粋をご覧に成ればよいのですが、KさんとYさんは共通テーマとして「   教員の仕事とは?」、その要旨は「実際の教員の仕事とはどのようなものかについて、包み隠さず話をしたいと思っています。教員志望の人、是非実際の教員の仕事について、色々聞いて下さい!」 です。 

 そして、Tさんのテーマは「総政→教員はアリ? 」。要旨として「 現在は、大自然豊かな八ヶ岳南麓の公立高校で高校3年生の担任をしています。受験まっただ中です。大学在学中は、外来種問題(あらいぐま)について研究していました。普通に就活をして、教職や実習や教育インターンを経験しました。総政での学びや経験が教育現場でどう生かされるのか、みなさんとお話しできたらと思っています」   

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 最後に、教職を目指す方々には、是非、このOBG車座企画へ、来ていただくと同時に、総合政策学部編KGリブレットNo.27『卒業生が語る総合政策』  の第6章「高校教諭という仕事-見方が変わると総政への捉え方も変わる」(三宅武志さん×渡部律子先生)をお読み下さい(関西学院大学出版会のURLはhttp://www.kwansei.ac.jp/press/)。

 それでは、#1をひとまず終えることにしましょう。

エンディング・シーンについて:映画その他を紹介しましょう番外編

2011 11/11 総合政策学部の皆さんへ

 今回のテーマは映画のエンディングです。というのも、先日、ダンカン・ジョーンズ監督の新作『ミッション: 8ミニッツ』を観て、エンディングまではすごく感心していたのに、「最後のシーンさえなければ」と言わざるをえないからです。

 ネタばれを避けたいのでストーリーは伏せますが、最後のシーンの手前で終わってさえくれれば、『カサンドラ・クロス』と『ジョニーは戦場に行った』と『インセプション』と『メメント』等をどことなく連想させながら、斬新な映像を展開するこの(デヴィッド・ボウイの息子の)作品を文句なしの傑作と言いたい、というあたりでとどめましょう・・・これが、今回の話のきっかけです。

 それにしても、皆さんも是非、この作品を観て下さい。国家とか、戦争とか、人権とか、その他もろもろの色んな事を考えさせてくれながら、スピーディなストーリーと映像で十分に楽しめます。主人公役のジェイク・ジレンホールもなかなかです(私の勝手な連想だと、ジャン=ユーグ・アングラードを初めて観た時を想起しました)。

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 さて、映画のエンディングを(一般大衆向けに)文字通りハッピー・エンドで終わらせるか、それとも・・・・・という点で、古来、映画会社、プロデューサー、映画監督、脚本家の間でよく争いが起きます。

 有名な例では、アメリカの破滅派SF作家フィリップ・K・ディックの傑作『アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?』を原作としながら、映画監督リドリー・スコットによってハリウッド映画にしたてられた『ブレードランナー』は、リサーチ試写版、初期劇場公開版(私が観たもの)、インターナショナル・バージョン、ディレクターズ・カット版、そしてファイナル・カット版と5バージョンもあります。とくに初期劇場公開版では、「リサーチ試写版で不評だった点を改善し、一般受けを良くしようと」として、「ンディングのハッピーエンド化」を行った結果、ハリウッド映画の大衆迎合的ご都合主義に仰天させられます。

 Wikipediaによれば、「生前のディックはどの版の脚本も気に入らなかった。映画が最終的に撮影に入ってからも、ディックはどういう映画になるのかを気にしていた。・・・しかし2019年のロサンゼルスを描いた特殊撮影のシーケンスを見たディックは、「私が想像していた通りだ!」と驚いたという。ところがリドリー・スコットは原作を全く読んでいなかった。その後ディックはスコットと映画のテーマについて話し合った。彼らの視点は全く異なっていたが、ディックはこの映画を完全に支持するようになった」とのことです。

 もっとも、ディックのことですから、どれが本当かわからない、というべきでありましょう(ディックは映画『トータル・リコール』の原作『追憶売ります(We Can Remember It for You Wholesale)』の原作者でもあります)。

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 同様にエンディングにいくつかのバージョンがあったり、あるいはどう締めくくるかで意見の衝突をみた映画としては、例えばタランティーノの原案脚本を大幅変更した(その結果、タランティーノが激怒したという)オリバー・ストーン監督の『ナチュラル・ボーン・キラーズ』(DVDには「もう一つのエンディング」がついています)、あるいは映画会社が無理やり作らせたハッピーエンド版と、悲惨な結末のオリジナル版があるテリー・ギリアム監督の『未来世紀ブラジル』(私が観たのは、幸いにも、ひたすら暗いオリジナル版)等があげられるでしょう。

 クラッシックな映画で有名なのは、何といっても、ヒトラーの出現までも予言した(というのは、ちょっと言い過ぎの感もありますが)と言われるドイツ表現主義映画の傑作『カリガリ博士』です(1920年制作、もちろん、無声映画)。

 この映画の結末は、「ストーリーの語り手は妄想患者で、大量殺人鬼と告発されてきた精神病院の院長(=カリガリ博士)は無実なんですよ」という大どんでん返しでした。これはこれで、当時として活気的な映画文法というべきなのですが、Wikipediaでは、

 「当初、脚本家のハンス・ヤノヴィッツ、カール・マイヤーが描いていた脚本では、犯罪描写は、もっと過激で猟奇色の強い物で、結末は、カリガリ博士と眠り男チェザーレが、一連の殺人事件に関与していたことが明確になり、博士が断罪される形で終わる物だったという。ヤノヴィッツとマイヤーは、本来の脚本はもっと社会性の強い物であったが、プロデューサーの不当な圧力により改作され、完全に骨抜きにされてしまった、元の脚本通りに作られていればもっといい作品になったはずだ、と後に主張している。脚本の改稿を行ったのは、フリッツ・ラングだが(クレジットはされていない)、ラングは、ヤノヴィッツとマイヤーの主張に対して、元の脚本は、素人っぽさが目立つ、政治的主張が全面に出た青臭い物で、二、三面白いアイデアはあったが、そのまま使えるような水準の物ではなかったと反論している。また、改稿は、プロデューサーの圧力による物ではなく、自分の判断で行ったとも語っている

と、これまた黒澤明の『羅生門』のごとく、誰の証言が真実なのかわからない、という楽しい世界です。

 なお、 『カリガリ博士』の映像を、著作権失効のため、パブリックドメインとして公開しているサイトがあります(http://www.alz.jp/221b/archives/000674.html)。

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 その一方で、エンディングについて様々に受け取ることができ、解釈は観客にゆだねられる映画があるのも、また一興というべきでしょう。その代表は何といっても、先にも触れた『インセプション』でしょうね。果たして主人公コブは、無事に夢の世界から脱出、現実に戻って、自分の子供たちに会えたのか? 映画のエンディングで揺れるコマのごとく、観客の心も永遠に振り子のようにさ迷います。

 もっとも、観客の“深読み”が過ぎる例では、例えば、西部劇の傑作『シェーン』で決闘に勝利し、その場から去りゆく主人公シェーンについて、「この時の馬上のシェーンは実はすでに死んでいる」という解釈がある等、映画の話題はつきません。

 そうかと思えば、エンディングについて毀誉褒貶が続く映画もあります。その筆頭は、これまたドイツ表現主義映画の傑作、さきほどもちらりと名前がでたフリッツ・ラング監督の映画『メトロポリス』です。

 主演のブリギッテ・ヘルムが、映画史上究極のクール・ビューティ(なにしろアンドロイドなのですから)を発揮するこの映画は、結末まで(今日でも)斬新な映像と、意表を突くストーリー展開で観客を引きずります。Wikipedia では、

 「製作時から100年後のディストピア未来都市を描いたこの映画は、以降多数のSF作品に多大な影響を与え、世界初のSF映画とされる『月世界旅行』が示した「映画におけるサイエンス・フィクション」の可能性を飛躍的に向上させたSF映画黎明期の傑作

 とまでたたえられます。

 しかし、そのエンディングは、資本家と労働者の和解といういかにもとってつけたようなもので、現在にいたるも意見が分かれています。なお、私は、オリジナル版と後世のジョルジオ・モルダー版を見ましたが、前者を初めて観た時、エンディングに唖然としてしまいました(なお、権力獲得前のヒトラーが、[ラングがユダヤ系であるにも関わらず]この映画がお気に入りだったという話でも知られています)。

プロフィール


高畑由起夫
◆研究分野:生態学、自然人類学、霊長類学 ◆研究内容:主な研究対象はニホンザルやチンパンジー、ワオキツネザル等ですが、潮間帯の巻貝類や水生昆虫、カラス等も調べたことがあります。霊長類学の視点で、近縁...